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マカロンの教育コラム

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保育士・教員免許所有の筆者が綴る教育の小話。 子育ての気付きや教育関連の想いをごちゃごちゃと
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2020年6月の記事一覧

地方で育つことと、東京で育つこと

学費が無料のIT技術者養成機関ができたようですね。 年齢や経歴を問わず、学ぶことができるという画期的なスタイルです。 日本の大学ももっとこういう感じになっていってほしいな。というか、日本の企業が、勤めてからもこういう学びができるような働き方を認めてほしいな。 一日5時間以上の学習が目安で、基本的には六本木のキャンパスに通う必要があるということです。 サッと見ただけでは分からないことも多いですが(選考の内容とか)、18歳以上であれば入学できるというのだから、多くの人に学ぶ

我が家の「宿題タイム」の様子

「宿題を見るのが意外と大変。」 子どもが小学生になったときに私が思ったことです。 私(30代)が小学生のころ、宿題なんて全然出ませんでした。 高学年から塾に行っていたので、その膨大な宿題と戦ってはいましたが、ゆとりのさなかの小学校なんて、居眠りしていても大丈夫、って感じでした。 親になった今、勉強というものは、やるに越したことはないと思ってはいますが、特に小学生のうちはやる気がない時にやっても頭には入らないだろう(=つまり無理にやらなくてもよい)というのが持論です。 特

教員の加配の話ってどうなったんだろう

そういえば、学校の先生や、それをお手伝いする人を増員するという話、あれどうなったんだろう。 私自身も、自宅からあまり遠くない地域で、得意なこと(子どもと接する、ICT関係)を生かせたらいいかなと思って気になっていた件なのですが。 文科省の人材バンクに登録の巻で、まずはこの件について調べると、文科省が管理している人材バンクなるものを見つけたので、これに登録をすることにしました。 ↓何も表示されませんが、「学校・子供応援サポーター人材バンク開設!」というチラシです(国よ、こ

庶民が習うヴァイオリン、具体的な金額と良かったこと

「お子さんたち、何か習い事されてるんですか?」 子育てサロンの職員時代、利用者さんからよく聞かれていました。 確かに、子育て相談に乗ってくれる人の子どもが何を習っているのか、なぜそれを習わせているのか、気になりますよね。 嘘をつく理由もないので「娘がバレエとヴァイオリンを……」というとちょっと引かれることもありました。 「先生、セレブ?」 いや、セレブはパートで働かないでしょ。庶民だわ。 私が娘にピアノじゃなくてヴァイオリンを習わせている理由は先日記事にしました。もちろ

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人前が苦手で、人見知りの娘が学ぶ英語

娘(小5)は同年代の友達は無限に作れるようです。実際、クラス替えがあってもなんのその。新しい友達ができるから嬉しいな~くらいの余裕を見せていました。 しかし、そんな娘もなぜか大人と話すときはボリュームが7割減。耳をそばだてないと何を言っているのかわからない。 先日、トゥシューズを買いに行った時もフィッティングをしてくださった店員さんが聞き耳立てて娘の話(履き心地とか)を聞いていたのでこっそり失笑していました。 今日はそんな娘の英語の話。 幼いころから英語を習わせなかった

繊細過ぎて「繊細さん」の本が読めない

本屋さんで「『繊細さん』の本」という本を見かけました。 とっさに「あ、きっと自分のことだ」と察したものの、怖くて手に取ることができませんでした。 そういうところが繊細なのか。 と思いつつも、自分のことを「繊細」というなんて、おこがましいよね。 繊細ってもっと儚くて、文字通り繊細な人のことを言うよね。とか。 ぐるぐる考えるあたりがきっと繊細。 私の繊細度、ちょっとご紹介。 環境の変化にすごくすごく敏感です。クラス替え、進学、入社、転職とか、もうそれなりの年齢なので一通り

習い事としてのバレエの落としどころ

7年前の今頃、汗を拭きながら3歳の娘と二人で子ども向けバレエ「シンデレラ」を観に行きました。 私自身もバレエらしいバレエを見たことがなく、どんなものなのかもわかりませんでしたが、娘も私も舞台のすばらしさの虜に。 帰り道、「面白かったねー!」「また見たいねー!」「娘ちゃんも踊ってみたいんだったら、お教室があるんだよ。」と声をかけたことをきっかけに、ちょうど4歳から習い始めました。 習うからには目標を立てるただ、4歳相手でも「楽しそうだから」「フリフリの衣装が可愛いから」とい

