【 瞳を閉じてシャッターを切る 】


嬉しかったり楽しかったことは
心に残しておきたい。

日常でのふとした瞬間や
仕事や学校で辛いことを乗り越える時
いろんなときに思い出したいから。

でも、その場をすぐに録音できないし
機械的に残しておけるわけじゃない。

どうしよう、と考えたとき
瞳を閉じて瞼の裏に焼き付けることにした。

そうすればまた瞳を閉じた時に思い出せるから。

だから、わたしは
心に残しておきたいことがある時は
心のシャッターを切るように目を閉じる。

今日もわたしは
瞳を閉じて、思い出の写真を増やしていく。

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