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「キャリアの可能性を広げたい」キャンプ&サッカー好き営業|STAND社員インタビュー#003 塩津さん

みなさんこんにちは!
STANDの社員インタビュー第三弾!今回はSTANDクリエイターとゲームプロジェクトを繋げる営業:塩津さんにインタビューしてまいりました!

STANDクリエイターとは?
クリエイターのキャリア構築を私たちが伴走します。STANDの社員として一定の安定とキャリアに関するサポートを受けながら、様々なゲームプロジェクトへの参画・挑戦を経て、ご自身のキャリアビジョンの実現を目指していただきます。

クリエイターの「こうなりたい」を実現するために

塩津さん 2022年10月入社

いわき:まずは、簡単に自己紹介をお願いします!

塩津:都内の某大学の法律政治学科を卒業し、STANDと同じくクリエイターに特化した人材派遣会社に新卒で入社しました。そこでは営業担当としてゲーム・WEB・IT業界の人材営業に従事していたのですが、クリエイター支援の方向性について悩んでいたところに、人事の辻さんからお誘いをいただき、2022年10月からSTANDに入社致しました。
元々辻さんは僕の前職のクライアントで、ポケラボ社やWFS社で採用担当をしていた人です。僕より先にSTANDに転職していて、「営業が足りないんだけど、塩津くんどう?」とお声がけを頂きました。
現在は、「STANDクリエイター(以下:スタクリ)」をゲーム企業に提案しアサインをする営業を担当しています。

いわき:塩津さんは、入社してくれたスタクリの営業を担当していますが、基本的にはどんな流れでアサインが決まっていくんでしょうか?


スタクリの参画先決定までの流れ

塩津:まずは本人とキャリアアドバイザーとで面談をしてもらい、「どんなキャリアを作っていきたいか」を整理してもらっています。僕たちはクリエイターのキャリアを実現に近づけられるよう提案していきますが、そもそも「何をしていきたいのか」「どう成長していきたいのか」を本人に軸として持ってもらわなければ、案件参画後に「なんか違う…」とブレてしまうことがあるためです。

面談で決まった内容を担当者から受け、実現可能そうな案件を複数ピックアップしていきます。そこで案件の特徴を説明して、最終的にご本人の方で更に絞り込んでもらっています。絞り込みの段階でスタクリ本人からNGが出る時もありますが、その案件の魅力がキャリアにダイレクトな時は改めて説得することもあります。

次はピックアップしたクライアント先に提出する提案コメントを作成します。ここではスタクリ本人が「何ができるか」「どんなところが貴社に向いているのか」等、本人を魅力に感じてもらえるように考えていきます。

実際にあった一例では、KPI分析の経験はあったものの、0→1の設計経験に自信がなかったメンバーを、ベテランのプランナーと共に提案したことがあります。

▼実際のクライアントに提案したコメント例
こちら、弊社のTKとYSをご検討お願いしたく存じます。
理由といたしましては、これまでTKがコンシューマー、ソーシャルの現場で長くプランナーとして活躍しており、
過去のリーダー経験からレベルデザインやタスク管理にも強みを持っております。
一方YSはプランナーとしての経験はあるものの分析チームにおりました関係で、仕様書やマスタデータの扱いなどにはまだ不慣れな点が多い若年の者でございます。
今回チームでご提案した意図としては
・TKの管理能力
・YSのベーススキル向上
の2軸で考えている為、チームで受け入れていただける企業様優先で動いております。
YSのマネジメント、育成はTKが責任を持って行います。
ぜひ前向きにご検討頂けますと幸いです。

提案コメントの一例

提案後は書類の確認を待って、OKなら面談サポートに移ります。NGでも本人の意向が高ければ、本人の熱量などを伝えて違うポジションでの検討ができないか再度交渉することもあります。

いわき:かなり二人三脚で進まれるんですね。面談サポートは人によって内容が大きく変わりそうですが、工夫されてるポイントはありますか?

塩津:そうですね笑 やっぱり強い人とそうでない人はいます。強い人だと流れを説明するだけで本人が話す内容を整えてきてくれます。
あまり得意ではない方には、自覚してる弱みとか、振る舞い方、話し方などを客観的に指摘するようにしています。同時に、あんまりよく見せすぎても仕方がないので、あくまで等身大でいるように伝えたり、できないけど挑戦してみたいところを話してもらって、熱意を表現するのを提案して見たり。

最終的に、自分から見た時に”自分が仕事を任せたいと思う人ってどんな人?”を想像してもらって、それにどうアピールするか考えてもらうようにしています。

いわき:クリエイター本人に考えてもらうことを大切にされているんですね。面談サポートはやはり実際の面談に近い形で練習を行ったりもするんですか?

塩津:はい、90分一本勝負で一回練習しています。一本勝負なので、そのために可能な限りの情報提供をして準備してもらっています。
面談練習は やる/やらない で本番の様子も大きく変わるので、僕も責任をもって取り組んでいます。特に、「何話して良いかわからない」が「話すべきことがわかるようになった」と言ってもらえた時はとても嬉しいですね。過去にはこんなフィードバックをいただいたこともありました。

▼サポートを担当したクリエイターからの当時のフィードバック
面談前に担当タイトルの詳細や、面談時に確認されるポイントについて共有頂けて、自分の強みについても再認識することができました。
また、これまで転職活動の時の面接時にはアピール不足だと感じたり、
質問されて回答に困ってたんですが、今回はしっかりとできること・今後やっていきたいと思っていることについてアピールできました!

環境起因で目標を見失ってしまったクリエイターに向けて

いわき:新卒からクリエイターに特化した人材派遣会社に務めていたとのことですが、最初からクリエイターに興味があったんですか?

