少子化なんてどうでもいいおじさん
少子化 少子化…どうしよう…とおじさんたちは言うけれど、
偉いおじさんたちにとってみたら自分たちが現役のうちに票を入れてくれない子どもなんてどうだっていいんだろうと思う。
そもそも、子どもを持つことは経済的に不安だ、という意見があるから幼保無償化、とか、子どもが生まれてから3日でも休暇を取得したなら育休だ~とか、そういうことじゃ~ないんだよね~まぁ、おじさんたちにはわかんないんだろうけど。
いい給料がもらえるのは、おじさんだから
我が家のおじさん(夫)の話をすれば、現在は全国転勤こそあるものの、縁あっておそらくは倒産しないであろう大きな企業に勤めています。結婚以前は地方の中小企業に勤めていたことを思えば、給与も上がり、生活もそこそこに安定していると言えるでしょう。
客観的に見れば普通のサラリーマン家庭ですが、当社比(当人比?)的に年収がアップしているので、ちょっとふんぞり返ってるなと感じるところがあります。
しかし問題は、その地位をすべて自分の頑張りで得ていると考えていること。そこが大きく違うんだな~。
そもそも会社に行くために、起床時間に朝食の提供、もちろん起床の援助(朝たたき起こす)、衣服の整頓、すべてやっているのは私ね。
転勤となれば、すべての手続き、私ね。
何ならテレワークのPCの設定を私にやらせようとしたしね。
夫はどこに住んでいようと、毎日仕事さえしていればご飯も食べられるし、子どもも勝手に育つんだから楽なもんでしょ。
私は新しい土地に住むたびに子どもの環境を整えて、情報網を整理して、自分の仕事をして、転勤が決まれば辞めて、誰も歓迎会なんて開いてもらえない土地に移るのです。
夫や、そのへんのおじさんが普通のサラリーマンの給料をもらえるのは、仕事ができるからじゃない。お手伝いさん(身の回りのことをやってくれる妻)がいるおじさんだから。自分の能力とかほとんど関係ないからね。
大変なのはおむつ代じゃない
急に家族が増えるとおむつ代、大変でしょう。離乳食を食べるようになると食費も気になるよね。はい、児童手当★
…違うんだよね。そのくらいなら大体払えるんだわ。
先の見通しが甘い人でも、生まれた子どもにミルクとおむつが必要なことくらい誰でも見通しが立てられるんだわ。
問題は習い事費。部活動費、育ち盛りの食費。大きくなってからの方がお金かかるんだよねー。最たるものが学費。
「大学だって国立・公立があるだろうが。金はなくても勉強ができれば入れる!」…って、明治大正時代じゃあるまいし。そこに入れるために莫大な塾・予備校費用がかかっているんだよ。
「公立の中高一貫校は塾の対策が無意味。どんな子にも機会を」とか言っていたのは数年前の話です。中高一貫に強い塾とかありますから。ほぼそういった塾の出身者が入学を決めていますから。
そういう塾の月謝知ってます?普通に私立に入れられるくらいかかりますから。
まぁ、そんなこと言っても、すべて整えられて育った偉いおじさんたちにはわかんないだろうなー。
子どもを持たない選択をする人は非常に現実的
私自身、おじさん(夫)と小学生の子どもと暮らす身で、そこそこ充実した日々を送っていますが、それでも「結婚していなければ、子どもがいなければ」と考えることは少なくありません。
自宅でできる仕事をちょこちょこやるくらいなら、自分のことに使える時間やお金はほとんどないのが現状です。
転校で学校生活がうまくいかない子どもを見ていると、学校外でやりがいのあること(習い事)を探してあげたくもなりますし、思春期の入り口の娘にはできる範囲でおしゃれをさせてあげたいとも思います。
ステイホームで太ったおじさんに新しいスラックスを買ったら、自分のことなんて二の次ですね。
かといって私がフルタイムで働いたところで、おじさんは自分のことも十分にしないので、食事作りや習い事の送迎が減るわけではありませんよね。
そういった見通しが立てられた人が子どもを持たない選択をするのは自分のためにも、生まれてくる子どものためにも良いことと言えるのではないでしょうか。
だって子育て丸投げされる保育士さんや周りの家族のことを考えたら当然でしょ。
「生むための施策が足りないからかなぁ~?」とか考えてるおじさん、違うよ。おじさんが自分のことを自分でやって、さらに子どもの面倒も見てくれるようにならないと子どもなんて増えないよ。
だから、まず「今日のご飯なに?」って聞くのは禁止だ!
記事を読んでいただき、ありがとうございます。