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ICU合格体験記&対策②『海外大進学レベル』?英語リーディング

前回に引き続き、わたしが実際にやっていたICUの受験対策を残しておきます。
今回は英語リーディング編!
個人的にめちゃめちゃ力を入れていた科目なので少し長いですがお付き合い下さい🙇‍♀️


まえがき

やっぱりICUといえば英語!みたいなイメージありませんか、、?
実際、入学後にバイリンガル教育があるように、帰国子女のみならず多国籍の学生が集まることで有名な大学なので、英語は大事です。

(某塾のICU分析を見た時、英語に関しては『最難関』『海外大学進学レベル』みたいな言葉があって唖然としたのを覚えています。笑)

わたしは高2の夏時点では英語の偏差値が43しかなくて。
でも、どうしてもICU行きたかったんです、笑。
部活のこともあって実際に受験勉強を始めたのは高2の12月でした。

この記事では、14ヶ月、何をしてたのか?を書いて行けたらと思っています!

英語ができなくても、苦手でも、諦めないで!!ってことをお伝え出来たら嬉しいです。

試験形式(リーディング)

リーディングの試験は60分。リスニングと続けて行われ、リスニングとリーディングで合計90点です(配点は非公表、中央値補正有り)。

大問構成としては、
PART1… 800wordsちょいの文章読解 8問×3テキスト(=24問)
PART2…600words程度の文章の空欄補充(=12問)
の計36問、というのが近年の傾向で、いずれも四択問題、マーク式です。

文章の内容はいずれもアカデミックなもので、典型的な論文形式。筆者の体感的には、TOEFLiBTの設問形式に似ています。

対策なにしてた?

通っていた塾について

高二の12月までは高校の英語の授業のみ、12月からは栄光会という塾の英語を週1で受けていました。

塾が無い日は、勉強計画通りに参考書を使って勉強してました。


使ってた参考書について

ここからは実際に使っていた参考書と、使用してた時期を書いてみます。
*あくまで筆者の経験です
**筆者はとてもとても要領が悪いです、笑

《英単語》
・シス単…高2の12月〜入試直前
・TOEFLテスト英単語超必須3500…高3の12月〜入試直前

《英熟語》
・解体英熟語…高2の12月〜入試直前
・全解説頻出英熟語1000…高3の11月〜入試直前

《英文法》
・文法語法1000…高2の12月〜入試直前

《長文問題集》
・塾で指定された市販の長文問題集 9冊…高2の12月〜高3の10月
・TOEFL ibt リーディング対策の問題集 3冊…高3の7月〜入試直前
・早慶の過去問(時々気分転換に)… 高3の12月〜1月

+塾の毎週の課題(構文解釈など)… 高2の12月〜高3の10月

ざっとこんな感じです!
こう見ると、長文結構解いてたな、、って感じですね。

必要な力って?

筆者の個人的な考えも大きく含みますが、、
筆者がどう考えながら勉強していたかを書いてみます。

ICUのリーディングは、右から左に1回目を通すだけで内容を読み取る力がとても大事だと思います。

なぜかと言うと。
ここまでの私の文章を、多くの人は左から右に一発で目を通して、なんとなく意味をつかんで読み進めてきてくださっていると思います。
勿論、一字一句見落としてないことはないでしょう。ただ意味は取れているはずです。
これを『読む』という行為とするならば、
英語で『読む』ことができるか?というのがICUが入試で問いたい力なのでは、、と筆者は思っています。

英語で開講される授業は勿論、テキストは英語だろうし、入学後英語の論文を読むとなれば、、絶対的に必要な力だからです。

しかし、和文英訳を求められている訳では無いので、文章の意味を掴めれば良いわけです。

『読む』ためには、とりあえず時間内にすべての英文に目を通さなくてはならないですから、精読力<速読力です

とはいえ、最初から速度を意識しすぎて内容が読み取れていなかったら設問が解けず、意味がなくなってしまいます。

わたしは高3の夏休みあたりまでは内容を正確に読み取る方に力を注いで(つまり時間はあまり気にしない)、夏あたりからTOEFLの問題でスピード感をつけていく感じ(スピードと精読の両立)で長文問題をこなしていました。

加えて、過去に解いた長文問題集の文章を、左から右に1発で意味を取れるように再度読み直したり、洋書を購入して学校の休み時間に読書したりしていました。

おすすめは、1文ずつ頭の中で訳さないこと
だからといって英文をなぞるだけにならないように。

日本語のように英語を読む】が目標だと思って工夫してみてください!