塩津:最初からというか、今思えばかなり楽観的ではあるのですが笑
まずそもそもの就活の軸が「3年は続けられそうな会社」というのがあって、就活の企業研究をしていくうちに

  • 自分も趣味として大好きなゲーム関連

  • 人をサポートしていく職種

この条件に当てはまる仕事ならそれが叶えられそうと思い、ゲームに強い人材派遣会社を選びました。

いわき:楽観的...笑 塩津さんらしいですね!この業界だと「ゲームが好き」っていうのはよく聞きますが、「人のサポートをしたい」って思うようになったのも何かエピソードがあったりするんでしょうか?

塩津:子供の頃からやっていたサッカーがきっかけです!中学生の頃まで「自分なら大丈夫」っていう謎の自信がある子供だったんです。今いうのはちょっと恥ずかしい気持ちもありますが・・笑
でも、ベンチ外になってしまったのをきっかけに、改めて自分を見直した結果、「順調でいられるのは周りのおかげでもあるんだな」と思えるようになったんです。

思い返してみれば、小学生の頃から自分はキャプテンとか表に立って周りをひっぱっていくというよりも、裏からメンバーに根回しするような、”サポートする役回り”の方が上手くできていたなって気づいたんです。サポートは面倒なことも多いですし、得意というわけでもないんですが、やってると段々と「上手く出来てきた」という実感があって…。それがゲームのようでもあり、楽しく感じてたんですよね。

そこからは、ベンチ外にいながらもチームの為にできることをよく考えるようになりました。なので、「その人のためにどんなことができるか」を仕事で活かせる人材派遣会社はぴったりでした。

趣味のサッカーとキャンプ

いわき:子供の頃に謎の自信で調子に乗ってしまうのははありますよね…笑
でも当時の学びが今に繋がっているのは、塩津さんのブレない仕事の軸でもありますよね。
翻って今の仕事だと、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

塩津:前職の時から、頑張ってもプロダクトのクローズや、望まない異動等の環境起因で報われない人や、それがきっかけで目標を見失ってしまった人を見てきているので、そんな人たちに再挑戦できる場所を提供できるのはこの仕事の醍醐味だと思っています。そもそも人がキャリアを考えたり転職を考えたりすること自体がそんなに多くないですよね。
そういう限られた機会に携わらせてもらえることが大変ありがたいことですし、とても責任のある仕事とも思っています。そうして、自分がサポートした人が報われる姿を直に見れた時はやりがいを感じています!

クリエイターに提案できるキャリアの可能性を広げていきたい

いわき:今後の人生を左右するかもしれないキャリアの選択に伴走することは、こちらも覚悟がいりますよね。
塩津さんの担当されているお仕事は、スタクリのキャリアに直結する仕事だと思いますが、日頃から意識していることは何でしょうか?

塩津:”情報のアップデート”と”関係構築”は大切にしています。
スタクリにキャリアプランや次に狙うべきポジションを提示する際に、技術のトレンドや求められているスキルの変化などを説明して、ゲーム業界の市況に応じて目指すプランの修正が必要になってくるためです。

例えば、最近だとUnityをUnrealEngineにリスキリングしたり、2D人材を3Dも扱える人材に変えていったり…とかですね。
UIなんかはまだ2Dの領域もありますが、最近だと立体感ある遷移表現を利用して「ゲームへの没入感」を演出するゲームが増えてきているので、昔ながらの平面的なデザインや遷移演出しか作れないと置いて行かれてしまう……など、年々厳しい業界になっていると肌感で感じています。

こういった技術変革に追いつきながらも、ご本人が納得できるキャリア設計を実現し続けられるように【ゲームのトレンド、流行りの技術、将来的に求められるスキル、業界動向の情報収集】はかなり意識してますね。

いわき:たしかに…本当に厳しい世界ですよね。採用担当として面接をしている時も技術の移り変わりを頻繁に感じるので、心苦しくなります。関係構築っていうとクライアントとの関係でしょうか?

塩津:そうですね。もちろんスタクリとの関係性構築も大事ですが、そこはキャリアアドバイザーの方々がグリップしてくれていますので、僕たちはクライアントとの関係性構築を一番に考えています。クライアントの求人、案件に対してスタクリを紹介している中、「アンマッチ」と言われてしまっても、別ポジションで改めてご検討いただけないか交渉することもあるんです。

こういった動きは日頃からクライアントとコミュニケーションをとって”お願い事ができる関係性”だからこそ出来ることだと思っています。
ずっとお願いだけ聞いてもらうだけじゃ良好な関係を構築することは難しいので、お互いにどんな課題を抱えているのか聞き合って、「塩津さんと相談したおかげで採用に繋がった」と言ってもらえるのが理想です。その為に小まめに話をしたり、情報提供できるようにしています。

いわき:どんなお話しをされることが多いんですか?

塩津:課題に対する他社でのケースを紹介したり、業界の情報で話せる範囲のものを仕入れ次第渡したり・・とかですね笑 他社の開発状況やスケジュール的に「この時期に立て込みそうなので、採用開始のタイミングを早くしたほうがいい」といったことも提案させてもらうときがあります。

いわき:それはクライアントとしても頼もしいですよね!今後力を入れていきたいことはありますか?

塩津:スタクリのキャリア形成のために、STANDが提案できる可能性をより広げていきたいと思っています。そのためにクライアントを増やすのもそうですが、今お付き合いさせていただいてるクライアントの人事の方々だけでなく現場の方とも仲良くなり、潜在的なニーズや、採用課題にも提案できるようになっていけるよう取り組みたいです。

いわき:ありがとうございました!


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