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ビジネスパーソンのタイパ情報収集術・意外と知られていないシンプルな方法

はじめに

私は現在グローバル金融機関に勤めるビジネスパーソンです。日々の仕事に追われる中で、何とか効率的に情報収集がしたいと長年試行錯誤してきました。何度かモデルチェンジを経て、タイパ&コスパが高く、クオリティも十分に担保された仕組みがようやく構築できました。職場の同僚や知人に話したところ、意外にも知らない方が結構いらっしゃるようですので、少しでもご参考になればと思いここでも共有させていただきます。なおSNS等の中にも貴重なビジネス情報はあるのだと思いますが、探す時間がないため、タイトルの通り高タイパ&高コスパで信頼できるソースのみに絞っています。以下、媒体毎に述べます。


1. TV情報:テレ東ビズ・NHKプラス

テレ東ビズNHKプラスが鉄板だと思いますが、意外と認知度は高くないようです。テレ東ビズは同局のニュース番組をはじめとしたコンテンツがアーカイブを含め、いつでも視聴することができます。月額550円(税込)のみです。NHK+はアーカイブはありませんが、同局の最新コンテンツの多くを視聴することができ、NHKの受信料を払っていれば無料です。
この2つについて、一番強調したいのは、×2.0倍速での視聴が可能な点です。私は朝起きてすぐPCで前夜のWBS(ワールドビジネスサテライト)と日経ニュースプラス9、そしてNHKニュースウォッチ9を、重複する部分をスキップしてスピーディーに視聴しています。タイパ&コスパ抜群です。

2. 新聞情報:日経電子版・朝日新聞デジタル

これは基本中の基本だと思うのですが、大多数のビジネスパーソンが電子版に移行しているわけでもないようです。スマホ・PCから電子版仕様で見れるだけでなく、紙面ビューアーで紙面のイメージのままで記事をチェックすることができます。スマホだと画面が小さすぎるかも知れませんが、タブレットやPCでは快適に見れると思います。私の場合は、1のテレ東ビズとNHKプラスで先にニュースをチェックしていますので、新聞は紙面ビューアーをクリック、クリックで記事のタイトルをどんどん流し読みし、1にはなかった記事があれば拾い読みするイメージで使っています。
なお我が家は、日経電子版は電子版のみのコースを購読していてペーパレス、朝日新聞デジタルは現時点で電子版のみのコースがないため、紙との併用コースを購読していて、紙版は家族が読んでいます。

3. 雑誌情報:楽天マガジン

雑誌をwebで閲覧することができるサービスについては様々なものがあると思いますが、私は普段楽天経済圏で生活していますので、その一環で当初は対して期待もせずに楽天マガジンを試しに購読してみました。
これが月額418円(税込)と安く、私が必要としていた経済誌が概ね網羅されていました(エコノミスト、東洋経済、ダイヤモンド。日経ビジネスは未収録)。雑誌のカバレッジ総数も6,000誌以上と充実、コスパ抜群です。これもクリック、クリックで記事をどんどん流し読みできますので、タイパの観点からもメリットがありますね。
経済誌のほかは日経トレンディでマーケティング系の情報を、日経エンタテインメントで芸能トレンド等を見るようにしています(日経依存です)。
なお、紙版の紙面との比較で全てのコンテンツがカバーされているわけではありませんが、コスパの観点から十分許容可能だと思います。
昔ダイヤモンド等の年間購読をしたことがありましたが、全く読み切れず、未開封の紙束が毎週積みあがっていくのが、ものすごくストレスでしたが、そのような心配も全くありませんね。

4. 書籍情報:TOPPOINT

TOPPOINTは知る人ぞ知る新刊書要約の月刊誌です。年間購読料13,200円(税込)で、新刊のビジネス書を中心に毎月10冊が選定され、その10冊について、各々4ページに要約してくれた冊子が毎月送付されてきます。ここは趣味の世界かも知れませんが、選定基準が自身のテイストにあっているのと、わずか4ページの要約のクオリティが高く、とても気に入っています。
ただ最大の長所は、TOPPOINTライブラリーです。これは端的に言えばWeb版です。こちらは初期費用9,000円のみで、購読している期間は追加コストはありません。新刊に加え過去の全てのアーカイブ(2,000冊以上)もWebサイトから閲覧可能です。
私の場合はTOPPOINTライブラリーをスマホの読み上げアプリに繋げて倍速で聞いており、これだと1冊10分程度で、非常に中身の濃い読書が可能となります。要約を読んで興味を持ち、1冊まるごと堪能したくなったら、書店で購入すればよいのですが、外れを引く可能性も低くなりますね。
類似のサービスとしてFlierがあり、一時購読していましたが、ビジネス書に重きを置くとすればTOPPOINT一択だと思います。
ちなみに私の場合、紙の冊子は不要ですので、毎月未読のままメルカリで売ってしまいます。これでコストの半分くらいは回収できます。

5. 音声情報:FT News Briefing等

きっかけは音声情報の切り口ではないのですが、私は昔から海外の動向も知っておきたいと思い、色々な媒体を試しました。TIME、Newsweek、Wall Street Journal等の購読、全て消化不良、積読でした。自身は金融機関勤務ですので、Financial Timesも購読したいとも思ったのですが、これは無理で、べらぼうに高くてとても個人で購読できるものではないです。
結局落ち着いたのはポッドキャストです。仕事柄、英語も日常的に使いますので、FT News Briefing、BBC Global News Podcastを良く聞いています。FTの方は、時間も10分強と程よく、内容もコンパクトにまとまっています。話すスピード速すぎず、英語のリスニングの練習にもなります。なおCNNですとかアメリカのニュースは、アメリカ国内の政治の話がかなりを占め、内容に偏りがあるため、選別して聞いている感じです。
1つのモデルとして、音声情報については、海外の情報収集と英語学習の二毛作を目指す、英語のポッドキャストの活用をおススメします。

さいごに

以上、私がこれまで高い授業料を支払って経験した様々な失敗を踏まえて、真に高タイパかつ高コスパの情報収集法を、媒体毎に共有させていただきました。この中からさらに優先順位をつけるとしたら、テレ東ビズTOPPOINTを推したいと思います。テレ東ビズは550円でこのサービスは申し訳ないくらいですが、いまいち認知度は高くないようです。TOPPOINTは著名な経営者の方の中にも愛用されている方が結構いらっしゃるようですし、ぜひこの高いクオリティを試していただきたいです。
あとこれは余談で、当初全く意図としていなかったのですが、上記に取組んだ結果、完全なペーパレス生活となりました(TOPPOINTの冊子もメルカリで売りますので)。自身の部屋に紙というものがほとんど存在しません。私はとても快適なのですが、ここは個人の嗜好の部分かも知れませんね。
少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

STA


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