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知識を一生モノに変える「ハブルータ学習法」の秘密!

みなさん、こんにちは!スタッキーです。

せっかく手に入れた知識を一生使えるレベルに昇華させたいと思ったことはありませんか?スポンジのような脳を持つ子どもでも、知識を習得するのにはそれなりの時間を要します。

せっかく手に入れた知識だからこそ、完全に自分のものにしてしまいたいと思いませんか?今回は、ユダヤで生まれた「ハブルータ学習法」について解説します。

この記事は次のような人におすすめ!
・基礎的な知識は身についてきたものの応用が利かない
・新しい知識を吸収するのは得意だが倍以上のスピードで忘れる
・ヒトからより良い考え方を吸収して脳を多面的にしたい
・学習した内容をうまく定着させ満足度を一段あげたい           

知識を自分のものにしたい方は必見です!それではどうぞ!

知識の樹を育てるためにすべきことを考える
ときどき生まれる得意分野とその影響

特定の分野で急激に理解が進んで、学習がたのしいと感じた瞬間はないですか?
そんな時には、どこから湧き出たのか分からない不思議な全能感があります。

さらに、スコアがあがれば、一定の期間、学習モチベーションもハネあがります。
しかし、放っておくと結局ほかの分野と変わらない状態に戻ってしまいます。もったいない。。

知識の「幹」ができたとしても、それに見合う「根」がなければ「樹」がもたないのです。あのイーロン・マスクも、これをセマンティック・ツリーと表現して重要視しています。

爆アゲした理解度が下がらなかったら

もし、学習した知識が完全に定着できるなら、とても効果的だと思いませんか?
学習法と定着率に関する研究に「ラーニング・ピラミッド」というものがあります。

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われわれが普段行っている学習法は、講義や読書などの「パッシブ・ラーニング」が中心です。これはインプットにフォーカスした学習法であり、ペースの維持、効果の測定に適しています。

一方、「記憶の定着率」に焦点をあてれば、「アクティブ・ラーニング」が効果的です。これはアウトプットにフォーカスした学習法であり、深い学びや知識の応用に適しています。

アクティブ・ラーニングは、他者への説明、自らの体験、グループ討論を含んでいます。これらをまとめて面倒みてくれる学習法を探し、出会ったのが「ハブルータ学習法」です。

ハブルータ学習法が持つ「メタ認知」のパワーを試す
ハブルータ学習法とは何なのか

ハブルータは、数千年もの長きにわたりユダヤの人々が子どもに施してきた学習の核心です。この学習法のポイントは、パートナーと1対1で行う「質問」と「討論」にあります。

この活動を通じて、学習者はより発展した解答を探し出しすために話し合いを行うのです。ラーニングピラミッドにおいては「ヒトに教える / 互いに説明し合う」学習法が該当します。

そして、その定着率は90%とされています。
これは「講義」中心の学習法の5%と比較すると18倍の効果にあたります。

知識の獲得にはパッシブ・ラーニング、知識の定着にはアクティブラーニングといえそうです。また、アウトプットを中心としているため、メタ認知のパワーを借りることができます。

メタ認知とは、自らの思考そのものを客観的にとらえる力です。
つまり「本当に分かっていること」と「分かったつもりになっていること」を区別する力です。

これは、自分の言葉で説明できないことをあぶり出し、補完する上でとても重要です。

まずは学習した内容をヒトに説明してみる

前提知識のない他人に何かを説明して理解してもらうことは、大人でも容易ではありません。

そのため、子どもがハブルータをして、うまくいくのか半信半疑でした。
が、やってみないと分からないので、ひとまずチャレンジすることにしました。

さいわいにもわが家にはジィジがおり、孫の話なら無限に聞いてくれるありがたい存在です。

スタッキー:ボヤッキー、昨日学習した内容をジィジに自慢してみたらどう?

ボヤッキー:あぁ、いいねー!あの問題、ジィジは絶対とけないよ。
ちょとまって、ちょとまって、えーっと、ここどうなってたっけ?

いざ説明するとなると自身の弱点が急に気になってくるようです。これが「メタ認知」か?!説明の途中でわたしに質問したくないのか、ひととおりリハーサルにつきあわされましたw

説明がわかりにくい箇所があると質問が飛ぶ

初回のハブルータでは、一通りの説明をヨコから見てみることにしました。

説明がつたないとすかさず質問が飛んでくるので、何度か言い換えて説明しなおしています。また、どうしてそうなるのかなどの想定していない質問にも自分なりに回答しています。

いずれにしても、どんどん理解度を深めているのが分かります。
そこで、今度はバァバに向けて2度目のハブルータを実施することにしました。
今度は前回より明らかにスムーズに説明できています。

ハブルータは百人組手のように実施するのが良いということも分かって参りました。

リアルタイムに図を描くことで更なる効果

途中からは図を描きながら説明することを覚え、より効果的に内容を伝えるようになりました。そして、レーザーポインタやハイライトを駆使して小器用に説明しています。

もはや、わたしが説明するよりデバイスの扱いはうまい気がしてきました。

この「図に書きながら説明する」という方法は、解法の流れを理解できないと成立しません。つまり、理解度がさらに一歩深まっていくようです。

リモートハブルータを支える2つの要素
リモート環境で使えるツール

リモートでハブルータを行えるようにしてくれるツールをご紹介します。

ボヤッキーのデジタル学習全般を支えているのは、何度か登場している「iPad」です。わが家には高価なデバイスでしたが、それに見合うほど役に立っているように思います。

つぎに、リモート接続を実現しているのが「Skype/Zoom」などのビデオ会議アプリです。

さらに、ノートアプリ「GoodNote」を組み合わせて、ホワイトボード化しています。
ノートアプリを便利にする「Apple Pencil」と「ペパーライクフィルム」も一緒に使ってます。
大学生の間でノートアプリが流行っていると聞いて使いましたが、正直、よいです。

世代を超えて話しかけられる相手

ハブルータはペア討論を基本とするため、説明や議論の相手が必要です。
身近に子どもの話を真剣にきいてくれるヒトがいれば、ぜひ大事にしましょう!

彼らはわが子の能力をアップさせ、あなたにひとときの休養を与えてくれるかもしれません。
そして、孫との幸せなひととき、祖父母孝行の機会につながるとなおよいですね。
わたしは、世代を超えて知識が継承されるとよいなと考えています。

とはいえ、毎週はシンドイので、ウチでは最大でも2週間に1回というルールにしてみてます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、「ハブルータ学習法」をご紹介しました。

メタ認知のパワーを最大限に活用し、学んだ知識を一生使えるレベルに昇華してみてください!

ハブルータ学習法を日常生活に組み込もう!
* リモート環境はハブルータ学習法を身近なものにかえつつある
* このメソッドは手に入れた知識の定着率を最大化することができる
* アクティブとパッシブの2つのラーニング法は、知識の根と幹をつくる
* 祖父母孝行と同時に「世代を超えた知の継承」も期待できる

アクティブ・ラーニングは、一般的に時間や準備の手間がかかるというデメリットを持ちます。しかし、「ハブルータ学習法」は準備が最小限で済み、時間も1~2時間でできます。

せっかく手に入れた知識が失われることを考えたら、試す価値があるのはないでし
将来、まだ見ぬ世界をサバイバルするわが子に日曜日の日課をプレゼント

ただし、これは休憩扱いです。

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