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フィクションと現実

人は自分のことも正確に認識できない。 この点では、バイデンさんもトランプさんも同程度に愚か。 人にとって、現実とフィクションは同じようなもの。 その境目はあいまい。 現実はいくらかフィクションで、フィクションも現実を含んでいる。 さて、小説や映画などのフィクション。 77年の経験を経て、今の私はフィクションに飽き飽きしている。 正確に言えば、フィクションはおもしろくない。 学芸による創作は、だいたいフィクションに近い。 自然科学も、フィクションに近いと私は思

    • 幸せになるには

      受験に成功、組織で出世、富を得る、 あるいは権力者となり名誉も。 多くの人が羨むような人生。 私は、少しも羨ましいと思わない。 むしろ、哀れに感じる。 何と、愚かな人生かと。 もし、あなたが、幸せになりたいなら。 若くして成功することは避けた方がいい。 もし、勉強が得意なら、 学校の過程はいいかげんに過ごすのがいい。 できるだけ不得意な方面で頑張るのがいい。 そうすれば、成功の道から遠ざかれる。 Quoraの質問「悪人ほどタワーマンションの最上階で優雅

      • 意識は何故生まれるのか

        意識は何故生まれるのか。 私の答えは、生きものである個体の統一性を維持するためです。 個体の行動は不断に選択を求められる。 例えば、分かれ道で、どちらに行くか。 危険が迫れば、逃げるか、戦うか。 その時、過去記憶と現在の入力情報を総合して判断する。 この判断の際、意識が必要となります。 今の状況の全体像をいっぺんに把握する能力。 なので、中枢神経系のある生きものは全て意識がある。 例えば、蟻の意識は、嗅覚が中心でしょう。 意識は生きもの個体に特有な世界。

        • 肉体を感じる

          質問「人生で本当に幸せを感じるためには、何が必要だと思いますか?」 私の回答は下記。 77年の人生経験からの結論を述べると。 本当の幸せを感じるには、美や善や価値や真理などの概念から自由にならないとダメだと思います。 例えば、お金に執着するのは、そこに価値を信じるからです。 人生は暇つぶしではありません。時間を忘れて何かに没頭するのは、 生きることを忘れているようなものです。 暇つぶしでない時間の過ごし方、 それは、瞑想など、何も考えない、何も欲しない、何も望

        フィクションと現実

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          個性と障害

          質問「障害は個性ですか?」 面白そうなテーマなので、考えてみました。 障害とは何か、ですね。 生きて生活するのは、どんな人でも苦労します。楽ではありません。 例えば足が悪い、少し悪くても、歩ければいいではないかという意見もあります。 走れなくても別に困りません。 例えば吃音、言葉の発声が円滑でなくても、声が全く出ないわけではありません。 例えば目が見えない、見えなくて聞こえればいいではないか、という意見もあります。 困っている当人からすると、傍からの意見は何の

          個性と障害

          インフレにはならない

          質問「今、国債の大量発行の影響で市場には金が余分に出回っていますが、 コロナ禍が一段落し個人消費が復活したらインフレになるのでしょうか?」 私の回答は下記。 この程度でインフレになれば、日銀は泣いて喜ぶでしょう。 20年以上、どうしたらインフレになるか、無い知恵を絞ってきたのです。 国債残高は約1200兆円。 もし、金利が1%上昇すれば、約12兆円も金利が増える。 円の信用があるからこそゼロ金利です。 どうして円の信用があるのか、国の経常収支黒字が約20兆円だ

          インフレにはならない

          人にとって死とは何か

          長年ひとを体験してきて、 感想を正直に述べると。 人というのは、同じような感じ方や考え方をする 似たような人がいっぱいいるということ。 個性と言っても、特別に変わった人はいない、という実感です。 つまり、人に個性はないのではないか。 また、私や自分や自我というものも、 確かなものがあるとは思えない。 従って、自己実現は幻想ではないか。ということです。 自分や私という概念は幻想に近いものがあります。 人の意識がつくりだした幻想です。 思い込みとも言えます。

          人にとって死とは何か

          この世の真理

          妻と付き合い54年半、結婚して50年を過ぎる。 長い年月であるが、互いの理解が深まったのだろうか、と思う。 未だに理解不能なところが多い。 というよりも、私の認知能力の限界か。 そもそも自分が何か、まだ不明。 他人が分かるはずないのが当然。 しかし、互いの細部は程度知っている。 好みや感じ方もある程度。 だから、大きな衝突は起こらない。 互いに自制している。 夫婦はこんなものだろう。 理想の夫婦は、この世にいないと、私は思う。 人は例外なく皆、強い執着

