共感とお金、どちらがビジネスにとって必要ですか?
共感が循環することで、ビジネスは成長していく
私はそんな経験をたくさんしてきました。
これまで30社ほどの起業や経営をしてきて、たくさんの起業家/経営者と接している中で、確信しています。
共感がなければ、事業は成り立たないといっても、過言ではありません。
そんな声もたくさん聞いてきました。
では、お金があったとした場合、共感の無い事業は成り立ちますか?
全く共感を必要としないビジネスもあるでしょう。
条件だけで成り立つ商売も、時には存在します。
しかし多くのビジネスでは、そうではありません。
一時的には成り立つこともあるでしょうが、
でも、長く続くことはないでしょう。
では、お金はないけれども、共感を得られたらどうでしょうか?
ビジネスとして、成立する可能性があるのでしょうか。
現代は、その共感でお金が集まるクラウドファウンディングという仕組みもあるように、共感がお金を動かすということが証明されています。
つまり、無いと深刻なのは、共感だと思います。
でも以前に、こんなことを言われたことがありました。
きっとこういう方は、「ビジネスに感情を持ち込むな」というタイプの方かもしれません。
人を論理的にコントロールしたいという気持ちが高いのだと思います。
でも私は、この気持ちも、わからないでもないです。
私もたくさんの経営の分だけ、たくさんの経験もしてきました。
感情というものが怖いと思ったことも、たくさんあります。
でも今は、怖いという感覚以上に、温かさを感じます。
感情はひとそれぞれで、コントロールできるものではないです。
でも、
共感というひとつの想いを形づくることができるとも思っています。
私が共感の話をすると、それはNPOの話じゃないのか、ビジネスといっても小さなビジネスじゃないのか、とも言われたりします。
まあ、何を言っても何かを言われるのは慣れていますが…😂
大小も営利も非営利も、伝統産業もスタートアップも、全く関係ありません。
共感がなければビジネスは続かないし、成長もしない。
もちろん、共感だけではビジネスにならないことも多くありますから、どのようにその共感をビジネスという仕組みに繋げていくのか?というところが鍵になります。
特にこれからの時代は、ビジネスにおいて顧客とブランドとの境界線がどんどん曖昧になってきます。
ビジネスにおいて共感をどう扱うのか?
これまでたくさんの事業でそれをトライしてきました。
今年はこれを、全部出し切ってみようと思います。
なぜなら、共感で循環する社会や経済を作りたいから。
そのために経営者が、共感のもとに自社やビジネスの存在意義を確立したいと思わなければはじまりません。
いま流行の言葉でいえば、いわゆるパーパスというものでもあります。
ブランディングをパーパスと言い換えているだけのことも多いので、ちゃんと共感について理解をしていかなければ、このパーパスもまた、手段として消費されていくことになってしまいます。
できるだけ多くの経営者の方に知って欲しい。
だから、経営の中で、共感をどのように扱うのかを、一緒に考えていく仲間をたくさん作っていきたいと思います。
ぜひ一緒に共感が循環する社会や経済をつくっていきましょう。