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I-Land 戦慄の島 シーズン1

原題:The I-Land
全1シーズン
エピソード数:7
時間:40分前後
ジャンル:SF・サスペンス
時代設定:現代?
放送年:2019年
舞台:アメリカ
視聴できる動画サービス:Netflix
評価: 7/ 10

概要:
とある島で目を覚ました10人の男女。みな自身に関する記憶はなく、文明の利器と言えるものも周囲にはほとんどなく、互いの素性も状況も何もわからないまま、島でのサバイバルを余儀なくされます。島での生き残りにおいては、島の環境に適応しなければならないのは当然のことながら、それぞれが協力し合わなければなりません。果たして、彼、彼女らは島で生き延びることができるのでしょうか。そして、なぜ島で目を覚ますことになったのでしょうか。

感想など:
とある有名ドラマを若干思い起こさせてくれるような冒頭から、謎が謎を呼ぶ展開が連続します。謎が一つ解けたかと思うと、さらなる謎が出てきます。意外の展開はそれほどないものの、最低限の謎はきちんと明かしてくれます。物語は二転三転し、どういう結末になるか、最後まで飽きさせない作りで引っ張ってくれます。

視聴して気になったことは以下の通りです。初めから登場人物が10人いるため、それぞれの名前と顔を一致させるのに一苦労です。また、暴力的な場面やグロテスクな描写がたまにあるので、苦手な方はご注意を。長くない物語であるため、気になる点も多くありません。

4時間半ほどで全エピソードを視聴することができ、気軽にSF&サスペンスを楽しむことができます。時間の制限もあって、物語の進展は速く、緊張感は適度に保たれ、SFは作品によっては話が複雑になりがちですが、本作品はそれほど長くない物語ということもあって、様々な場面で伏線を張り巡らせることや、世界観や科学技術面での複雑な設定がほとんどなく、物語の展開の速さに理解がついていかないということもないでしょう。比較的短めの時間の物語とSFは相性が良いかもしれません。分類としてはSF・サスペンスとしましたが、ヒューマンドラマの要素も濃く、それほど時間をかけず、そういった物語を楽しみたい方にはおすすめできるかと思います。

英語学習の教材として:
品のない言葉が多用されますが、難度の高い語彙はあまり使用されず、早口で話す場面も多くないため、聞き取りやすいと言えます。SFではありますが、語彙に関しては、日常的に使われるものが大半で、科学技術に関する特別な語彙はほぼ使われていません。

語句:
on edge:「いらいらして、興奮して」
a pain in the ass:「頭痛の種、悩みの種」

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