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移住して2年半。理想のカタチになってきた。

2020年春に移住をしてから、今年で3年目。
当時はコロナが流行り出したばかりの頃で、
みんな意味不明なウイルスにビビりまくっていた。

私ももちろん、2週間の自宅待機が最初の仕事です、と言われ
家から出れず、人にも会えず、歓迎会も何にもないまま
ぬるっと双海での仕事が始まった。

「双海にゲストハウスがしたい!」
と夢見ていたのに。
当時は大学4年生の年だったので
同級生の友達は皆、単位も取り終わって就活も終わって暇な時期
の子が多く、双海にたくさんきてもらう絶好のチャンスだったのに。。

結局、双海に来たいと行ってきてくれた友達もたくさんいたが
祖父母もいるし高齢者の多い町だから・・
と延期にしてもらうことばかりでとっても寂しかった。

そのまま、みんなは社会人になってしまって、なかなか遊べなくなった。。

でも悪いことばかりでもなく、
どうせ祖父は反対していたので
すぐに祖父母の家でゲストハウスをやることもできなかった中
コロナのおかげで頭を切り替え、オンラインショップや商品開発など
新たな事業を生み出せた。
移住する前はまさかこんな事業やるなんて、1ミリも頭にはなかったのに
驚きのスピード感で物事が進んでいって、ベンチャーみたいで楽しかった。

それで、メディアに取り上げられたり実績を少しずつ積んだりしていく中で
祖父は私の努力を認めざるを得なくなった。
「応援しちゃるけんな」と言われた時は、もう感動。

資金調達・大掛かりなリノベーションが必要なゲストハウス計画に先立ち
「ゲストハウスと相乗効果のあるカフェはやるべきだよね」
という話に銀行さんとなっていたこともあり、
これも全然やりたいと思っていなかった喫茶店を
勢いだけでオープンさせた。

なんにも料理得意じゃないし、ずっと同じところにいれる自信もなかったし、飲食なんてバイトのしすぎでうんざりしてたはずだったのに
やってみると、楽しくて楽しくて。

もっといいものを出したい。美味しい、美しい料理を提供してたくさんの人に喜んでもらいたい。
そんな気持ちが芽生え、毎週土日、いろんな人が会いにきてくれる営業日が心のオアシスのようになっている。

半年以上の格闘を経て、色々本当に大変だったが
(またの機会にnoteに書きたい)
ついに宿部分のリノベーションも完了。
紆余曲折を経て、
2022年春、念願の、ゲストハウスをついにオープンさせることができた。

こう考えると、最初はゲストハウスのプランしかなかった私だが
外部環境に影響され、気づいたら3つも事業を始めていた。

2022年夏。
3年以上夢に描いたゲストハウスを営業させて
初めての、夏。
海辺のまち双海にとっては、絶好のハイシーズン。

さらに、ワクチンも4回目に突入し、感染者こそ多いものの、
人々の意識も少しずつ緩やかに。
3年ぶりにいろんなイベントは開催され、お盆には久々の子供たちの帰省に喜ぶおじいちゃんおばあちゃんの顔も多く見られた。

そんな、2022年の夏。
ポパイには、今日も、5人の若者がリビングにいた。
住み込みのスタッフが突然舞い込んできてくれて、
田舎にホームステイしにきた高校生や、意識高い系かわいい系大学生がずっといてくれて、
その友達が来たり、
四国旅に来てくれた昔のシェアハウスメイトが来てくれたり。

今日は、大学生のキムが
夜ご飯ににんじん入りハンバーグを作ってくれていた。
私が全国3位のシニア達とサッカーにリフレッシュしに行っている間に
4人の旅人トークが繰り広げられ
帰ったら、元シェアハウスメイトは延泊を決めていた。

みんなでリビングで
各々が、仕事したり、明日遊びに行く観光地を調べたり。

お盆はずっと満室で、
子供が遊んだり若者が飲んだり。
毎晩のように屋上でBBQが繰り広げられ、
星空シネマが開演された。

ああ〜
シアワセダ〜〜〜〜

やっと、自分の場ができて。
そこに、毎日いろんなところから
いろんな人たちが舞い込んできて
一期一会の出会いを楽しむ。

自分だけじゃなくて
長期滞在や住み込みの子も
ホスト側の感覚で
来る人を受け入れ、
去る人に別れを告げる。

去年までの、
自分の場がない中で友達が来る時とは全然違っていて
双海の魅力の伝え方だったり
ポパイ自体が持つポテンシャルも存分に
楽しんでもらっているのがたまらなく嬉しい。

こんなにいい場所にお店があって
独り占めしてるわけには行かない。
みんなにシェアできて、みんなに褒めてもらえて
みんなに大好きになってもらえて
本当に嬉しい!!!!

もともとシェアハウスに1年くらい住んでいて
双海でもシェアハウスができたらいいなあ〜
となんとなく思っていたが
こんな形で、ゲストハウスでもあり、
シェアハウスのようでもある暮らしができていて
なんだかすごい。

毎日、旅行という非日常な時間を過ごしているお客さんを前にして
これが日常の私は
地に足がつかない感覚を覚えているが。笑

ああ仕事頑張らなくちゃ!






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