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【新型コロナウイルス】ドイツ オクトーバーフェスト中止

2020年 ミュンヘン オクトーバーフェスト中止

バイエルン州の首相ゼーダー氏によって、毎年ミュンヘンで行われるオクトーバーフェストの中止が正式に発表されました。

ゼーダー氏はTwitterの公式アカウントにて、ミュンヘン市長と話し合い、難しい決断ではあったが2020年オクトーバーフェストは中止せざるを得ないと判断したと言います。

オクトーバーフェストではリスク回避不可能

一定の距離を保つことが難しい上にマスクの着用が不可能*な点を例として挙げ、リスクが高すぎることを理由付けています。コロナウイルスと戦うと言うことは、ワクチンまたは特効薬が開発されるまで、慎重に生活をしなければならないと言うことである、と締めくくっています。
*(オクトーバーフェストはビール祭りであるため、飲食する際にマスク着用は出来ない。)

大きなイベントはドイツ全土で8月31日まで禁止

4月15日に生配信された会見では、メルケル首相を含め、4名の政治家により、今後の対策の緩和や延長が発表されました。
(上の記事「【コロナ情報】ドイツ・ベルリンでの自粛/制限の緩和/延長/現状について」参照)

その中でも大きなイベントや人が集まる催し物は8月31日まで禁止との発表がありました。まだまだ緩和に向けて、予想以上に長い慎重な生活は続くことが想像できます。

8月31日までの禁止は連邦全体で決定しましたが、「大きなイベント」のさす具体的な規模などに関しては州や市がそれぞれ決定するとなっています。

ドイツ各州 スポーツを続々と無観客試合に移行

「ドイツといえばサッカー」という読者も多いのではないでしょうか。そんなブンデスリーガの試合もしばらく無観客で行われるためスタジアムでの観戦は当分見送る必要があるようです。

ノルトライン・ヴェストファーレン州や前出のバイエルン州に続き、首都ベルリンでは、10月末までスポーツは無観客で行う方針を示しました。これはベルリンのブンデスリーガチームである、ヘルタベルリン BSCと1.FC ユニオン・ベルリンにも該当するとのことです。

ベルリン市長のミュラー氏は次のように述べました。
"Wir wollen diese Anzahl von Menschen nicht zulassen an einem Ort, dann trifft das natürlich auch die Ligaspiele."
"これだけの人数が一ヶ所に集まることは認められないため、もちろんリーグ戦もこの対象となります。"

しかし、連邦省は無観客試合の実施を決定する前に、ドイツにおけるパンデミックの進展とサッカー組織の概念を待たなければならない、と述べています。

まとめ

ドイツと聞いて連想するビールとサッカーはコロナウイルスの拡散により、お預け状態となってしまいました。今は堪能し楽しむことよりも国民の健康となるべく早い新型コロナウイルスの収束に力を注ぐべきだと、冷静な目が向けられています。

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