休校が明けて2週間。我が家の小学生の様子

学校が始まり、2週間が経ちました。 今日まではクラス半分ずつの登校です。 一週目は出席番号で半分に分けられて、前半の子たちは午前、後半の子たちは午後から登校してそれぞれ授業を3コマ受けていました。 二週目は午前と午後のメンバーを反転させています。 先生、一日に同じことを二回やっているということですね。お疲れさまです。我が子たちは出席番号後半組なので、先週は午後から、今週は午前から登校しています。 いや、今週は急に暑いしね。さすがの我が子も疲れている様子です。 変則的な

失効中の人が語る、教員免許は国家資格じゃないって話

教員免許に関して、変化が起こるかも? ここでは、 「教員免許を国家資格にした方がいいのでは?」 「教員免許の更新は、教職に就いて10年後に一度だけでいいのでは?」 という話があったそうです。 教員免許は国家資格じゃない…っていうか、教員免許って国家資格じゃなかったのか!?という方もいるでしょう。 教員免許は教育実習を含む既定の単位を取っていれば、大学の卒業とともにもらえる資格。卒業式の日に各都道府県の知事の名前が載っている厚紙(免許状)をもらうだけです。賞状みたいなやつ。

読書好きの娘との攻防~小学生の本選び~

娘(小5)は本を読むのが好きなようです。 転校してから学校の朝読書の時間が減ったのが大層不満とのこと。 思い返せば、幼いころから絵本を読むと良いだろう、というざっくりした心持ちで買いそろえた絵本たち。私の好みで古本屋さんで購入したものが多いのですが、ちょっと貸し出しができるんじゃ?というくらいの冊数となりました。 それらを読み聞かせるうちに、自然と自分で読むようになり、今では「本が好き」というより「本を読むことが生活の一部」という感覚になっていると思います。 実際、「好

我が家の中学受験と、オンライン入試なるもの

現在小5の娘は、都立の中高一貫校を受験させようと思っています。 なぜ、中学受験を考えているのか。我が家の微妙な理由私立ではなく都立を受験させる理由は、経済的なことが8割、中学校で中高一貫に入学すれば、高校入試はないからというのが2割。 つまり、いつか受験しないといけないんだから、とりあえず最初のチャンスで受けてみる?ダメなら地元の中学も悪くない(というところを選んで住んでいる)し、普通に高校受験したっていい。 本人は「塾に行くなんて絶対に嫌!」というし、私自身も中学受験

ヴァイオリンを習うことで得られるもの

私の娘は6歳からヴァイオリンを習っています(現在小5)。 昔ほどではないですが、ピアノと比較するとクラスに何人もいるような習い事ではないんですよね。 ピアノは東大生でも習っていたことのある方が多く習い事として有名です。私自身は東大出身ではないのですが、幼稚園から高校まで細々と習っていました。 そんな娘と私の楽器ライフを通じて、習い事にヴァイオリンを選ぶこと、ピアノと違うところについて考えてみます。 幼いころから忍耐と積み重ねの効果を知ることができるピアノとヴァイオリン、楽

少子化なんてどうでもいいおじさん

少子化 少子化…どうしよう…とおじさんたちは言うけれど、 偉いおじさんたちにとってみたら自分たちが現役のうちに票を入れてくれない子どもなんてどうだっていいんだろうと思う。 そもそも、子どもを持つことは経済的に不安だ、という意見があるから幼保無償化、とか、子どもが生まれてから3日でも休暇を取得したなら育休だ~とか、そういうことじゃ~ないんだよね~まぁ、おじさんたちにはわかんないんだろうけど。 いい給料がもらえるのは、おじさんだから我が家のおじさん(夫)の話をすれば、現在は全

「保育士なんて誰にでもできる仕事」と思うなかれ!

潜在保育士のわたしです。 このさなかにも、保育士の皆さん、お疲れさまです! しかし、いろいろ聞こえてきます… 幼稚園の先生と保育園の先生って資格も違うし、統括している国の組織も違うし、似て非なるものと言われていますよね。 近年、子ども園が増えてきていて、そういったところで働く場合は両方の資格が必要ですが、やはり幼稚園は何か学びがあるところで、保育園は母親がいない間の面倒を見てもらうところ、みたいなイメージが根強いのではないでしょうか。 保育士なんて、エプロンして、ニコニコ