今年に入って買ったリハビリ教材

1月より回復期病棟専従STから移動となり、色々な部門にリハビリをしにいくようになったのですが、その中で困っていたのが

通所デイでの自主訓練

脳力トレプリなども作成している私ですがデイケアに来られる患者さまの自主訓練を依頼された時

自分の作った教材だけでは対応できないと感じました

何人ものSTが担当してきた長年の利用者さまが多く、当院にある教材は何回もしていると引き継ぎをしてもらったSTから言われました

私が担当することとなった利用者の多くは失語症が残存していることが多く出来る課題も限られているとのこと

失語症の程度は中等度から軽度寄り、年齢層は75歳以上。女性が7割、男性3割といったところ。集中力もあり残りは宿題で持ち帰るほど熱心な人が多い

さっそく教材探しを始めた私は
✳︎言語性課題も少し取り入れたい
✳︎集中して取り組める解くのに少し時間がかかる課題（難しいという意味ではなく）
✳︎できれば自立して行える課題
✳︎コピー（白黒）しても使えるものレイアウトがシンプルなもの
を意識して探し始めた結果

5つのドリルを購入！
買って正解と自分を褒めてあげたい納得の教材だったのでご紹介します。

ゆっくりていねいに学びたい子のための ことばあそび1 文字と単語の抽出 似ている音 似ている文字 特殊音節 あいさつの言葉 季節の言葉 (喜楽研の支援教育シリーズ)

ゆっくりていねいに学びたい子のための ことばあそび2 「〇」ではじまることば あ~ぼ ステップ別しりとりと ことばつなぎ (喜楽研の支援教育シリーズ)

ゆっくりていねいに学びたい子のための ことばあそび3 清音、濁音、促音、名詞、動詞、形容詞、複合語、漢字など せんむすび、クイズ、しりとり、クロスワードパズル、まちがいさがし、漢字あそび (喜楽研の支援教育シリーズ)

「ことばあそび」シリーズでは難易度がそこまで難しくなく、幼児用ということもあり、
イラストなどから手順が予測理解しやすいため自立して行いやすいプリントとなっています。
失語症が残存している利用者様にとっても取り組みやすい課題となっています。

1日1ページ あの時を思い出す 懐かしい昭和の風景 間違い探し (週刊朝日ムック)

まちがいさがし　昭和の思い出編　脳トレ・介護予防に役立つ (レクリエブックス)

「間違い探し」では他の間違い探しに比べ断トツでイラストが見やすい！つまり高齢者にとって見比べやすく複雑でない分、集中力を高めやすく、認知機能も鍛えられる課題。
また懐かしい情景などが利用されているためその後の会話などのきっかけにもなると感じ購入に至りました。

一人一人に合う課題を探すのは中々難しい事ですが私たちの専門性が発揮される部分でもあると感じています。
療法士のいるデイを利用される方が有意義な時間を過ごせるように課題の引き出しはたくさん作っておきましょう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　me;でした。