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アウトライナーを楽しむマガジン

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このページはアウトライナーの活用法・Dynalistアップデート情報などのアウトライナーに関する役立つnoteをまとめたマガジンです。私が講師を務めるUdemyアウトライナー講座…
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2020年8月の記事一覧

勝手にDynalist通信#018~ 7月のアップデート情報 複数のアイテムを同時に変更する事が可能になりました。

1.Dynalistの7月のアップデート情報が更新気が付けば8月ももう終わりです。 今月こそ早く7月のアップデート情報をお伝えしようと思ってましたが、結局今になってしまいました。 7月のアップデートの詳細はJuly updateからご確認ください。 2.複数のアイテムの変更が可能に。 今回の更新で、複数のアイテムを選択して、移動や削除が出来る様になりました。  詳細はJuly updateの動画を見て頂くとよく分かりますが、  最初に上の方にある四角が二重に重なった上

piece 12:ビジョンと欲望

ビジョン「デイリー」を離れて、少し上の階層で人生の時間について考える。「ビジョン」についてだ。 Mac付属の「スーパー大辞林」によれば、「ビジョン」には以下のような意味がある。 ① 将来のあるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像。 ② 幻想。幻影。まぼろし。 ③ 視覚。視力。視野。 ④ 見えるもの。光景。ありさま。 「ビジョン」を意識するようになったきっかけは「手帳」の進化だった。ある時期から予定・アポイントだけでなく「ビジョン」を扱う機能を備えた手帳

アウトライナーでの要約練習: Udemyの音声とビデオのトラブルシューティング

こんにちは、アウトライナーDynalistをこよなく愛するセムです。 アウトライナーでの要約練習を兼ねて、Udemy公式ブログの動画再生トラブルの解決法ページを要約してみました。 こちら、以前よりUdemy受講生のみなさまより多くの問い合わせをいただく内容なのですが、どうやら公式の案内ページにすらたどりつけていない方もいらっしゃるようですし、たどりついたとしても、記事を読んだ後の次のアクションが分からないまま「うーん…で、どうすればいいのよ?」となっている方もいらっしゃる

Dynalistのおすすめ設定: Unindent items in-space

こんにちは、アウトライナーDynalistをこよなく愛するセムです。 この記事ではDynalistでやっておくとおすすめの設定、Unindent items in-spaceについて紹介します。 他のサイトでもいろいろ見たのですが、ここ以外にこの機能について日本語でちゃんと説明しているところがありません。開講中のUdemyアウトライナー講座でもこの機能は毎回紹介しているので、それならば参照コンテンツとしてnoteにまとめよう!ということでこの記事を書いております。 機能

第二十回 意志を刻む道行きの中で

いよいよこの連載も最後の回を迎えました。 デイリータスクリストのつくり方から始まったこの話は、執筆におけるアウトラインを巻き込んで、最終的には「自分」や「意志」にまつわる話にまでたどり着きました。 いささか大げさに感じられるでしょうか。しかし、この世界において、大げさな話など一つもないのです。特に「自分」が関わるものならなおさらです。 ■ これまでのタスク管理の技術は、ビジネスパーソン向けに提示されており、そこでは「やるべきこと」は先駆的にすでに決定されているものでし

番外編 叛逆のタスク管理

"「タスク」を書こうと思えば、この「思い」を頭の中で翻訳しなければならない。これは意外に頭のリソースを消費する。ならば「思い」をそのまま書いてしまった方が楽ではないだろうか。" タスクリストを作るとき、私たちはこの翻訳をいつも行っています。「ニンジンを買う」というタスクは(たいてい「ニンジン」と書かれますが)、その背景に「今日はカレーを作りたいので、足りない野菜としてニンジンを買う」という思いを持っています。 あるいは、「絶対ではないけど、いけたら図書館に行きたい」という

piece 11:思いと流れとシェイクとRe:vision

「文章を書くようにデイリータスクリストを作る」ことの意味をもう少し考えてみたい。単にリストとして書けばいいものを、わざわざ文章として扱うというとやっぱり面倒なイメージがあるかもしれない。いやまあ面倒ではあるのだが、でも本当にそうだろうか。 タスクを書くことは楽ではないまず、リストとして書き出せばいいといっても、そもそもリストを作ることはそんなに簡単ではない。リスト(箇条書き)を文章より楽で簡便なものと考える向きもあるようだけど、リストは文章と同じくらい奥が深いものだ(舐めち

第十九回 Re:vison

一冊の本を書き終えたあと、それを読み返してみると、ああ自分が書きたかったのはこういうことだったのかと発見することがあります。実に不思議な発見です。 何せその本を書いたのは私であり、つまり行為の主体者は自分です。その自分が「こういう本を書こう」と思って書いたはずの本から、新しい発見があるのです。 おそらくその発見は、一番最初に自分が「こういう本を書く」と決めて、100%その通りに執筆を進めていたら、得られなかったものでしょう。そのルートから外れたことで、結果的に得られたもの