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思春期

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#ひきこもり

親の闇 子どもの闇

親の闇 子どもの闇

「子供を殺してください」という親たち 押川剛

長期間ひきこもりや家庭内暴力などの問題が続く人とその親の支援、病院受診や生活支援を行ってきた人の本である。

医療関係者ではなく、元々警備会社の人で、多くの現場での経験と時間をかけた対応などから得たものは説得力がある。

精神科医療から見てもその通りと思う部分が多い。対象となる人は是非読んで欲しい。

ただし心温まる話はほとんどなく、どうにもならない

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ひきこもりを食い物にする「ビジネス」

ひきこもりを食い物にする「ビジネス」

以前よりひきこもりが問題となっているものの、ひきこもりを食い物にする悪質なビジネスも問題視されている。

全て事実だとするとあまりにもひどい状態であり、軟禁・脅迫などの犯罪行為である。

また困った人から高額のお金を巻き上げるやり方は大問題である。

今後 しっかりとした監視や制限が必要である。

ひきこもりを高い確率で解決する方法はないこういった問題が起きる、最大の理由はひきこもりが問題視され、

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ひきこもりの改善には好奇心が効果的

ひきこもりの改善には好奇心が効果的

ひきこもりに関して示唆のある話をいくつか紹介する(引用は大幅に改変あり)

ひきこもりひきこもりの人 と ひきこもりを抱える家族 は時折 病院に相談に来る。

しかし長期のひきこもりの人は不登校の人と同じくらい治療効果が低いことが多い。

そもそもひきこもりをしている人自体が治療しようと言う意志を持つことがほとんど無い。

「これではいけないかも」と思っていても、本当の意味で「困った」状態ではない

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ひきこもりを理解するために

ひきこもりを理解するために

ひきこもりを理解するために参考となる考え方を紹介する。

カタツムリ的 人的構造ひきこもりになる人の中には、カタツムリ的人格構造を持つ人たちがいる。非常に傷つきやすい中身と圧倒的に強い殻を持ち、ちょっとした刺激で殻の中に閉じこもり自分が安全と考えるまで出てこない。
小川豊昭 精神神経学雑誌 2012

ひきこもり、毎日 起きている間はずっとゲームをし続ける。やっている瞬間は楽しく、でもやめると虚し

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