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浅草散歩❶

序章
 仕事は終わった。春の陽気を感じながら、ひと駅先まで歩くことにした。
いそぎ足で歩く人に追い越されながら、ぶらぶらと周りのお店を見渡しながらゆっくり歩いた。
 歩いた所は、小伝馬町から人形町あたり。
古くからの町です。昔は、呉服屋とか染め物屋とかがあったのだろうと伺える。
店先の商品を見ながら散歩するのも楽しい。

 駅まで歩いて改札を通って立ちどまる。
表示を見ると浅草線となっている。
😯日比谷線に乗る予定であった。
「まあいっかー。」私の口癖をいつものようにする。遠まりして帰るか、一旦改札を出るか。
考えていた時に、「浅草」が気になり始めた。
人形町からなら数駅。
  「たまには参拝しますか。」
 東京で暮らし始めて数十年になりますが、正直数回しか訪れていなかった。多分片手くらい。
  「何年振りか、」
  「コロナ前か、、」
コロナが大きな節目となっている。

 浅草駅に降りてホームから地上に上がるまでに、人の多さに驚いた。海外からの家族連れの方ばかり。或いは、「私が海外の中の日本人か」などと苦笑いしながら、海外旅行の方の中をついて歩いた。


 浅草の山門前は人だかりです。
皆さん記念写真を撮っている。私のお目当ては、入口の🏮提灯の底にある龍🐉の彫り物。数名の人は撮ってました。あまり知られてないのでしょうか。


 浅草寺は龍の寺。本殿にも龍がいます。
提灯を通るたびに、そこに彫ってある龍をパシャ。外国人の中を歩き、本殿までなんとか到着して無事に参拝。

 何かのご縁かと、あまり引かない御神籤を引きました。(参拝あとの言葉を知りたくなりましたから。)御神籤の中から出てきた竹串に、書かれていた数字は、一 。最初は見間違いかと思いましたが、確かに 一 でした。第一が入っている引き出しの御神籤を頂く。  ( 吉 大 一 第 )と書かれていた。
大吉はもちろん嬉しい事です。でも私が一番嬉しく感じたのは、(第一)の部分。春分を迎えるにあたり、幸先の良い報せです。良い散歩になったと感じてました。

😌(でも驚きはそれだけではなかった。)少し休みたいなと思い、適当な場所を探していた。
<続きは浅草散歩❷へ>

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