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「保育士なんて誰にでもできる仕事」と思うなかれ!

潜在保育士のわたしです。
このさなかにも、保育士の皆さん、お疲れさまです!
しかし、いろいろ聞こえてきます…

幼稚園の先生と保育園の先生って資格も違うし、統括している国の組織も違うし、似て非なるものと言われていますよね。
近年、子ども園が増えてきていて、そういったところで働く場合は両方の資格が必要ですが、やはり幼稚園は何か学びがあるところで、保育園は母親がいない間の面倒を見てもらうところ、みたいなイメージが根強いのではないでしょうか。

保育士なんて、エプロンして、ニコニコして、子どもと遊ぶ。しいて言うならちょっとピアノが弾けたりすればいいくらい。昼間の母親がみんなやっていることをトレースすればいいんだから楽なもんでしょ。とか思われてる。

私自身、子育てに行き詰まったとき、「つらいからちょっとだけ一時保育を利用しようかな。ランチしにいって気分転換したい」と自分の母親に電話で漏らしたところ、
「子育ては女がするもの。女なんて昨日の残り物を食べていれば十分。みんなそうやって育てているんだからサボるな」と。

「自分のものくらいは自分で買いたい。近くの保育園に空きがあるみたいだから少しだけお仕事しようかな」と話しても「子育て中に欲しいものを買うとか、夢を見るな」的なことを厳しく言われ、孤独な子育ての沼にどんどんはまると同時に、
「あぁ、世の中の祖父母世代や男の人って、女の人や子育てについてこんな風に思っているんだ」と痛感して今に至ります。

総活躍なんて、笑わせてくれる。

母親もそんな風に思っているんだったら、私を大学に入れたいとか、一生役に立つ資格(母は特に教員になってほしかったらしい)を取ってほしいとか、思ってほしくなかった。

保育士なんて誰でもできるようなことだというなら やってみるがいい。
今なんて、食事もトイレも着替えも、全部保育園で教えてもらった、なんて子どもも少なくありません。
生活の基本をすべて保育園で。私には働く保育士の皆さんが尊い……毎日お疲れさまです。

でも私が潜在保育士じゃなくなる時は、もう少し保育士の給料と地位が上がってからだと思う。

子どもが大好き★ってタイプじゃないからね。

記事を読んでいただき、ありがとうございます。