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読書録~The Lincon highway 物語の中の物語の中の物語

Gentleman In Moscowの作者の新作、The Lincon Highwayを読みました。
私には、とっても面白く、引き込まれて読みました。

私は、凄く没頭して読めた小説にであると、作者のことを知りたくなります。まず、他の作品も読んでみたくなるし、それから、作者の生い立ちに何か作品をより理解ヒントがあるかもと考えてしまうからかもしれません。

Gentleman In Moscowを読んで作者のことを調べた時、いい意味で期待を裏切られました。何かしらロシアに関係ある人なのかと安直に考えていたら、フルタイムで作家になる前はニューヨークで投資業をしていたそうで。そして、長編はGentle Man In Moscowが二作目というのにも驚きました。デビュー作も読んでみなきゃ。

本作は、1950年代のアメリカを舞台に、ネブラスカで育った二人の兄弟と、その友人達のロードトリップの物語です。タイトルになっているLincon Highwayは、アメリカを東西に横断する高速道路の名前です。

一つの物語の中に、様々な人の物語が出てくるのは、前作に通じるところがあるのかも。様々な人物の、それぞれの視点でのモノローグ中心に話が繰り広げられ、読んでいく中で、それぞれの登場人物の見え方が変わってきます。私は、それぞれのキャラクターの視点の作り込み、モノローグを一番に楽しみました。

作者のホームページは、作品の楽しんだ読者へ向けてのReading Club向けの質問があったり、作品の背景があったりして、また楽しめると思います。

様々な時代、地域のアメリカの小説を読むことで、私のアメリカの見え方も少しづつ豊かに厚くなってくれるといいなと願います。

https://www.amazon.com/Lincoln-Highway-Novel-Amor-Towles/dp/0735222355


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