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韓国企業に出す履歴書(職務経歴書)作成のススメ

絶賛転職活動中のわたくしセム、最近履歴書を書く機会が増えているので、書きながら気づいたことをまとめておきたいと思い、アウトライナーにせっせと記録している。今日はその中の一部を公開したいと思う。

日本だと分かれていることも多いようだが、 韓国では履歴書と職務経歴書がひとつのファイルになったものを使うのが一般的だ。 この記事では履歴書(이력서)と呼んではいるが、日本的には職務経歴書だ。そのへんうまいところ置き換えてお読みいただければと思う。

ベースの履歴書を準備する

わたしの場合、実際に提出するファイルは企業ごとに書き換えている。といっても、すべての情報を書き換えるわけではない。なぜなら変わらない情報もあるからだ。連絡先などの基本情報、学歴、会社名、勤続年数などは変わらない情報だ。

まずは一社、どこかの企業に入ることを想定して履歴書を作成してみよう。そして次からはこの履歴書をベースに、変わる情報、つまり職務内容や主な実績を志望企業に合わせて修正していくのだ。

ベースの履歴書は日韓英ごとにひとつずつ作っておくと便利だ。 Wordファイルで持っておくのはもちろん、 韓国語のものは韓国の転職サイト(saraminなど)、英語のものはLinkedInにも登録しておくとよい。

志望企業に合わせてカスタマイズ

さて、ベースの履歴書が準備できたら、いよいよ志望企業向けにカスタマイズする段階だ。ここから、わたくしセムが作成の際に取り入れている3つのポイントをお話ししていきたいと思う。

まずは先程作成したベースの履歴書をコピーして、ファイル名を変えておく。これで準備完了だ。

1. 見せたいとこだけガッツリ書く

わたしの場合、やりたいことや見栄えのする経歴は現職で築いたものなので、ここに力を入れて書いている。 現職の1社に1ページをまるまる割き、残りの会社(過去に勤めた会社)は2〜3行にとどめている。

こうすることで、書類にメリハリがつく。さらに、面接で余計なことを聞かれにくくなるという副次的効果も期待できる。LinkedInでこれを取り入れている人がいて、これは使える手だと思って取り入れた。

2. 職務内容の外国語表現は同業界の応募要項から引用する

自分の仕事をどう表現したらいいかわからない、という人も多いだろう。外国語だとなおさらだ。 そんな時には転職サイトの応募要項を見てみよう。LinkedInも参考になる。

同じ業界の応募要項を見ていると、自分の仕事に近い、あるいはピッタリ同じものが端的に紹介された表現に出会えるはずだ。

こればかりは翻訳を依頼するよりも自分で探したほうがいい。あなたと同じ業界にいるネイティブが作ったキーワードだから、より相手に響くはずだ。

3. JOB Descriptionに出ている単語を使う

履歴書の作成で大事なのは、自分の言葉で書くのではなく、相手の言葉で書くことだ。一番簡単な方法は、Job Description(応募要項)に書かれている単語や言い回しを使う、たったこれだけだ。

言葉の選び方にはその会社の文化が溶け込んでいる。自分が日頃使う、あるいは目にする表現がたくさん目に入ることにより、見る側は自然と自分との共通性を見出すものなのだ。

心理学でいうミラーリング効果を履歴書作成に応用した、たったそれだけのことである。簡単な割に結構効くのでぜひ試してみてもらいたい。

さぁ、今日も履歴書を書こう

ここまで読んでくださったあなたの健闘を祈る。そしてもしあなたに余裕があれば、わたしの転職成功も祈ってくださると嬉しい限りである。

読んでくれてありが豆m(_ _)m よりよいコンテンツ作りを目指していきます。