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睡眠の質~睡眠による身体的影響編~
こんばんは、SS-4 factoryです。
私たちは理学療法士4名から作られた団体です。
各々の得意分野について毎週土曜日の夜に配信を行っています。
短編やシリーズでも配信しているので、毎週お楽しみに!!
「最近眠れないし、なんだか体調がすぐれない…」
なんてこと、ありませんか?
記事を読んでくださりありがとうございます。
本日は睡眠に関する
「睡眠による身体的影響」に関して書いていきます。
以前、睡眠には「脳を守る働きがある」というお話をしました。
では、睡眠が不足すると実際にどんな影響が出るのか、
それを機序を基にお伝えしていきたいと思います。
今回は厚生労働省の記載に基づいてお話を展開していきます。
まず、根本的な話として睡眠に重要な要素は
・規則的な睡眠リズム
・十分な睡眠時間
の2つが挙げられます。
リズムは「脳を休ませる睡眠の役割」編で、
睡眠時間は「入眠と熟睡」編で解説しておりますので、
ぜひそちらもチェックしてくださいね!!
では、これらが崩れる要因とはなんでしょう。
これも簡単に解説した事はありますが、ざっくりとまとめると
寝る間を惜しむほど働いている
夜型の生活に慣れている
不安やストレスがある
睡眠の環境不良(寝具、室温、雑音など)
など、挙げたらきりがないほどにあります…
これらが続くと、どのような身体的な症状が出現するでしょうか。
生活や仕事でのケアレスミスが増える
睡眠不足が慢性化すると、脳の回復が不十分となり機能が低下します。
覚醒状態が落ち、記憶力や注意力などが低下すると普段しないようなケアレスミスが増えてきます。
また、睡眠不足で自律神経が不調になると低血圧を呈することもあり、
脳への循環が不十分となることもあります。これも機能が低下する一つの要因となり得ます。生活習慣病リスクの増大
実は、寝不足は食生活と大きく関わりを持ちます。
睡眠時間が十分な群と不十分な群を比較すると、
睡眠不足の群では食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少し、
反対に食欲を高めるホルモン(グレリン)の分泌が亢進することがわかっています。
そのため自然と食事の摂取量が増加し、動脈硬化や心臓病、糖尿病、脳血管障害などの疾患を引き起こすリスクが高まります。
また、眠気による活動量の低下や自律神経失調なども生活習慣病を促進する因子となり得ます。
さらに、肥満によって惹き起こりやすい「睡眠時無呼吸症候群」は、交感神経の興奮による高血圧などの二次障害によって生活習慣病を引き起こしやすいと言われております。精神疾患や気分の落ち込み
睡眠不足の方は「うつ状態による活動性の低下」を呈することが多いです。
うつ状態による活動低下➡外出頻度の減少➡更なるうつ状態…
という悪循環も生んでしまうこともあります。
日本語の論文では明確な機序は記載されていませんでしたので、飽くまで海外論文の参照や考察程度です。
睡眠不足になると集中力や注意力が低下し、ケアレスミスが増えたり些細なことが気になったりします。その影響で「イライラしやすい」状態になり、不安感や不信感が強くなり鬱状態になるのではと考えております。
また、
1日7~9時間にの睡眠をとっている人と7時間未満の方を比較すると、うつ病になるリスクは7時間未満の方が高くなるという研究もあります。
「私はショートスリーパーだから」という方も中にはいますが、
ショートスリーパーに当てはまる方は全人口の8%程度です。
しっかり寝たほうがよさそうですね。
いかがでしょうか。
上記以外にも様々な症状を呈することがある「睡眠不足」。
これに併せ「脳を休ませる睡眠の役割」や「入眠と熟睡」編も見ていただき、皆さんの良眠に役立てて健康に過ごしていきましょう!
それでは皆さん、
おやすみなさい…
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