          この世の真理

          「死刑前夜の気持ち」

          質問「死刑囚は、処刑される前夜に一晩中起きていようとしますか?」 私の回答は下記。 日本の死刑は、当日になって通知があるようです。 残酷です。この世とのお別れもできないようです。 もし、私が死刑囚なら、前夜は一晩中、座禅をします。 この世との別れを納得するためです。 可能なら、人生で経験した全ての良いこと、生きていて良かったなと実感した体験を、もう一度、追体験してみたいです。 たくさんの幸せを実感して朝を迎えたいと思います。 話は飛びますが、生には死がくっつい

          「死刑前夜の気持ち」

          こころはどこにある

          Quoraの質問、「心ってありますか?」 専門家ではありません。常識で回答します。 脳の働きは、非常に複雑。 今の科学レベルでは、ほぼ無知に近いでしょう。 まず、身体が約40兆の細胞と約200兆の微生物で構成されている。 各細胞は隣や付近の細胞と濃密な情報交換をしている。 また、人体外部からの刺激を受け、それを信号に変える。 一部は、神経系を通じて脳に集まる。 脳の働きは、多層で多重、平行して無数の働きをなす。 また、各部分は定まった働きをなす。 ある部分

          こころはどこにある

          ヒマラヤ登山

          74年生きてきて、不思議に思うことが多い。 その一つは、 何故、将棋のようなゲームや遊びに対して、 あのように熱中できるのだろう?という疑問。 単なる遊びの一つでしょう。 勝つための研究はいいけど。 人生をかける価値があるがごとく、熱心に究める。 そういう人がいるのが、不思議。 そういえば、スポーツも皆、同じか。 登山などの趣味も似たようなものか。 1958年のヒマラヤ登山の記録を読んだ。 「雲の上の道」わがヒマラヤ紀行 深田久彌著 この本を読むと、

          ヒマラヤ登山

          心地良さにひたる

          76年の人生経験からの心境。 人が生きるうえで、もっとも大切なことは、と言えば。 今をどう生きるかです。 10年をどう生きるかではなく、今です。 そして、今の細部が重要です。 何を食べて、何が楽しみか。 例えば、一分で100m歩く人より、 1分で5m歩く人の方が、より充実感があるのです。 多くを食べる必要はありません。 少ないメニューで少量の方がいいのです。 お金やモノはほぼ不要になります。 今、生きている、それだけで大きな満足があります。 非常に幸せである実感で

          心地良さにひたる

          今の心境 その1

          お気に入りさんの日記に現在の心境を吐露したものを見た。 私も書きたくなった。 最近、ブログを書くのが少しおっくうになっている。 わずらわしい。 その日の気分でどのようにも書ける。 まるで、こころや精神と同じ。 生きることに少し飽き始めている。 人には進歩がない、とを知ったからか。 また、未来がないと感じる。 私の未来ではない。人類の未来。 進歩がないだけでなく、 この世は人の意識がつくるもの、ある意味マボロシ。 人はどんなに努めてもリアル世界を知りえな

          今の心境 その1

          人生を楽しむには

          質問「人生を楽しむということはどんなことなの?」 私の回答は下記。 人生を楽しむに、人生とは自分がつくる独創的な作品であるという自覚が必要です。 人から与えられたレールや課題や枠組みを守っていては、自分の人生を自分固有のものにはできません。 たぶん、小学校、もっと幼い頃から、自分の好みにあったやり方を、 自分が創意工夫して、身に着けていくことが必要です。 親や先輩や教師がどんな意見を言っても、それは一つの意見です。 全ての責任は自分にありますから、自分の判断が最

          人生を楽しむには

          人生の真実

          質問「これを知ったおかげで人生の悩みが激減した、と感じる人生の教訓はありますか?」 私の回答は下記。 人が生きるとはどういうことか、その真実が分かったことです。 下記の真実を知り、本当に気が楽になりました。 人が人らしく生きているのは、意識があるから。 意識は胎児からの体験から生まれます。 体験から生まれるので、人それぞれです。 そして、意識はリアルな現実の一部から成り立っていますが、リアルな現実そのものではありません。 その人固有の体験をもとにして加工し作り

          ボランティア

          若い頃に感動した本をもう一度読んでみたい、と 思うが、長編や文庫は目が耐えられない。 ロマンロランの「ジャンクリストフ」、 私の青春がここにあると、言える本。 「魅せられたる魂」もいい。 高橋和己も沢山読んだ。「憂鬱なる党派」 ドストエフスキーも好きだった。 青春というのは特別な時期なんだと思う。 世の中のことをまるで知らないのに、 本など読んで、知ったような気分で、 頭だけで理解しようとする。 しかし、現実は、 吃音という問題も、 まともに対応する

          ボランティア