推しがバズった?推しをバズらせた?
昨日Tiktokに投稿した推しカメラがバズりました。
というか今も現在進行形でバズっています。
ららぽーと豊洲でのリリースイベントにて、登場曲として使用したPSYの『That That』のダンス動画(愛来推しカメラ)です。
この記事を書いてる時点で150万回再生。
投稿からまだ一日ちょっとしか経ってないのにすごい数です。
愛来本人もインスタで言及してくれて、拡散を後押ししてくれました。めちゃくちゃ嬉しい。
そもそもの話。
私の推し、女性アイドルグループ「AMEFURASSHI」は去年くらいから、「リリイベで撮影OKタイムを設けて撮ってもらった動画や写真でバズを狙う」という施策をやってきました。
実際、去年のららぽーと豊洲リリイベで撮られた「奇跡の一枚の再来」写真や「MICHIの愛来推しカメラ」動画がバズって、ガルアワのランウェイを歩くまでに至りました。
施策は成功したのです。
とはいえ、「バズった後」はそう順調ではなく、ライブの動員がドカンと増えるとか、そういうことはありませんでした。
SNSでバズった後に「リアルの現場に来てもらう」までに至るのは、なかなかハードルが高いようです。
いや、ガルアワの仕事に繋がったのは十分すぎるくらい大きな成果ですが。バズって万事オッケー、とまではいかなかった。
その後もAMEFURASSHIはワンマンライブで撮可の機会を設けたり、カバー曲をがっつり撮影してみたりと「SNSでバズる」施策は継続してきました。
オタクも回を重ねるごとに、カメラを買ってみたり、レンズや機材を買い足してみたり、推しカメラの作り方を研究したり……
アイドルと運営とオタク、一丸となって「推しをSNSでバズらせる」「撮可の写真/映像からAMEFURASSHIに興味を持ってもらう」を目指してやってきました。
そして。
今年もリリイベの季節がやって参りました。
3月31日からスタートしたミニアルバム「Coffee」リリイベ。
(あ、ここに書いていることは撮可とTiktok投稿についてフォーカスを当てて書いているので、ここに書いていることがアメフラのリリイベの全てではないという点は誤解しないでほしいです)
私は4月22日がリリイベ最初の参加でした。
22日渋谷で制服衣装。
23日お台場野外でデニム衣装。
偶然にも両日最前を引き当て、たくさん推しカメラを撮りました✌️
その後は毎日、平日の夕方〜夜に投稿する日々。
何時に投稿するのが良いとか、いろんな説があって何を信じたら良いか分からないし、信じたところで必ずバズるわけでもなし……。
でもとにかく毎日投稿する。数打ちゃ当たると信じて。
3月にも春ツアーで撮った推しカメラを投稿していたこともあって、推し=愛来からも「推しカメラを撮る人」という認識があったと思います。
実際、22日のミニライブで最前でとても良いレスをもらったので、特典会で「さっき可愛いの撮れたよ〜」と見せたら「またTikTokとか投稿してね!」と言われました。
その翌23日、最前上手側で推しカメラを撮っていたら、いつもよりやたらレスの回数が多く、しかも「いいトコ」でのレスがバンバンきまして。
「レスが嬉しい、可愛い」よりも前に思った感情は、「これは信頼のレスだ」でした。
私が推しカメラを撮る人で、それをちゃんとTikTok等に上げる人だと、信頼した上でレスをくれたんじゃないか、と。
アイドル現場において、カメコの中には一定数「撮るけど外には出さず、自分だけで楽しむ」という人もいます。
撮って出すにしても、最低限の加工をする人、しない人、即出しする人、時間をかける人、いろんなタイプのオタクがいます。アイドルとしては最低限、ニキビや肌荒れの加工はしてほしいはず……。
写真も動画も、「アイドルとオタクの共同制作」だと私は思っています。
アイドルは自分で自分のパフォーマンスを撮影することはできません。運営が撮るにも人手やコストが足りなかったり、撮れる数にも限界があったり。
だから良いパフォーマンスをして、後はそれを「良く撮ってもらい、SNSに投稿してもらう」。ここはオタクが任される部分です。
ここで、「誰に撮ってもらうか」。「誰なら良く撮ってもらえるか」。
