Vol.7 DOLCE & GABBANA
2人の出会いから始まるD&G
http://mensfashion-brand.com/dolce＆gabbana
創業者は”Domenico Dolce=ドメニコ・ドルチェ”と
“Stefano Gabbana=ステファノ・ガッバーナ”により
1985年にイタリア ミラノで創業されたブランド
日本では”ドルガバ”の愛称で若年層中心に人気ですが
37年の歴史を誇る高級ブランドの一つです
ドルチェは父親が仕立て職人で
母親は服地販売をしており
6歳の頃に初めて自分で服をデザインし仕立ててました
2人は別のデザイン学校で学んだ後に
同じ服飾デザイン事務所で出会います
ガッバーナが勤めるデザインスタジオに
ドルチェが求職の電話をかけガッバーナが対応
その後ドルチェが勤務をするようになると
ガッバーナがドルチェの面倒を見ていたそうです
その後兵役に服したガッバーナの徴兵終了後に
共同でデザインコンサルタント事務所を設立します
因みに2人はゲイ・カップルを公言（2005年解消）
DOLCE&GABBANAは初コレクションから
3回目のコレクション発表までは
ほんの一握りのイタリアファッション誌編集者にしか知られておらず
資金繰りにもかなり苦労していたそうです
4回目のコレクションでイタリアファッション市場に
初めて大きな衝撃を与えるようになり知名度を向上
1991年にカンヌ国際映画祭のプレミア試写会で
マドンナが宝石をあしらったコルセットとジャケットを着用し
それがきっかけで国際的に高い評価を獲得します
ヴェルサーチェやアルマーニといった
イタリアの大型のブランドに比べると
業界への新参である彼らの功績は運が味方したと語っていますが
彼らは『流行りを作り出すよりも、着る人を引き立たせる最高の服を作りたい』と主張しており
ファッション史に功績を残す事が出来ていなくても構わないと言っています
それでも1980年代をARMANIが、
1990年代をPRADAが、
2000年代はDOLCE&GABBANAが代表するブランドになりつつあると
国際的にも高く評価されているブランドです
ブランド名の由来が特殊
共同経営にも関わらず彼らは常に別々に請求書を発行しており
経理担当者が2人まとめて作成するよう指示し
手続きが簡略化しコストも下げられ
それ以降彼らはクライアントに対して
“DOLCE&GABBANA”と連名で請求書を発行するようになり
その名称が彼らの手掛けるデザインビジネスの名称になります
現在の“DOLCE&GABBANA”というブランド名は
実は請求書発行の連名から生まれていたという何とも珍しい理由です
D&Gの活躍
DOLCE&GABBANAはパートナーシップも有名で
ACミランのユニフォームデザインを手掛けており
選手達はフィールド外の公式行事に服が支給されてます
サッカーイタリア代表のオフフィールド・スーツも担当
コラボレーションでは近年、
呪術廻戦とコラボし話題になりました
過去にはモトローラ社とコラボし携帯端末を発表
その後ソニーともコラボし携帯端末を発表しています
フランス大手自動車メーカーのシトロエンともコラボし
マドンナとコラボしたサングラスを発表するなど
ファッションブランドに留まらず様々な分野とコラボし
その度に話題になり人気を博していました
https://www.fashion-press.net/news/87004
日本ではシンガーソングライターの瑛人さんが
香水という曲でDOLCE&GABBANAの香水について歌っています
歌詞で歌っている香水自体は既に廃盤の物だそうで
販売が終了しているため詳細については明かされていません
レディースフレグランスは1992年から始まったので
特定するのはなかなかに困難ですが
レディース部門ベストフレグランス賞を獲得するほどなので
香水事業としても成功しているブランドと言えます
まとめ
私も数年前にDOLCE&GABBANAのPコートを
たまたま古着屋で見つけ手に入れましたが
ファブリックの質の高さと仕立てのクオリティが高く
一目見ただけで虜になりました
他のブランドにも言える事ですが
服が好きな人にとってはこういった品質の高さが
着たいと思わせる一番の要素になっていると思います
歴史は浅いものの世に出しているアイテムは一級品ばかり
これからもドルガバの活躍に期待したいです
次回は”世界に誇る天才◯◯職人”を紹介します
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