何故TOEFL?

先程、高3夏頃からTOEFLの問題集を使っていたと書いたのですが、なぜTOEFLの問題を解いていたかというと。
問題形式や解答時間がPART1の設問とそっくりなんです。

文章自体がアカデミックな内容であったり、選択肢の内容(パラグラフからinferできることやauthorの考えに最も近いもの、語句の言い換えを選ばせる)であったり。
時間はTOEFLの方が少しタイトで、筆者は10題を12分で解いていました(本番の試験は8題を15分でもいけます)。

実はTOEFLの方が出現する単語は難しいものが多く、中にはそんなの知らなくていいよ😅みたいなのも出てきますが、そういうものは大抵文の流れから推測できるものなので、知らない単語に出会った時に意味を推測する力をつけることができる、と言っても過言では無いかもしれません(筆者の体感的に、早稲田の国際教養学部の過去問で活かせそう)。


過去問はいつから?どれくらい解いた?併願校は?


ICUの過去問は夏ごろに一度目を通して形式の確認をしたのち、11月になってから解き始めました。

とはいえ赤本だとせいぜい5年分しか手に入らなかったので、オンレクというサイトに登録して、30年分程度の過去問をゲットしてました。
詳しくは下の記事で。

11〜12月上旬は週2~3くらい、12月下旬〜前日まではほぼ毎日過去問に触れていました。
結果的に1988〜2023年の36年分解きました。
とはいえ、筆者の場合は併願校をほとんど考えていなかったため出来たことだったと自覚しています。

膨大な過去問を解いたという経験自体は、本番直前には自信に繋がったので、その点では良かったです!

しかし、過去問をたくさん解いたから大きく点数が伸びる、という感じではなく、完全にスピード感や問題の傾向、捨て問の見分け方を叩き込むための演習でした。
つまり、英語力をつけるために別の教材を使っていたということです。筆者の場合は、早稲田や慶應の過去問をつまみ食いしたり、TOEFLリーディング対策テキストを並行して使っていました。

試験直前は何してた?

過去問をほぼ毎日解いていたのですが、じつは直前1週間になって成績が下がりまくってしまって、笑。
行けた!って思っても、5割〜6割しか取れていなかったりで、完全に自信を無くしてました。

そして、このまま試験会場に行くのはやばいなと思って、塾の先生に励ましの言葉を頂きつつ、既に解いた過去問の読み直し・解き直しにシフトしました。
もちろん毎日新しい年度の問題を解きつつ、だったので、一日に2〜4年分の過去問に触れていたことになります笑。よくやってたな、、って感じでしたがとにかく必死でした。

試験前日にはなんとか調子が戻って、これが偶然ではありませんように、、と思いながら、2023年度の過去問の文章を縮小コピーして、カバンに入れて、早めに寝ました。

試験当日は、行きの電車でBBCのニュース記事を読んで、英語にちょっと頭を慣らす。何にせよ英語の試験は昼休み明けなので、リーディングは放置。

次に英文を開いたのは、午後昼休み終わり5分前くらいでした。
昨夜印刷した去年の過去問の文章を速読して、ぎりぎりまで時間を使って頭を英語モードにしました
参考書を閉まってください、という指示が明確に出るので、逆に言えばそれまでは見てられる!と思って安心して読んでました。
試験自体はリスニングからですが、リスニングでもめちゃめちゃ速読は使うので、、結果的にこの方法は上手くいったなーという感じです!

最後に

だいぶアツくなってしまいました、、笑
やっとこさ書くことが出来て良かったです。

英語は“伸びてる感”を感じづらくて、いくら勉強していても不安になるかもしれません。
でも、個人的には、ゴールを的確に定めれば、安心して近道を進めるのではないか、と思います!

全科目に言えることかもしれませんが、解けないなとか点数が伸びないなと思った時、自分に足りない力を分析してみてください。
単語やイディオムの知識は十分か、構文は取れているのか、精読できているか、時間配分はあっているか、速読して内容を取ることができているか、など。
そして、出来ていないことが見つかったら、それを克服するためにどうするかを見定めて(或いは信頼出来る教師に相談して)実践する。
そうやってこつこつ詰めていけば、確実に強くなれる科目だと思います!

偉そうに語ってしまいましたが、
純ジャパだから、英弱だから、、』でICUを諦めて欲しくないです!

どうか皆さんの少しでも役に立てていたら幸いです。

ありがとうございました!

*不明点、質問等あればコメントまたは qqkaren6@gmail.com までお願いします🙇‍♀️

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