徒然みぞれ

つれづれみぞれといいます。自由に楽しく書いていきたいです。 個人サークル『喫茶あわい』…

徒然みぞれ

つれづれみぞれといいます。自由に楽しく書いていきたいです。 個人サークル『喫茶あわい』で小説を書いて文学フリマに出たりもしています。

マガジン

  • 文学フリマ出店りれき

    徒然みぞれの文学フリマ関連記事をまとめています。

  • エッセイ集

    コスメや服についてつづった記事をまとめています。 徒然みぞれの好きなことを書いています。

  • 創作小説

    徒然みぞれの一次創作小説をまとめました。

最近の記事

  • 固定された記事

新刊サンプル「♡=?」(ラブイコール?)@5/19文学フリマ東京38

※本記事内の文章・画像の転載はご遠慮ください。ご協力ありがとうございます。 来る2024年5月19日(日)に開催されます、「文学フリマ東京38」にサークル参加します! 【文学フリマ東京38 参加告知】 日時:2024/5/19(日)12:00-17:00(最終入場16:55) 場所:東京流通センター 第一・第二展示場 ※今回より入場料1,000円が必要です。イープラスから購入できるようなので、公式サイトをご確認ください。 徒然みぞれは「喫茶あわい」という個人サークルで

    • 真夏のピークが去った

      ※本記事は某バンドのファンの「お気持ち」記事です 真夏のピークが、去った。 2024年7月3日、仕事を終えた帰りの電車でそのニュースを見た。 「大切なお知らせ」 この見出しの時点で胸がきゅっと痛んだ。鼓動が速くなるのを落ち着かせて、深呼吸して、恐る恐るリンク先をタップした。 叫びそうになる気持ちを抑えて、彼らが懸命に紡ぎ、何度も推敲を重ねたであろう文章を一言一句読み飛ばすまいと、画面を舐めるようにしてスクロールする。 一読。 ゆっくりとまぶたを閉じる。唇を噛みしめる。 目尻

      • 掌編小説『「好き」が恋に変わるまで』

        「沙月ってアイデン? 好きだって言ってたよね」 突然杏奈の口から大好きなバンドの名前が飛び出してきて、私の体温は急上昇する。絶対気持ち悪いくらい口角上がってる。 アイデンというのは今人気急上昇中の二人組バンド。昨今の流行を分析した耳に残るおしゃれサウンドな曲が有線でヒットし、世間に知られるようになった。「私は前からアイデンのこと好きでしたけどぉ」とか、さすがに厄介ファン過ぎるから言わない。それでアイデンの株が下がっても困るのだ。 「好きだけどー?」 それが何か?という含みを込

        • 文学フリマ東京38ありがとうございました! 所感と反省

          5/19(日)に開催されました、文学フリマ東京38に参加してきました! ブースにお越しくださった皆さま、作品をお手にとって頂いた皆さま、本当にありがとうございました! 2096ブースもある中で、私のブースを訪れてくださったこと、とても嬉しいです、幸せです! 個人サークルを立ち上げた最初の頃は(※現在の名義とは異なります)一冊も売れなかったので、見つけてもらえることのありがたみをひしひしと感じました。ありがとうございます😢 5/21現在、公式からの来場者数の発表はまだあり

        • 固定された記事

        新刊サンプル「♡=?」(ラブイコール?)@5/19文学フリマ東京38

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        • 文学フリマ出店りれき
          6本
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          ♡=? あとがき 「好き」とは何か? その正体

          ※本記事は拙作「♡=?」のあとがきになります。 本作の核心に触れる部分があります。未読の方はご注意ください。 あとがき いつもお世話になっております。徒然みぞれです。この度は「♡=?」をお手にとって頂きありがとうございます! 突然ですが、だれかに「人を好きになるってどういうこと?」と訊かれたら、あなたは何と答えますか? 本作の動機は、マッチングアプリに疲れを感じたときに「恋を通らない愛を探すのって新鮮で面白いな」とシニカルな感情を抱いたのがきっかけです。うん、疲れてま

