新しい生地問屋のかたち|株式会社リブルス

株式会社リブルスが、日本の繊維産地で生まれる生地を紹介する”あたらしい生地問屋”をスタ…

新しい生地問屋のかたち|株式会社リブルス

株式会社リブルスが、日本の繊維産地で生まれる生地を紹介する”あたらしい生地問屋”をスタートするための準備室です。 昔から繊維産地と共に物作りをしてきたメーカーとして感じる、産地の現状や課題に向き合いつつ”良い生地”との向き合い方を考え、伝える媒体を目指します

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standのこれまで-04|伝えたい「産地生地の魅力」を軸にしたブランドづくり

ボタニカルダイをはじめとする、日本の生地産地の持つ技術。その技術の多くが、商品実績がないために既存のアパレルブランドに採用されることはなく、日の目を見られない現状があります。そんな中、「実績がないなら自分たちで作ろう」と、浅草橋のアパレルのOEM企業リブルスが立ち上げたアパレルブランドが、「stand」です。 今回は、日本産地の生地の魅力を伝えたいという思いを形にするため、デザイン視点からstandを形作っていった、stand元デザイナーの仙石さんにお話を伺いました。 ー

    • standのこれまで-03|物語を語れる服作りを。アパレルブランドstand5年間の軌跡で得たもの。

      ボタニカルダイをはじめとする、日本の生地産地の持つ技術。その技術の多くが、商品実績がないために既存のアパレルブランドに採用されることはなく、日の目を見られない現状があります。そんな中、「実績がないなら自分たちで作ろう」と、浅草橋のアパレルのOEM企業リブルスが立ち上げたアパレルブランドが、「stand」です。 今回は、standを立ち上げ、服づくりに取り組んできた中での実際のエピソードや想いをお聞きしました。 ーーーーー 語り手|内藤明子 stand立ち上げのきっかけ

      • 株式会社リブルスについて

        ■自社紹介■株式会社リブルスは、デザインから、パターン・サンプル製作・生産・品質管理・出荷までワンストップで行うアパレルメーカーです。 生地については特に造詣が深いスタッフが多く、様々な加工を施した素材に対応します!(主に布帛を戦場としてます) 生産拠点は国内・海外ともに協力工場があり、中国上海には自社工場を完備しており高い品質管理能力を保持しています。 ことテキスタイルに置いては原糸から対応。シーズンごと最新プリント生地を取り扱い、国内はもとより、ヨーロッパ・アジアの市場

        • 【株式会社糸編 宮浦晋哉さんインタビュー01】 日本の生地産地とデザイナーを繋ぐ架け橋。 その活動の原点と、産地とものづくりのいま。

          衰退が進む日本各地の生地産地に、年間200社近くも足を運び続けてきた宮浦さん。その7年の間に、自身のSNS発信をはじめ、様々な形でデザイナーと産地とをマッチングさせてきました。宮浦さんのその活動の原点と、生地産地の現状についてお聞きしました。 日本の生地産地との出会い。― 宮浦さんが産地に足を運ぶようになったきっかけを教えてください。 僕は東京の大学でファッションを学んだ後、留学先のロンドンで日本の生地が高く評価されていることを知りました。それも、パリやロンドンのコレクシ

        standのこれまで-04|伝えたい「産地生地の魅力」を軸にしたブランドづくり

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        • 会社概要|株式会社リブルス
          新しい生地問屋のかたち|株式会社リブルス

        記事

          【株式会社糸編 宮浦晋哉さんインタビュー02】 日本の生地産地とデザイナーを繋ぐ架け橋。デザイナーが学ぶ場とファッションのこれからを考える。

          第1話では、7年に渡り生地産地に足を運んできた宮浦さんの活動の原点と、産地とデザイナーを繋ぐ活動に至るまでを伺いました。第2話では実際の活動と、今後の日本の繊維産業の展望についてお話いただきます。 デザイナーが産地のことを学ぶ場をつくる― 産地とデザイナーを繋ぐために、これまでどのような活動をされてきたのですか? まずはじめたのが、年に10回ほど開催している産地をめぐるバスツアー、そして、コミュニティースペース「セコリ荘」です。 セコリ荘の役割は、産地を巡って集めてきた

          【株式会社糸編 宮浦晋哉さんインタビュー02】 日本の生地産地とデザイナーを繋ぐ架け橋。デザイナーが学ぶ場とファッションのこれからを考える。

          standのこれまで - 02|国産生地アパレルブランドとしてのStandの軌跡と、新しい「生地問屋」のかたち

          かつてその品質を高く評価され、発展しながらも、大量生産大量消費のコスト重視の時流に押され、窮地に立たされた日本の生地産地。 「そんな中でも、日本の生地産地の方は本当に色々な試行錯誤を繰り返して、新しい生地を持ち込んできてくれるんですよ。そして、実際にそれらの生地は素晴らしいものが多くて」 マンガン絣 これはマンガン絣という技法でつくられた生地。本来「絣(かすり)」というのは、前もって染めわけた糸を使って織ることで模様を表現していきますが、マンガン絣は織った後から生地を染

          standのこれまで - 02|国産生地アパレルブランドとしてのStandの軌跡と、新しい「生地問屋」のかたち

          standのこれまで - 01|日本の生地産地、発展と衰退の本当の理由。「stand」の思い。

          丁寧な暮らしを求める人が増えつつある最近では、日常的に袖を通す衣類に関しても、オーガニックコットンのものを選んだり、国内生産品などにこだわりたいという人も、少しずつ増えてきているのではないでしょうか? しかし、衣類選びの際に私たちは本当の意味での「産地」を理解して購入しているでしょうか。そもそも、「国産」とは何か?生地の産地のこと?縫製工場の場所のこと?など、ほとんどわからないことだらけの中でタグに記された「〇〇製」という言葉だけを頼りに選ばざるを得ないというのも実情です。

          standのこれまで - 01|日本の生地産地、発展と衰退の本当の理由。「stand」の思い。