人生の真実
質問「これを知ったおかげで人生の悩みが激減した、と感じる人生の教訓はありますか?」
私の回答は下記。
人が生きるとはどういうことか、その真実が分かったことです。
下記の真実を知り、本当に気が楽になりました。
人が人らしく生きているのは、意識があるから。
意識は胎児からの体験から生まれます。
体験から生まれるので、人それぞれです。
そして、意識はリアルな現実の一部から成り立っていますが、リアルな現実そのものではありません。
その人固有の体験をもとにして加工し作り出したものです。
ある意味、フィクションや幻想やマボロシに近いものです。
その人なりのフィクションの中で生きるのが、人生の真実。
こころや精神や自我なるものも、当然、フィクションに近いものです。
そこに実体や確かなものはありません。
そして、人の一生、自我なるものから抜け出ることはできません。
人は自我なる牢獄に閉じ込められて一生を過ごす死刑囚のようなものです。
死は突然にやって来る。気付いたとき意識はなく、すでに死んでいます。
死によって、やっと、自我という狭い牢獄から解放されるのが人の一生です。
この意味で、死こそ、人にとって最高のご褒美とも言えます。
生きるという試練に対する神さまの恩寵のようなものです。
フィクションの中であくせくするのが人の一生。
つまらない心配や苦労など、こころを無駄遣いするのは愚か。
そして、死を怖がるのも愚かです。
フィクションと分かるなら、この世を天国や楽園に変えるもの容易いことになります。