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ドイツの現場から: 果たして働き方改革の模範なのか?

多くの関心が寄せられている昨今のテーマとして、働き方改革があるかと思います。その中で、ドイツは働き方の理想系、的に言われることも多いです。

果たして本当にそうなのでしょうか?

確かに、以下の点は優れています。
・超過勤務時間に制限が設けられており、それを超過してしまう時には休みを取るか、特別な申請が必要
・分業制が浸透している
・有給休暇は一年で平日30日、前年からの繰越もあり
・病欠は随時可能。3日以上連続して病欠の際には医師の診断書が必要
・日曜日や祝日の勤務は、時間給と税金面で優遇される

などなど。

さて、先日、Oberarzt達とハートセンターの管理部門の事務が集まって、経営作戦会議をしました。毎週月曜日にやっているのですが、今年から自分も参加することになりました。

今回の議題はまさに、「看護師の不足をどう対処するか

不足と言っても、カテ室を担当する日勤の看護師は、早番遅番を含めて総勢18人。

問題なのは、「多すぎる病欠」なのです。
前日と当日の病欠連絡により、18人中11人前後が「病欠」で、患者さんはたくさんいるのに、医師もいるのに、看護師が足りなくてカテ室をまわせない、という状況が何日も続いたのです。

病欠といっても、日本の職場環境の中での病欠とは訳が違います
「ちょっと病気な気がする」くらいで全然休むのです、ドイツ。
天気が良い日も病欠が増える気がします。そう、仮病。笑

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