コンポストいろいろ。 現在、4つになっております。
「コンポスト」「コンポスト」と申しておりますが、「コンポスト」とは何なのか?
「コンポスト 意味」で検索して出てくる文章もだいたいイメージは同じ。
コンポストは、微生物が有機物を発酵分解した堆肥のことで、その堆肥をつくる方法自体のことも「コンポスト」と呼びます。
さっきまで生ゴミだったモノが、コンポストに入れることで発酵分解されて堆肥になっていくのを目の当たりにした僕は現在、4つのコンポストの世話をしております。
ひとつは、
「発酵で循環。畑とホテルの良い関係」にも登場する、「野菜クズ&フルーツの皮コンポスト」。
45℃〜65℃くらいの発酵熱で、天地返しの時にはオレンジの香りが立ち込めることもあるくらいで、扱いやすいコンポストではないでしょうか。
肉や魚などの食べ残しも一緒にしてしまうと、腐敗に傾く可能性が上がるとともに、小動物〜野犬を呼ぶことにもなりかねません。
食べ残しを堆肥化するにはそれなりの対応が必要になります。
そこでふたつ目、
「発酵残渣コンポスト」。
このコンポストでは、ホテルのレストランから出る食べ残しを堆肥化しています。
ホテルから回収された食べ残しは、一度EM活性液に漬け込んで1週間ほど発酵させます。そのままコンポストに投入するよりも早く発酵分解を進めることで、腐敗への傾きと動物の食害をできるだけ抑えます。
この白いバケツの中で食べ残しを発酵させています。
発酵した食べ残しを1週間に一度、木チップと混ぜて堆肥化。
動物対策として、コンポストをネットで覆って侵入を防いだりも。。
こちらの発酵熱、高い時には70℃を超え、ブルーシートで覆っていても水分の蒸散が早く、混ぜこむ時には必ず水分を補給し、次の混ぜ込みまでにもう一度水分補給が必要なほど。。
水分や空気が足りなくなると、発酵が止まって腐敗や虫の発生を招くこともあるから要注意。
最初の発酵から始めると、難易度はけっこう高めですが、状況に合わせて、工夫をこらすのも楽しいものです。
ホテルの野菜クズはもう一つのコンポストにも入って行きます。
それが、「ベランダコンポスト」。
どこのおウチでもコンポストが出来ると良いなぁと思って始めてみました。
コレについては、また別の機会に詳しく。
そして、最後のひとつ。
よっつ目は、
「インスタントコンポスト」。
コレは刈り取った草を、EM活性液に漬け込むというもの。
青草の酵素などが染み出した青草液肥と一緒に、発酵分解しやすくなった刈り草を堆肥として土づくりやマルチに利用できるというスグレモノ!
この「インスタントコンポスト」がスゴイのは、草が敵ではなくなるってところ。今まで邪魔モノだった草が、資材に見えてきます。
とはいえ、草の勢いはモウレツです。
これからフィーバーする草たちと、上手く付き合えるようになりたいものです。
コンポストの世話をする時に、EM活性液が有るととってもやりやすくなります。EMさえ有れば大丈夫とはなりませんが、腐敗への傾きを止めて改善することもできます。状況に合わせて希釈倍率や量を調整して上手く使えば、堆肥づくりは意外と簡単。
Let's enjoy compost!
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