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ブルースター読書会vol.5レポート

こんにちは!
ブルースター読書会・主催の椿雪花です('-'*)

大分遅くなってしまいましたが、1月22日に開催した読書会のレポートを書かせていただきます~!

<紹介された本たち>

①内藤了『猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子』

こちらはこのブログ筆者である雪花が、今推しに推している作家さんの作品です!

内藤了さんの影響で【ホラー×ミステリー】にハマりました。
このシリーズ……「猟奇犯罪」とある通り、口にするのも悍ましい殺人事件が描かれています。

そのため、読むのは
「グロイのOK!」
な方の方が良いかなと思います。笑

※「グロイグロイ」と繰り返し言っていたら、知り合いの見学者からイベント終了後に「グロイ本は紹介出来ないかも……ごめん」と言われました。

※グロ推奨の読書会じゃないよ!!

主人公の藤堂比奈子の事件に対する思いや周囲の個性的な登場人物たちとのやりとり、そして事件に隠された謎……どれをとっても魅力的です!

個人的に、作家さんの事件に対する
「凄惨な事件のニュースを聞いて、加害者に対して被害者と同じ目に遭わせてやりたいと思った」
という気持ちが衝撃的で紹介させていただきました。
(ニュースで伝え聞いた事件に対してそういう強い気持ちを抱けるのが恐ろしくもあり、羨ましくもありました)


②アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』

前回の「星の王子さまを語る会」参加者さまが、語り足りなかったことを語りにきてくださいました!!(嬉しい!)

なんと語り合う会が終わってから昭和22年に出版された本も購入されたようです。すごい。

序盤の王子さまが自分の星で出会ったバラと別れるシーンについてご紹介いただきました。

「本当に言いたいことが一番言えない言葉だ」
……わかるなあ、と思いました。

言葉ではなく振る舞いでバラを理解すべきだった、という王子さまが語るシーンは、本当に一考すべきところだなと思っています。

言葉で理解できれば良いのですが、『星の王子さま』に登場するキツネが言うように「言葉は誤解のもと」でもあるんですよね。

表面的な言葉ではなく、その人自身の振るまいに隠されている“言葉”が実は沢山ある。
難しいけれども、その言葉が真実か、隠されている心はないか、わかるようになりたいなと思いました。

③有川浩『レインツリーの国』

とある本がきっかけで始まるお話、だそうです。

主人公が中学生の頃に読んだ本が忘れられず、そして少しもやもやが残るお話だったため、その本についてネットで調べたところ……

本のタイトルでもある「レインツリーの国」というブログに辿り着いた。

そこで主人公が読んだ本について感想が書かれていて、主人公がブログ主にメールを送り、二人の交流が始まる。

ブログ主が実はとある「障がい」を持っていて、その「障がい」から主人公とブログ主のすれ違いが生じてしまう。
本を紹介してくださった方は、この障がいについて、作者が「たまたま障がいを持っていた」という書き方をしているのがとても気に入っているそう。

すれ違いが起こったのはお互いの状況が理解できないからで、それは障がいが原因ではない……。

「障がい」について考えさせられる素敵な本みたいですね。
ぜひ読んでみたいと思いました。


おわりに(ただの感想)

今回も色んなお話が出来て楽しかったです!

開催が5回目となるのですが、未だに
「わたしも読んだことある~~!!」
という本がなく。

毎回毎回、
「そんな本があるのか! 読みたい!」
という気持ちが沸きます。

そして増えていく積読本……。

読書会で紹介いただいた本以外の積読本が20~30冊くらいありまして……へへっ。いつ読もうかなって今めっちゃ考えてる。。

次回もどんな本に出会えるか楽しみです!
参加してくださった皆様、そしてこの記事をお読みいただいた皆様、ありがとうございました!

またどこかでお会いしましょう~!


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