お盆

　この身体になってからと言うもの我が家の墓がある田舎には全く帰ってはいない。
　今いるところはからは早く帰るには飛行機、普通に帰るなら新幹線の距離だ。
　なんだかんだと言っても身体や今や寂しい財布に厳しい状態だ。
　こちらで仕事していた頃は業務の関係上お盆には帰ることはなかったが時間を見つけては墓に参ってはいた。
　そんな感じで基本お盆に墓参りをすることはこっちに出てきてからはない。
　そんなだから罰当たりの誹りを受けるのは甘んじてはいる。
　言い訳を言わせてもらうならこの車椅子で墓の前までは行くことができない。
　ま、そんなだから遠い地で先祖の両親の菩提を祈るだけだ。
　しかし私は、と言うよりうちでは精霊馬を飾ったことがなく漫画なんかで知ったくちだ。