自己資本比率という考え方

七咲です。

今日は固い話になるかなぁと思っています。
なので、とても簡略化して書きますので細かいところを専門家が見ると首を捻るかもしれませんが、わかりやすさ重視にしたいので噛み砕いて書きます。

企業だとしても、これから何かの事業をスタートアップする個人事業主だとしても、始めるにあたって先立つものはお金です。
例えば株式会社であれば株式を発行し資本金を得て、個人であれば自分で稼いだお金を元手にしたり、あるいは金融機関から借り入れたり。
こうしたお金というのも入手経路によって毛色が変わってくるのですが、案外その辺には頓着していない方も個人の方だと、見受けられるので今日はそこを簡単に。

最近、個人事業主の方とやり取りすることが多いので個人のスタートアップの資金繰りの仕方も含めて記載していきたいと思います。

①まずはいくら必要なのか、計画を立案する。例えば、ここでは1000万円必要だとします。

②自分でかき集められるだけかきあつめる。本業や諸々で稼いでいたお金、500万円あったとします。

③友人、知人からお金を借ります。100万円借りました。

④金融機関からお金を借ります。個人事業主となるのであれば通常の金融機関ではなく、日本政策金融公庫などに事業計画を出し、融資を受けるのがいいでしょう。
その事業計画の書き方のレクチャーなども経験ありますが、それはまた別の記事にかきたいと思います。
そして、400万円融資を受けて、1000万円得られました。

ここで整理すると、自分のお金(自己資本)は500万円、他人のお金(他人資本)は500万円になります。
この場合は自己資本比率が50パーセントです。
これが高い方がいいのかと言うと、必ずしもそうは言えません。
なぜならこの比率が高いということはレバレッジを効かせていないということ、つまり小さくまとまりすぎているということだからです。

この比率が何を表しているかと言うと安全性を示しています。
借りているお金が多ければ多いほど、それはリスクです。
利子がかかりますし、返済の期日は決まっています。
今の世の中のように不測の事態があった時、乗り越えやすいのは自己資本比率が高いところでしょう。

そのため、業種によっても変わってきますが、安全性を高く持ちたいのであればこの比率は高く持つことをおすすめします。

以上、簡単にでしたが自己資本比率についてでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?