          ♡=? あとがき 「好き」とは何か? その正体

          5/19(日)文学フリマ東京38に出店します。〜文フリとの出会い、思い出語り。

          来る5/19(日)開催予定の文学フリマ東京38に出店します。サークル名は「喫茶あわい」ジャンル:恋愛でスペースをいただいております。 【2024/5/19(日)開催/文学フリマ東京38】 出店名: 喫茶あわい ブース: F-22 (第一展示場) お待ちしております! これまで何回も出店していますが、5月のサークル参加は初めてになります。理由は仕事的に繁忙期で余裕がないため見送っていたのですが……最後の流通センター開催ということで!これはぜひ見届けねばと思い参加を決意しま

          5/19(日)文学フリマ東京38に出店します。〜文フリとの出会い、思い出語り。

          '24春無印良品週間で買ったモノ

          無印のまわし者みたいですみません。(笑)  アラサーOLのわたしが今回の無印良品週間で買ったものを備忘と紹介を兼ねて書き記します〜! 25日(月)までですので慌てずいきましょう! 1.アルミハンガー・パンツ/スカート用 これ便利!!! 場所を取らずシワにならずに3着も収納できてスペースの節約になる。買ってよかったアイテムです。 2.らくがき帳 学生の頃から愛用。勉強したり落書きしたりアイデアを書き留めたりするのにちょうど良いんです。真っ白ではないけど、白すぎて目がチカ

          '24春無印良品週間で買ったモノ

          バレンタインの掌編小説「素直じゃないふたり」

          「みんな~! ハッピーバレンタイン!」 「おっ、有馬ぁ。もしかしてこれって」 「ンなわけないでしょ。はい、黒川にも」 そう言って有馬はクラスの男子にチョコレートをばらまいている。チョコといってもどうやら市販のチョコレートの菓子パックを何種類か詰め合わせているだけのようだが、一つひとつ袋詰めしてリボンをかけているだけで時間も労力もかかるだろう。 「ポイント稼ぎかよ」 ──あ、やべ。声に出てた! そう思った時にはもう遅くて、有馬はスカートのくせにずかずかと大股でこちらへと向

          バレンタインの掌編小説「素直じゃないふたり」

          わたし的買ってよかったコスメ2023

          本当は昨年末に上げたかった記事ですが……。せっかく書いていたので投稿します! 12月になると、どの雑誌にもベストコスメ大賞が特集されています。ざっと見た感じ、DIORのアイシャドウパレットが人気なんですね。いつか欲しいと思いつつ、ご褒美なイメージがあり買ってもチマチマ使ってしまいそうです。。。でも、毎日をDIORで過ごせたら小さなことも「でも私DIORの女だから!」で無敵になれそうです。 徒然的今年のコスメの選び方は「毎日使えるもの」でした。コスメは毎日使うものだろと云え

          わたし的買ってよかったコスメ2023

          掌編小説『師走のふたり』

          警備員に労われてビルを後にすると、空はもうすっかり黒く塗りつぶされていた。星座に疎い俺でもわかるオリオン座の三ツ星が大きく浮かんでいて、もうそんな季節なのだと改めて感じさせる。 「おー、結構星が出てますね」 「何それ、口説き文句?」 「東京でも見れるんだなって思っただけですよ」 「冬は空気が澄んでるからね」 くすっと笑う先輩に、俺はため息を吐きたくなったのを我慢する。 年の瀬も近づいた東京の街。残業後の、葦の様な俺たちにはあまりにも眩しすぎて、思わず目を擦った。ブルーライトに

          掌編小説『師走のふたり』

          (既刊)「Teen“edge”」試し読み&文フリ東京37について

          ※本記事内の文章・画像の転載はご遠慮ください。ご協力ありがとうございます。 早いもので文学フリマ東京37まであと一週間……。 私は新刊入稿に安堵し、残業戦士と化し、無配ペーパーどころかお品書きの準備すら上げられてません。うへえ。 公式で発表されていましたが、来年の文フリ東京、遂にビッグサイト開催になるんですね。おめでとうございます! 徒然は実は10年前の文フリが初参加だったのですが、あの時は第二展示場だけでした。いつの間にか大きくなっちゃって泣 今年は久しぶりに第二展示場

