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模試は最高の自分向け教材

模試ラッシュの時期に突入しました。みなさんは模試をどのような気持ちで受けていますか?

「いい点数を取りたい!」「同じクラスの〇〇に勝ちたい!」「数学で最低でも〇〇点は取るぞ!」
という意気込みたっぷりの人もいれば、
「なんかとりあえずみんな受けてるし…」「担任に受けさせられた…」
という嫌々な感じの人もいるでしょう。

もちろんプラスの気持ちで、しっかりと目的意識をもって受験するに越したことはありません。(どのようにして目的意識を定めるかはまたの機会に…これも奥が深いのです。)

でも、気持ちはどうであれ、模試で一番大事なのは、模試を受ける前の気持ちでも、模試を受けている最中の気持ちでもありません。一番大事なのは、模試を受けた後の気持ちです。

模試を受けた後、どのような気持ちで模試に対して向き合っていかなければならないのでしょうか?

模試に対する向き合い方とは…

模試を受けた後のみなさんの行動を思い返してみてください。しっかり本気で復習していますか?点数や順位だけを求めている人はいませんか?

受けた後の模試は、みなさんが制限時間の中で本気で格闘して練り上げたもののなかで、自分が分からないところだけがきちんと示されている、いわば、「最高の自分向け教材」となっています。それなのに、それを活用しないのはもったいなさの極みです!ぜひ、模試を復習する習慣を必ずつけましょう。

くり返しになりますが、模試は点数や順位を知るためよりも、自分が本気で書いた答案のボロと向き合い、復習して、ボロをつぶすための教材です。

さて、では模試はどのように復習すればよいのでしょうか。以下にその一例を記しておきましょう。

①自分の答案における誤りの認識

まずは自分の答案の間違いを見つけるところからスタートです。どれだけ時間がなくても、これだけは必ず行いましょう。自分の課題を把握することこそが学習の第一歩です。

②自分の答案の誤りと普段使用している教材の照合

いきなり模試で配布される解答解説を読みたくなる気持ちはわかります。それを上から下に読めば、当然ながらきちんと筋は通っており、読めば理解はできます。しかしながら、それで満足してはいけません。解答解説を上から下に読んでその論理を理解したつもりでも、それはその1問を通して1問しか解けるようにならない学習です。
まずは模試で解いた問題に対して、普段用いている教材から学んでいる「思考の核」が適用できるかどうかを改めて考えましょう。
もしそれができたならば、なぜ試験会場ではそれができなかったのか、その理由を分析しましょう。浮かぶべきでない他の選択肢を誤って浮かべてしまったのか、浮かぶべきではあった他の選択肢を切り捨てられなかったのか、正解の方法を選べはしたがそれを遂行できなかったのか、理由はいろいろあるはずです。さらにそれらの理由としても、単純に理解を深めていなかっただけなのか、理解はしていたが模試の緊張状態で平常時にできることができなかったのか、そうしたところまで徹底して分析していきましょう。(「メンタルの管理」についてもブログ1回分費やして詳しく書き記していこうと思います、お楽しみに!)
一方、普段の学習で形成した「思考の核」が適用できなかった場合、それは「思考の核」の理解不足なのか、はたまた、「思考の核」がそもそも間違えているのか…もし後者ならば思い切って一から作り直しましょう!

③解答解説と「思考の核」の統合

ここまでで、自分の間違いを把握し、それがなぜ起こったのかを分析してきました。事前準備してきた「思考の核」は誤っていないが、模試という独特の状況下でそれが十分に発揮できなかったのか、そもそも「思考の核」そのものに欠陥があったり、欠陥こそないもののその適用プロセスに不備があったりしたのか、そうした原因分析をしてきました。
最後に必ず解答解説を読みましょう。解答解説は問題を作った人(あるいはその人とタッグを組んで仕事をしている人)が作る場合がほとんどであり、したがって、解答解説には問題を解くために必要十分な知識や思考回路が詰まっています。その知識や思考回路は、講師によって多岐にわたり、ひょっとすると、これまで自分が培ってきた「思考の核」とは別観点のものもあるかもしれません。ぜひ、この機会に自身の「思考の核」の成長材料として模試の解答解説を取り入れましょう!

模試をみなさんはここまでフル活用していたでしょうか。耳が痛かった人が多かったでしょう。ぜひ模試という最高の自分向け教材をフル活用してください。下世話な話ですが、そこまで含めて活用できるからこそのあの安くないお値段なのではないでしょうか…そう思います。

模試は最高の自分向け教材

弊塾 SSS Education では、「思考の核」をともに作るだけではなく、自身の手での作り方も伝授します。SSS Education での学習によって「思考の核」を形成できれば、1問解いて1000、いや、10000問のが理解が深められます。これを読んで、「思考の核」が欲しいと思った方はぜひ体験授業からまずは検討してみてください!

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