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【本物スポーツ・サプリの選び方】

スポーツ・サプリメントを選ぶとき、何を基準にしていますか? クチコミや雑誌などの紹介、価格ももちろん大事ですが、品質についてはどうでしょうか?

ポイント① 世界で一番厳しいcGMP基準

実は日本とアメリカのサプリメントの品質には、どんでもない差があります。アメリカではcGMP基準がないと販売できません。

そもそもcGMP基準とは?
アメリカの政府機関FDAが定めたcGMP(current Good Manufacturing Practice)は健康食品などの品質基準となるもので、100カ国以上で使用されているガイドラインです。
原料の仕入れ、製造、出荷まですべての過程を徹底的に管理し、誰が製造しても、成分のばらつきや違いがなく、異物混入などが起こらず、安定した品質の商品を製造できることを目的としています。

GMPとcGMPの違い
日本にもGMPはありますが、重要な項目でも任意となっていることが多く、一方アメリカのcGMPはガイドライン量が日本の163倍ほどあり、チェック項目も多く細部にまで至ることから、世界でも群を抜いて厳しいとされています。
「cGMP」の「c」はcurrentのことで、「現行の」と言う意味があります。
アメリカは、食品の安全・品質の基準は、日々変わるものなので、基準を更新していかないとならないと考えています。
ですから、「cGMP」は、随時アップデートされ最新のものになっています。これが、他の国のGMPに比べ、アメリカの「cGMP」が世界で最も厳しいとされる理由です。

「日本の基準」
日本のGMP基準は、2つの基準によって定められています。  一つは、日本健康・栄養食品協会(JHNFA)です。書類審査による認定が多く任意の部分が多いです。ほとんどの日本企業がこの認証機関から認証を受けています。GMP以外にもトクホの認定も行なっていた機関です。もう1つは、サプリメントのGMP基準を独自で作った日本健康食品規格協会(JIHFS)です。アメリカのcGMPを取り入れ、厳しい基準で安全、品質管理をしており、JIHFS は、JHNFAに比べ難易度が高とされます。
しかし、アメリカのものに比べるとまだまだ緩い基準となっているようです。

日本のGMPとcGMPの比較
このように日本にもGMP基準がありますが、とても緩い基準となっています。

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アメリカのcGMPのガイドラインは815ページにものぼりますが、対して日本のGMPのガイドラインは5ページしかありません。
アメリカでは法律で基準の取得が義務付けられているチェック事項も、日本では任意の部分が多いのも特徴です。
国内で作られたものなら安心というイメージが強いかもしれませんが、この国内のGMPとアメリカのcGMPを比べてみると、そうではないことが分かります。
緩い基準の国内のGMPをクリアしていたところで、本当に品質が保証されたことにはならないのではないでしょうか。


日本のサプリメントの現状
このような管理体制で作られている日本のサプリメンですから、過去に様々な問題がありました。国産のダイエット系サプリメントを18種類検査したところ、全ての製品が表示通りの栄養を含んでいないことが判明した事例もあります。このうちの数製品は、すでに販売中止となっており、会社自体も存在しなくなってます。大手メーカーなら安心ということもなく、大手メーカーでも異物混入などにより「自主回収」されることが度々あります。 
2007年には、キッコーマンが輸入した「ソイアクト」と呼ばれる健康食品から、放射能であるガンマ線が検出され、これを供給した国内数社にも影響が出るほど大規模な自主回収となりました。
2018年には、株式会社FiNCが発売した「FiNCプレミアムデトキシー」の7日間お試しサプリメントに、「卵、乳、かに」のアレルギー表示漏れが判明しました。これは、アレルギーのある人にとっては命に関わる問題であり、大変なことです。

その他にも、成分は入っていてもフィルムやコーティング剤が崩れず、体内で吸収されないというようなケースもありました。
せっかく摂取するサプリメントですから、安心・安全であることはもちろん、きちんと効果のあるサプリメントを摂りたいものです。

本物のサプリメントを選ぶ
では、どのようにサプリメントを選べば良いでしょうか。
サプリメントを摂取して、身体に害が出るような本末転倒なことは絶対に避けたいものです。
本場のアメリカのcGMPはとても厳しい基準であることが分かりました。
この厳しい基準をクリアしたということは、安心・高品質なサプリメントでありと言えるでしょう。
サプリメントを選ぶ1つの基準として、cGMPの認定をクリアしているかどうかを確認すると良いでしょう。きっと従来のサプリメントより効果を実感できるでしょう。


ポイント② 国際「Informed-Sport」認証

サプリメントによる「うっかりドーピング」が後を絶たない

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Informed-Sport(インフォームドスポーツ)プログラムは、WADA(世界アンチドーピング機構)が禁止する物質が含まれていないことを保証することを目的とした、スポーツ用サプリメント、原材料、および製品の国際的な認証プログラムで、cGMP認定工場でなければ取得できません。

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原材料供給から第三者の製造・梱包及び保管までの一貫したサプリメント分析と評価が認証アドミニストレーター(LGC機構)によって実施されています。 それらの製品を常時検査し、スポーツにおける禁止物質を使用していないことを証明するInformed-sportマークを施します。
Informed-Sportは製品が高品質であることも保証します。

Informed-Sport認証はこちらから確認できます。
国内ではスポーツサプリメントの「カツサプ」や「SPORTS EPA」が取得済みです。

「cGMP基準をクリアしたのか」「インフォームドスポーツ認証を取得したのか」は、サプリメントを選ぶ際の大切なポイントです。ぜひ自分に合った本物のスポーツサプリメントを見極めてください。

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