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80億人に迫る世界人口の中で人が一生に出会う人の数とは?

含笑入地(がんしょうにゅうち)
→ 笑いを含んで地に入るという意味で、なにも思い残すことなく、安らかに死んでいくことをいう。

思い残すことなく安らかに死んでいくというのは、まさに理想だ。

後悔なく生きることは本当に大切だと思う。

いつ死んでもいいというと極端な表現に聞こえるかもしれないが、人生において唯一の必ずが誰もが必ず死ぬということで、それはいつ訪れるかわからない。

だから、ベタな表現であることは百も承知だが、一度しかない人生を後悔ないように生きるべきだ。

一生は長いようだが短く、その時間は限られていて、その中で一体どのくらいの人と出会うのだろうか。

そんなことを考えたことあるだろうか。

一生に出会う人の数

この疑問については、1つの有名な通説があるのをご存知だろうか。

・人生でなんらかの接点を持つ人は、30,000人
・学校や仕事を通じて近い関係になる人は、3,000人
・親しい会話ができる人は、300人
・友達と呼べる人は、30人
・親友と呼べる人は、3人

という、いわゆる3にまつわる数字になるのだが、この数字を聞いてどう感じただろうか。

多いと感じた人もいるかもしれないが、今や世界人口は80億人に迫る勢いだ。

その中のせいぜい30,000人と接点を持つということは、全体の0.000375%ということになる。

こう考えると、どれだけ少ないんだと感じると同時に、世界がどれほど大きいのかということがよくわかるだろう。

この数字の根拠は、人生を80年という前提がある。

1年は365日なので、29,200日となるわけだが、まあうるう年とかもあるので、約30,000日という計算になる。

つまり、1日に1人の人と出会うという仮定のもと、30,000日で30,000人という単純計算からきているのである。

1秒に1人の人と出会った場合の総計

それでは、1秒に1人の人と会うとしたら、一生でどれくらいの人と出会うことができるのだろうか。

人生100年時代といわれている今、100歳まで生きる前提で算出してみる。

うるう年も考慮すると、1年は365.25日なので、100年は36,525日となる。

1日は24時間なので、1,440分、86,400秒。

36,525日×86,400秒なので、3,155,760,000秒となる。

ということは、1秒に1人会うという条件で100年生きたとしたら、31億5,576万人に会えるということだ。

くり返しになるが、世界人口は80億人に迫る勢いだということを考えると、半分にも満たないという計算になる。

こうして考えると、人と人の出会いというのが、いかに奇跡的なものなのかがよくわかるだろう。

付き合う可能性がある人の確率

また、この話も有名なので聞いたことがある人もいるかもしれないが、いわゆる付き合うという話についてだ。

誰かと付き合うということは、それなりに親しくならないと発展しない関係なので、上述した親しい会話ができる人が300人というところに必然的にスポットが当たる。

つまり、付き合うのはこの300人の中からということになる。

異性と付き合う人が大多数だと思うので、半分が異性だとすると150人ということになる。

ということは、異性と付き合うことを大前提とすると、付き合える機会がある人の数は一生で150人ということだ。

これを世代ごとに按分していくと、30歳までに55人の付き合える可能性がある人と仲良くなるという計算になる。

10年間では、18.75人という数字になるが、人は割り切れないので18人。

1年間では、1.87人なので1人という人数になるということだ。

2年間では、3.74人なので、こちらも小数点以下は切り捨てなので、3人という数字が出てくることになる。

例えば、今年の2022年7月の時点で、今年すでに新しく挨拶以上の親しい会話ができる仲になった異性が1人いるとしよう。

そして、その人が付き合いたい人でない、もしくは付き合える状態でない人だったとする。

となると、1年で付き合う可能性がある人は仲良くなった人の中から1人という計算になるので、2022年内はもう親しい会話ができる仲になる出会いはないということになる。

7月の時点で半年という年月が流れているので、1年内という時間軸が確定していることになるからだ。

これを、2年スパンのあと1年半の間と考えた場合、付き合える可能性がある人と新しく出会えるのは2人ということになる。

こうやって書くと夢も希望もないようになってしまうが、あくまで計算上ということはご了承いただきたい。

算出方法による疑問

こうやって書いていくと、疑問を持つ人も出てくるはずだ。

例えば、東京ドームなどの大きなイベント会場に野球を観に行ったり、ライブに行ったとしよう。

するとそこには50,000人以上のファンたちがいるということがある。

また、満員電車やバスに乗ると、そこにはたくさんの人が同時に乗っている。

ということは、一気に出会った人の数がカウントされるじゃないかという疑問だ。

確かにそういった場面を考えると一気に出会った人の数は増えるかもしれないが、このあたりは出会いとしてカウントしないというのが通説には含まれている。

なぜかということに関しては空気を読めよといったところだろうが、まあそこは目くじら立てるほどのことでもないので、フワッとさせていいだろう。

まとめ

いずれにせよ、今のあなたの年齢に合わせて、30,000人から3人までの人を当てはめてみてはどうだろう。

もちろん、30,000人に出会ったかどうかのカウントをすることは困難なので、親友と呼べる人、友達と呼べる人、親しい会話ができる人あたりまででいいだろう。

私個人的なことを述べると、みんなそんなにいるのだろうかといった反応になる。

兎にも角にも、一度しかない短い人生を謳歌しないともったいないという気持ちは改めて変わらないことだけは確かである。


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植田 振一郎 Twitter

株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。