……そんなところまで考えてパフォーマンスしてるかは、分からないけど。あくまで私の想像でしかないけど。
お台場で愛来にもらったレスは、「この人なら良く撮って、SNSで拡めてくれるだろう」と信頼をして預けてくれたレスだったと、私は感じました。
だってたぶん、私がこの日推しカメラを撮ってなかったら、スマホを愛来に向けてなかったら、普通にライブにノって楽しむだけのオタクだったら、きっとここまでたくさんのレスは私に向かなかった、と思います。
周りにはまだたくさんのオタクがいたんだから。
普段のライブで最前にいてもこんなにレスもらったことないし。笑
だからこのレスは、私に向けたものではなく。
私がSNSに載せたその先で見た誰かに目掛けたレス。見た誰かが、「目が合った、可愛い、好き、会いたい」って思ってもらうためのレス。
そんなふうに感じて、そしてそれが、すごく嬉しかった。
信頼。信じて、頼られた。
ま、ここに書いてること全部、愛来本人に確認なんてしてなくて、オタクが勝手に思い込んでるだけなんですけど。いいんだ、それでも。
一方通行でも応援したい、推しのためになる何かがしたいって、勝手に思ってやってることだから。
そんなわけで、1週間毎日、編集しては投稿して、投稿しては拡散して、また編集して……と、地道にコツコツやってました。
「もらったレスを、無駄にしない」が自分に課したテーマでした。健気オタクすぎる。(自分で言うな)
ご新規さんからのコメントもちょこちょこ来たりしてて嬉しかった。
バズらなくても、1人でも興味を持って、ライブに来てくれたらいいな、と思いながら。
▲今でこそバズった影響でこの投稿も再生回数伸びてますが、投稿当時は2000回再生前後でした。
そんな一週間を過ごして、翌週末。29日のリリイベは、前述の通り、去年バズったららぽーと豊洲でした。
野外のステージで、晴れると自然光でめちゃくちゃ良い写真が撮れる、とカメコたちの腕がなる現場。
その上、リリイベでは通常1曲または2曲撮可タイムがあるのだけど、先週のお台場と今回の豊洲は全曲撮可で、つまり「たくさん撮ってね」の日でした。
お台場でのライブ中、メンバーは「撮るだけじゃなく盛り上がってよー!」と再三オタクを煽ってたから、可能な範囲でフリコピやスクワットをしたけど、でも撮ることを最優先にしました。
豊洲は天気予報は直前まで雨予報だったのだけど、天が味方をしたのか、当日は暑いくらいの快晴でした。
黒い靴で行ったらめちゃくちゃ日差しを集めてしまい焼け死ぬかと思った(余談)。
お台場に続いて推しカメラの素材になるような動画をまたいっぱい撮るぞ!と意気込んでたのに、配布された入場整理番号があまりに悪くて「戦えない!」と嘆きました。
それでも、頑張れるだけがんばろう〜と思って、1部公演を撮影。
女限エリアが広かったおかげで、後ろに下がれば視界は結構見やすく、外周にも来てくれたから、まぁまぁそれなり、の成果。
最前じゃないと、位置的にどうしても推しが撮れないor撮ってもほぼ載せられないレベルにしかならない状況があり、そういう時は割り切って他メンを撮るべきか、いや何があるか分からないし推しを撮り続けるべきか迷うな……などと思った。
1部の特典会の待ち時間、オタクと「良いの撮れました?」「いや〜クソ番でぇ」とか会話したりして。
2部もクソ番だったから、また後ろ行くか、いやでもワンチャン真ん中寄りの前方で人の隙間から撮れるかも、と迷った末に真ん中寄り前方へ。
で、撮ったのが前述のバズった動画でした。
人の隙間から撮った場所が、ちょうど愛来の踊ってる正面でした。
レスもなんもないけど、ただただとにかく、愛来が楽しそう~に踊っているところが撮れた。
前述の通り、推しカメラは撮った後アプリで編集して投稿していたのだけど、この動画についてはノー編集です。リリイベ終わりに何か即投稿しよう、って編集する時間すらない中でぽいっと投げたものが、一夜明けたらバズってました。
それからは、AMEFURASSHIのオタクが拡散に協力してくれたり、愛来自身も拡散してくれたりして、そんな中なんかもうすごい勢いで動画再生数が伸びていき、コメントがたくさん付き、TikTokのフォロワーもめちゃくちゃ増えて、ほぼ24時間で100万再生を突破しました。
