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事業創造デザインプログラム Basic in函館 開催レポート

こんにちは!SSDCデザイナーの北田です。

この記事では、2024年6月14日に函館市のGスクエアで開催された
事業創造デザインプログラム Basic in函館」のレポートをお伝えします。

はじめに

一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)は、後援の函館市との連携により、「事業創造デザインプログラム Basic in函館」を開催いたしました。

↓事業創造デザインプログラムについて

当日の様子は、SSDC公式Xでも投稿していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください!


Basic プログラム概要

事業創造デザインプログラム Basic in函館」は、社会や地域の課題解決をテーマに、事業創造の基本的流れ、フレームワーク、思考法を体験しながら学ぶプログラムです。

函館市にゆかりのある社会人・学生と、社会や地域の課題を起点に新たなビジネスを発想しました!
7名の参加者の皆さまと、事業アイデアを創出するためにデザイン思考やジョブ理論などの手法を活用し、ユーザーが抱える課題の本質に迫っていきます。

プログラムの開催場所は、五稜郭に程近い「函館コミュニティプラザ Gスクエア」にて開催いたしました。 Gスクエアは、若者をはじめとした市民の幅広い交流拠点として、さまざまな可能性を生み出すフリースペースです。

まず初めに、今回、ご後援をいただいた函館市より、函館市経済部工業振興課米田様にご挨拶をいただきスタート。本プログラム開催に対しての想いをお話いただきました!

函館市経済部工業振興課 米田様

会場には同じく函館市経済部工業振興課三橋様下川様、事業創造デザインプログラムの卒業生でもあるハコレコドットコム山田さんがいらしてくださいました!
ハコレコは函館を拠点に、『地域社会の課題をWebの力を用いて解決していくこと』をミッションに掲げるWeb制作会社です。


ワークショップの内容

<ワークショップのアジェンダ>
1.事業創造の概要を理解する
2.デザイン思考のプロセスを概観する
3.解くべき問題を発散・収束する
4.ペルソナ・CustomerJourneyMapで課題当事者にフォーカスする
5.ジョブの視点で課題定義する
6.ソリューションアイデアを発想する/選定する
7. ソリューションアイデアを具体化する/発表する
8.振り返り/クロージング


プログラム前半:「困りごと」を選定する、深堀する

▼まずは、【困りごと】を洗い出す
自分が普段の生活で感じている「困りごと」や、 身の回りにある「困りごと」を見つけていきます。「誰が」、「いつ」、「どんなときや場所」で困りごとを感じているか、困りごとリストを使いながら、洗い出していきます。

事前に考えていただいた日常生活で抱える困りごとをみなさんで共有いただきました。
高齢者の方と暮らす家族の課題、農家の方の課題など、地域ならではの課題が沢山出てきます。

▼ペルソナを立てて、課題の状況を可視化
先ほど考えた困りごとは、「どのような状況」で、「どのような行動」をしてる時に感じるのか?をペルソナCustomer Journey Mapを使って可視化していきます!

ご自身の体験や身近な方のシチュエーションを思い出しながら、可視化していきました。

▼ジョブ理論で課題定義をする
対象となるペルソナの行動・感情・思考などのカスタマージャーニーを洗い出したあとは、ジョブ(〜したい欲求)の洗い出しと選定を進めていきます。機能/感情/社会の3つの側面から考えていくのがポイント!

「人はなぜ、商品やサービスを買うのか?」
シンプルな問いですが、みなさんは答えられますか?

普段の自分の購買行動を思い出しながら、 不を感じている人はどんな欲求を抱いているのかを分析していきます!

 

プログラム後半:ソリューションアイデアを発想し、コンセプトシートに落とし込む

▼ソリューションアイデアを考える
ここまで深堀をしてきた課題に対して、どのようなソリューションが対策として考えられるかを発想していきます!
ソリューションの価値やアイデアはどうやって作っていくのか?を考えながら、課題を解決するアイデアを発散していきます。

▼ソリューションコンセプトシートに落とし込む
ここまで、課題を深掘り、課題を定義して、その課題に対してどのような対策が考えられるか?までをワークを通して考えてきました。

最後のワークでは、ソリューションのコンセプトを考えて、「誰の」「どのような課題を」「どのように解決するか」をまとめていきます!
課題解決のアイデアをソリューションコンセプトシートにまとめ、ひとりひとりの発表に対して全体でフィードバック。
参加者皆さまのリアルな困りごとに対して、様々なアイデアが生まれてきました。

プレゼン終了後には、後方からずっと見守ってくださっていた、函館市経済部工業振興課の米田様と三橋様、ハコレコの山田さんからもフィードバックをいただきました。

プログラムの最後は、互いの気づきや今後に活かせそうなことをシェアし、次につながるアクションを考えました。

フィードバックをくださったハコレコ 山田さん(左)と函館市経済部工業振興課 三橋様(右)
フィードバックをくださった函館市経済部工業振興課 米田様

プログラム参加者の声

今回の「事業創造デザインプログラムBasic in函館」は、他地域に比べて多くの学生の方にご参加いただいた回でした。
事後アンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!

▼学びや気づきの活用可能性
課題の質を高めるフェーズの重要性を改めて確認できました
・段階をしっかり知った上で考えを深めていくこと。 いま見てる課題だけでなく、ほかにもっと大切なすべきことはないか、見なければいけない課題はないか?をみること
・事業を考える際のステップをどのようにして伝えるか、具体的事例の活用はとても重要だと感じました

ワークショップの感想
・不安がいっぱいありましたが、頭の整理と 考えるべきことが明らかになった4時間でした。がんばってよかった。 また、一緒に参加した大学生から影響を受けまくって、事業化へ向けて私もしっかり踏み出そうとおもいました。 函館開催、ありがとうございました!
・事業内容もとても分かりやすく、作業時間も丁度良く大変勉強になりました。 このような機会では、視座の高い参加者の方と出会う機会でもあるので今回開催していただきありがとうございました。

重ねて、ご後援いただきました函館市経済部工業振興課米田様三橋様、下川様、ならびにハコレコ山田さん本当にありがとうございました!

最後は函館の「ハ」のポーズで記念撮影📸


SSDCの活動~事業創造デザインプログラム~


SSDCでは、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、地域や社会の課題解決に繋がる事業を創りだすことを目的として「事業創造デザインプログラム」を運営しています。
2024年5月~7月にかけて、開港5都市(神戸・横浜・長崎・新潟・函館)にて「事業創造デザインプログラムBasic」を開催しました!


SSDCについて

SSDCは「人と社会の幸せな未来のために」を理念に、社会課題解決や夢の実現のための事業創出を目指して2019年に設立された一般社団法人です。


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