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《角度を捉える》教育考える時に、必ず抑えるべきところ

こんにちは!タノ先生🦒です。
最近時計の針をふと見ると、
なぜか1時間経っているということが増えました。
#私の時間はどこへ

今日のテーマは、
教育について色々な視点で見る話です。

最近、個人の他に組織として、
様々な視点で教育に関わることが増えました。

私は、これまで、
教育現場、組織内、企業間、NPO、イベント、国会提言組織、などでファシリや書記として記録を行ってきました。


すると、
個人でも、先生、子供、保護者でも見方が違い、
組織でも、企業、行政、NPO、有志、国、そして世界において、見方が大きく違うことを実感しました。


・・・こんな内容だと『当たり前だよ!』となるので、
一体どのような建て付けで違うのかを整理します。

整理する点としては、
①それぞれが何を考えているのか?
②どの角度から見ているのか?
③その結果何を求めていて、何が課題か?
以上の3点が必要になります。

大前提として、
【同じ教育についてでも、全く角度は違う】
【全員が良くしたいと思っているゴールは同じ】
という2点を持っておかなくてはなりません。
#早いですが 、今日のゴール

登山で言うところのゴールは同じ。
前提となる課題も大まかには同じ。

でも登山コースが違う。
違うどころか、頂上や他の山から来たりもする。

そのため、
『あなたはこの山のこと分かっていないですよ!』
『私たちのコースを見て!こうなんです!』
という意見の擦り合わせや批判ご起こります。

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そうなると、
何人、何十人集まっても、大きくは変わらない。
※地道な一歩が大切なので、意味は大いにある。

ただ、国や行政レベルと現場レベルを、合致させるには、
『お互いの現在地』の理解が必要です。
これを行わないまま進めると

「コースの話をしているのに、話が合わない!」
「登る人達の話をしているのに、理解してくれない!」
「頂上のゴールを整えているのに、考えてくれない!」
となり、対立し、不満が溜まっていきます。
全員が課題を解決しようとしているのに、対立が深まります。

それぞれの思いを大切に、理解し、
その上で協働しそれぞれの役割を進めることになります。


1.実際にどんな見方をしているのか?

同じ教育をテーマにしても、それぞれの役割は違います。

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当事者である子供や保護者は、その子自身の気持ちや学力が大切です。
※これが大切にしない教育はないと思います

その上で、実際に教育をする側の先生や教育関係者がいます。

そして、現場を支援したり、
問題が発生した時に対応したりする人がいます。

当事者が山を登る人だとすると、
登り方を教える人が先生等です。

そこに、登るための道具やガイドブックを渡して直接支援する人、
登るための道を整えたりする人が民間の組織になります。

そして、その道に対して、
最終ゴールを示したり、登るためのルールを決めたりする人がいます。
これが国や地方自治体、または大学などの研究機関となります。

さらには、諸外国の方法を見て、新しい方法を入れたりもします。
これが、OECD等の組織になってきます。

もちろん、それぞれの組織に個人や民間が関わるため、
単純な縦割りはできません。

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けれど、「ゴールを示す人」と「目の前の子供のことを考えたい人」
が共有しないで話し合うと、
「分かってくれない」という結論になることがあります。

といっても、それぞれの思いを共有していても、
それぞれの役割に必要な情報やスキル、仕事内容はかなり違います。
そのため「擦り合わせる」時間をかければかけるほど、
それぞれが役割を果たす時間は少なくなります。

ですが、擦り合わせではなく、大切なのは、
それぞれが目指すゴールは一致させることと、
そのための役割分担を行うことが大切になります。

私たちは「この山を登っている」ということを一致させ、
それぞれの役割を分担します。
そして、役割を実行する中でうまくいくこと、いかないことを伝える。

「目の前の子供が困った時には、私たちはこんな支援ができるよ」
「制度について、そのままだと使えないから、こんな風に直して欲しい」
「こんな制度やお金を用意した。〇〇をするなら、このルールを使えるよ」

という伝え合いをしていくことが必要になります。
これが、対話になっていきます。

2.それを解決するためには

では、どうやって解決するのか。
ここまで読むと、とても難しいことが分かると思います。


それぞれが目指すゴールは一致させること
そのための役割分担を行うこと


そのためには、
自分自身がそれぞれの見方をするために必要な知識をつけ、
なおかつ対話を行う人がそれを行えるメンタリティがあることを前提です。

その上で、
課題点を明確にして、目指すゴールを明確にする。
さらに、課題を解決するための役割分担をして、
それを確実に実行していく。

そして、その結果をフィードバックして、
ゴールや道筋を少しずつ修正しながら着実に進んでいく。


・・・非常に難しいことが分かります。
だから、今まで「強い思いを持った個人や組織」はいても、
それが大きな流れを作ることは難しいのだと思います。


タノの挑戦がここです。


それぞれの思いを理解しながら、
情報をまとめて、目指すゴールを明確にしていく。
さらに、そのための解決策を一歩一歩積み重ねていく。

これが、可能なのは、「記録」の力だと思います。
個の力を可視化して、1枚の絵にする。
そうすると、目指すゴールや各々の現在地点が分かります。


逆に、記録がないとどうなるか。
対話は積み上がらずに、毎回毎回1から話したり、
迷ったりして、疲弊していきます。
記録があれば、少なくとも成果物ができます。

ただし、、、


記録は議事録1枚に必ずまとめます。


2枚以上はなしです。
2枚以上あるなら、スライド化します。


1枚で全体像が見渡せない資料は、
理解するまでに時間を奪います。


つまり、

グループに1人、
全ての情報をリアルタイムで記録していき、
最終的に1枚の議事録にまとめ、
それをさらにスライド化して表現できる
「グラログ使い」がいればいいと考えています。

グラログ=グラフィック・ログ
視覚的な記録です。

リアルタイムに記録するグラレコと、
それを分かりやすい形にまとめるログの力。
それらがあれば、組織をまとめあげることができます。

今まで私は、即席の集団であってもまとめることができました。
これは再現可能なスキルです。


私自身の能力には限界があります。
教育に関する知識はある程度ありますが、優秀とは言えません。
各分野で私以上の人が、たくさんいらっしゃいます。

そのため、この再現可能なスキルを、
体系化して、伝えていくことを行います。

現在は、
こちらのサイトにまとめていることが今の取り組みです。
動画や書籍を作り、講座も行っています。



3.最後に

最後に自分の話になりますが、
現在は社内の新会社の設立や新規事業、システム導入、
教育立国推進協議会の分科会の書記の仕事を担っています。

さらに、NPOやチームでの役割もあります。
また、国家試験の勉強も行っています。

色々なことが佳境になっていて、
なかなかグラログの開発に進めていない部分があります。
今は「書記」の仕事として活用して、価値を高めることをがんばります。

体系化自体は進んでいるので、
それぞれが落ち着いた時に、一気に進めて行きたいと思います。

テキストは残り4種類、動画コンテンツはまだ足りない。
まだまだ講座も広く伝えるまでには至っていません。

自分自身での活用場所は、だいぶ広がっているので、
早く次の段階に進みたいのが、今の思いです。

1ヶ月半あれば、本は1冊完成すると思います。

動画コンテンツの収録もどこかでまとめて行っていきます。

最終的には、ライブラリーのような形も作ろうと思います。


私は、コンテンツを作っている時が、一番幸せです。
誰かに何かを届けれられるように、
そのための時間を作れるように、がんばります!


タノ先生🦒でした!
またね!




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