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真夏のピークが去った

※本記事は某バンドのファンの「お気持ち」記事です


真夏のピークが、去った。
2024年7月3日、仕事を終えた帰りの電車でそのニュースを見た。
「大切なお知らせ」
この見出しの時点で胸がきゅっと痛んだ。鼓動が速くなるのを落ち着かせて、深呼吸して、恐る恐るリンク先をタップした。
叫びそうになる気持ちを抑えて、彼らが懸命に紡ぎ、何度も推敲を重ねたであろう文章を一言一句読み飛ばすまいと、画面を舐めるようにしてスクロールする。
一読。
ゆっくりとまぶたを閉じる。唇を噛みしめる。
目尻に感情が溢れ、頬を一筋伝っていく。
電車内なのに、人目を憚らず涙を流してしまった。
それくらい、彼らのことが大好きだった。

嘘であってほしい。
もっとずっと彼らの音楽を聞いていたいのに。
永遠などないと、わかっていたはずなのに。
もっとライブに足を運んでおけばよかった。
わたしの人生に彼らの音楽が在ることが当たり前すぎたから、一旦ピリオドが打たれるという事実が全く受け入れられなかった。

それでも、真っ先に浮かんだのは「ありがとう」ということばしかなかった。

「彼」がいなくなって、今年で15年経つ。フロントマンを失い、まさに絶望という状況から、彼らは「継続」という道を選び、バンドを守り続けてくれた。

「ECHO」聴いたとき涙が溢れて止まらなかった。ますます大好きになった。応援し続けると心に決めた。

「PORTRAIT」バンドのこれまでとこれからがぎゅっと詰まったまさにポートレイトなアルバムで、2024年になっても彼らの音楽を味わえることの幸せをかみしめていた。KARAKURI聴いてワクワクしたし、Portraitの繊細なことばで綴られた詞に、やさしい気持ちが広がった。

だから、ね。本当に幸せなんです。フジファブリックの音楽と出会えたこと、ずっと聴き続けていられること。もちろんとてもさみしいけれど、それ以上に感謝の気持ちでいっぱい。

総一郎さん、ダイスケさん、慎一さん。ここまでフジファブリックを続けてくれてありがとう!守ってくれてありがとう!! 音楽を届けてくれてありがとう!!!おつかれさまでした。

フジファブリックと出会えてわたしの人生は豊かになりました。これまでも、これからも、大切に聴き続けていきます。2025年2月、ちょっぴり来てほしくない気持ちが強いけれど、3人の選んだ未来を心から応援していきます。

フジファブリックがずっとずっと大好きです!!!!!!!!!

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