有象無象のコメントを捌くのに疲れたり「これを毎日やってるアイドルってすごいな……」と推しを改めて尊敬した話は書くと長くなるから省略(虚無顔)。
一番勢いのある時間は「4/30 9時〜10時」の1時間で「7.8万回再生」でした。
このバズ投稿の影響で、他のAMEFURASSHI関連の動画や愛来関連の動画の再生数も伸びました。TikTokのアルゴリズムによるものらしい。詳しくは知らん。
長々と書いてきて何が言いたいかというと、
「俺が推しをバズらせたぜドヤァ」ではなくて。
愛来にはもともと多くの人の目に留まればバズれる・人気が出る・誰もが可愛い!カッコいい!と思ってもらえるポテンシャルのある人で、そのきっかけ作りに今回成功した、という話。
「まだ見つかってないだけ」の推しを、「見つかる場所に連れていく」ことはオタクにもできる、ということを、今回立証できたんじゃないかなーと。
そしてそれはオタクにできることだけど、オタクだけではできなくて。
良いパフォーマンスをする推しがいて、
それを撮可などの機会をつくる運営がいて、
それを魅力的に撮って拡散するオタクたちがいて、
ようやくスタートラインに立てる。
三位一体となって、お互いがお互いを信頼していないとこれを続けることは難しい。一度やっただけじゃ即効果が出るわけじゃなくて、トライアンドエラーで何回もやって、ようやく1つバズれるかどうか。成果が出るか不確かなものを続けていくってすごく大変だから、アイドルや運営がオタクを、オタクもアイドルや運営を、信頼していないと続けられない。
それに結局最後は運だな、とも今回すごく実感しました。
(だってめちゃくちゃ編集頑張ったり投稿時間に気を遣った動画よりもノー編集ぽっと出し動画がバズる世の中だよ!!!!)
良い動画だからバズるわけでもないし、クオリティの高い順に再生回数が伸びるわけじゃない。でも、良い動画に越したことはない、とも思いますが。
それはアイドルも一緒だよね〜。売れてないアイドルが売れてるアイドルよりパフォーマンスや魅力で劣るかと言えば、必ずしもそうではない。
人気ランキングと実力ランキングは必ずしも一致しない。売り方も運も、その他いろんな要因で、売れたり、売れなかったりする。
ただ言えるのは、「見つかるために何かをする」ことは悪いことじゃない、と思います。
試行回数は1回でも多い方がいい、はず。
もちろん、TikTok以外にもいろんな拡散方法があるし、TikTokという媒体が向く向かないとかもあるし、一般化するつもりは全然ないです。
撮可以外にもいろんな方法があるだろうし、そもそもオタクの力を使わなくても自分で自分をバズらせられるアイドルや運営もあるでしょう。
Twitterでバズった方が「ライブに来る層」へのヒット率は良さそうだなとかも思うし、そもそもバズらなくたって、動画を見た誰か1人でも新たにライブに足を運んでもらえたらそれで十分成功だとも思うし。
まだまだこのバズ動画でどれだけの人がAMEFURASSHIのライブに来てくれるようになるのかは、全然分からないけど。
少なくとも愛来の存在を知らなかった層にはたくさん知ってもらえたようだし、愛来のフォロワーは増えたらしいし、私のTikTokのフォロワーもいつの間にか3000人くらい増えたし(え、怖)。これから時間をかけて好きを深めていって、いつか現場に足を運んでくれたらいいな、と思ってます。
そのためにはまだまだ引き続き、良い動画を撮って、良い投稿をしていきたいな。
信頼のレスが嬉しかったから、が今回の私のモチベーション・原動力でした。
これからも、推しの信頼を裏切らないオタクでいたいね。
おしまい。
あ、おまけ。
AMEFURASSHIの新曲『Tongue Twister』が、めちゃくちゃ楽しい曲なので動画見てください。
もちろん愛来推しカメラです。
サポートするより私の推しを見てくれた方が嬉しい。 動画でもSNSでもフェスでもライブでも良いから、私の自慢の推しを見てくれたら嬉しい。 そして、私の推しをあなたも好きになってくれたら、もっと嬉しい。