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事業創造デザインプログラム Basic in神戸 開催レポート

こんにちは!SSDCデザイナーの平山です。

この記事では、2024年6月11日に神戸市のANCHOR KOBEで開催された
事業創造デザインプログラム Basic in神戸」のレポートをお伝えします。

はじめに

一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)は、後援の神戸市との連携により、「事業創造デザインプログラム Basic in神戸」を、ANCHOR KOBEとの共催で開催いたしました。

↓事業創造デザインプログラムについて


当日の様子は、SSDC公式Xでも投稿していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください!


Basic プログラム概要

事業創造デザインプログラム Basic in神戸」は、社会や地域の課題解決をテーマに、事業創造の基本的流れ、フレームワーク、思考法を体験しながら学ぶプログラムです。

神戸市にゆかりのある社会人・学生と、社会や地域の課題を起点に新たなビジネスを発想しました!
今回は、SSDC事業創造デザインプログラムBasicでは最多の18名の参加者の皆さまと、事業アイデアを創出するためにデザイン思考やジョブ理論などの手法を活用し、ユーザーが抱える課題の本質に迫っていきます。

プログラムの開催場所は、阪急 神戸三宮駅に直結の「ANCHOR KOBE」にて開催いたしました。ANCHOR KOBEは、スタートアップ・企業・大学・研究者・市民が、自らのアイデアや想いを、多様な人々とともにカタチにし、イノベーションを創発するコミュニティスペースです。

まず初めに、今回、ご後援をいただいた神戸市より、神戸市経済観光局新産業創造課織田様、ANCHOR KOBEの運営を行われている神戸新聞社パートナー本部地域総研地域連携部篠原様にご挨拶をいただきスタート。
神戸市のこれからのビジョン、本プログラム開催に対しての想いをお話いただきました!

神戸市経済観光局新産業創造課 織田様
神戸新聞社パートナー本部地域総研地域連携部 篠原様

ワークショップの内容

<ワークショップのアジェンダ>
1.事業創造の概要を理解する
2.デザイン思考のプロセスを概観する
3.解くべき問題を発散・収束する
4.ペルソナ・CustomerJourneyMapで課題当事者にフォーカスする
5.ジョブの視点で課題定義する
6.ソリューションアイデアを発想する/選定する
7. ソリューションアイデアを具体化する/発表する
8.振り返り/クロージング


プログラム前半:「困りごと」を選定する、深堀する


▼まずは、【困りごと】を洗い出す

自分が普段の生活で感じている「困りごと」や、 身の回りにある「困りごと」を見つけていきます。「誰が」、「いつ」、「どんなときや場所」で困りごとを感じているか、困りごとリストを使いながら、洗い出していきます。

ワークの際には、「発散」と「収束」を意識的に使い分ける重要性をお伝えさせていただきました。

デザイン思考を活用した事例として、【Nintendo Wii】をご紹介!

▼ペルソナを立てて、課題の状況を可視化
考えた困りごとは、「どのような状況」で、「どのような行動」をしてる時に感じるのか?をペルソナCustomer Journey Mapを使って可視化していきます!

ワークでは、リアルな課題や感情が出てきて、 解くべき課題が明確になってきました。

▼ジョブ理論で課題定義をする
「人はなぜ、商品やサービスを買うのか?」シンプルな問いですが、参加者の皆さんも興味津々。

普段の自分の購買行動を思い出しながら、 不を感じている人はどんな欲求を抱いているのかを分析していきます!

ユーザーの本当の欲求を見つけるには、機能的な側面だけではなく、感情的、社会的な側面もしっかりと捉える必要があります。それをジョブ理論をもとにお伝えしました。

プログラム後半:ソリューションアイデアを発想し、コンセプトシートに落とし込む

▼ソリューションアイデアを考える
ここまで深堀をしてきた課題に対して、どのようなソリューションが対策として考えられるかを発想していきます!
ソリューションの価値やアイデアはどうやって作っていくのか?を考えながら、課題を解決するアイデアを発散していきます。

▼ソリューションコンセプトシートに落とし込む
ここまで、課題を深掘り、課題を定義して、その課題に対してどのような対策が考えられるか?までをワークを通して考えてきました。

最後のワークでは、ソリューションのコンセプトを考えて、「誰の」「どのような課題を」「どのように解決するか」をまとめていきます!
課題解決のアイデアをソリューションコンセプトシートにまとめ、ひとりひとりの発表に対して全体でフィードバック。
参加者皆さまのリアルな困りごとに対して、様々なアイデアが生まれてきました。

プレゼン後、互いの気づきや今後に活かせそうなことをシェアし、次につながるアクションを考えてプログラムは終了!

プログラム参加者の声

今回の「事業創造デザインプログラムBasic in神戸」は、社会人の方をはじめ、学生の方、幅広い属性の方に受講いただきました。
事後アンケートでは、以下のようなコメントをいただきました。
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!

▼学びや気づきの活用可能性
体系的に学べたので 業務にも活かせそうです。 他業種の方とお話できて新鮮な機会をいただきました。
・BtoCの事業における課題の深掘り方を実践的に理解でき、後輩のアドバイスの際に活用できると考えました。
・困りごとの視点も人それぞれで違っていて、同じテーマでも複数人の視点で議論すると面白いなと感じました。 社会課題などは多様な視点が必要ですね。

ワークショップの感想
・とても有意義なプログラムでした。いままで学習はしてきましたが、自分ごととして真剣に取り組むことで、視界が開けた感覚です。
・仕事終わりに頑張って神戸まできた甲斐がありました。新規事業や事業開発に当たって、世の中には色々な手法・アプローチがあると思いますが、選択肢として1つ引き出しができたことが嬉しいです。
事業化において必要な視点、課題整理などを学ぶことができ、非常に勉強になりました

重ねて、ご後援いただきました神戸市経済観光局新産業創造課 織田様、共催いただきましたANCHOR KOBEから、神戸新聞社パートナー本部地域総研地域連携部 兼 ビジネススクエア「ANCHOR KOBE」ゼネラルマネジャー 篠原様、本当にありがとうございました!

神戸市役所の織田さんのオハコであるヨガの鷲のポーズでパシャリ
Facebookでもご紹介いただきありがとうございます!

SSDCの活動~事業創造デザインプログラム~


SSDCでは、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、地域や社会の課題解決に繋がる事業を創りだすことを目的として「事業創造デザインプログラム」を運営しています。
2024年5月~7月にかけて、開港5都市(神戸・横浜・長崎・新潟・函館)にて「事業創造デザインプログラムBasic」を開催しております!


SSDCについて

SSDCは「人と社会の幸せな未来のために」を理念に、社会課題解決や夢の実現のための事業創出を目指して2019年に設立された一般社団法人です。


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