          (既刊)「Teen“edge”」試し読み&文フリ東京37について

          新刊サンプル「午前2時のアンダンテ」@11/11文学フリマ東京

          ※本記事内の文章・画像の転載はご遠慮ください。ご協力ありがとうございます。 来る2023年11月11日(土)に開催されます、「文学フリマ東京37」にサークル参加します。 【出店告知】文学フリマ東京37 「喫茶あわい」 「喫茶あわい」という個人サークルで出店します。今回は友人の茶菓嶋さんと合同ブースです。 場所は第二展示場(き-51)に配置されました。ジャンルは恋愛です。 Webカタログも公開中ですので是非ご覧ください!「気になる」ボタンを押下してくださいますと徒然が泣いて

          新刊サンプル「午前2時のアンダンテ」@11/11文学フリマ東京

          OLの服装について語りたい「こんなの私じゃない」を受け入れる

          徒然は今年、転職をしました。 人生の一大イベントだと思っていたけれど、この時代は転職も当たり前の時代になってきているので周囲の反応は「へえ、そうなんだ。おつかれ」くらいでした。ただし自分にとっては慣れ親しんだ風景を捨て、新しい環境に飛び込むというのは楽しくもありストレスフルな状況でもありました。10代で上京してきた友人たちは凄いな……。新職場では必要以上に緊張しすぎて、三日目に迷走神経反射で倒れるなどしました。そんな情けない私でしたが、あたたかい職場の方々に受け入れられ、何と

          OLの服装について語りたい「こんなの私じゃない」を受け入れる

          くちびるに色を──コスメ紹介エッセイ(Celvoke)ディグニファイド リップス09

          メイクが面倒になったのいつからだ? 就職活動を始めた時からかもしれない。「自分のため」ではなく身だしなみの一環としての──他人様に不快を与えないために、マナー講座と並列で習った化粧があまりにもつまらなくて虚しくて、就職活動がうまくいかないのも相まって毎日鏡に向かうのが嫌だった。 嫌々ながらもやれと言われたことは受け入れるのが社会人だということに気づくのは数年後のお話。ただし、100%受け入れる必要はない柔軟性と創造性を持つことが大事ですよね、ええ。 今は会社に行くための化

          くちびるに色を──コスメ紹介エッセイ(Celvoke)ディグニファイド リップス09

          「ピュアだよね」ってそれ、褒めてるの?──アクセサリー紹介エッセイ(HARIO Lampwork Factory)

          「あなたってピュアだよね」 同性の友人から言われたら、あなたはどう感じる? わたしはほんの少し落ち込んでしまうかもしれない。「いい歳した大人だけど、ちょっと子供っぽいところあるよね」こんなふうに解釈してしまうかも。ひねくれていると自分でも思う。 もちろん純粋な褒め言葉なのかもしれないけれど(わたしが言う側ならそういう意味になる)、そう感じとってしまうのはこちら側にも思い当たる節があるからだ。 「それなりに年を重ねたはずなのに、数年前とメンタリティが何も変わっていない気が

          「ピュアだよね」ってそれ、褒めてるの?──アクセサリー紹介エッセイ(HARIO Lampwork Factory)

          コスメ紹介エッセイ「インスタント・パブリック」──すっぴんメイカー(インテグレート)

          わたしは最近人生がとても楽しい。とにかくやりたいことがいっぱいある! 読みたい本、観たい映画や演劇、行きたいライブ、食べたいスイーツ、訪れたい場所、会いたい人。枚挙に暇がない。 あとどれくらい人生残っているかわからないけれど、とにかく人生の時間全てを使っても足りないだろう。何故ならやりたいことは無限に増えていくからだ! しかし、やりたいこと、それ以上にやらなければいけないことが多数ある。 そのうちの一つが日常の時間の大半を占めている仕事──労働だ。 前述のとおり、わたしに

          コスメ紹介エッセイ「インスタント・パブリック」──すっぴんメイカー(インテグレート)