夕暮れに溶けながら

久しぶりに日暮里へ。

谷中に向かう。

谷中霊園を横目に去年、鬼子母神社前に行ったことも思い出す。

一人で墓地を歩いて路面電車を待っていたらおばあさんに話しかけらた。今日はすごくカラスが多いって。

だんだん思い出が増えて、夕暮れに包まれるようにこの坂を降りていく。

昔からあるやろうと思う会社もお店も、

無視できないような興味をそそる細い路地も

たくさんある寺も

夕暮れに包まれる町を歩くとふいに泣きたくなった。　

過ぎてきた時間はもう戻らない。

何を思って何ができたか考えると何もないんで自己嫌悪

いや、自己で完結できたらいいけど

夕暮れに溶け込んでしまいそう

このまま真っ直ぐ道を歩いたら知らない道も歩けるのかと思うと

希望だと思った。

名前の知らない人たちが繰り返す会話、

それを傍聴している

私は嬉しい。

今日は夜に散歩をした。

見える景色の色が減ってきたように思う。

どんな風に時間を過ごしてきたら幸せだなんて誤認できたんやろう。

自分の中にある感情にうんざりしている。

これにどんだけ惑わされてイライラしてるのか数値で見たい。

数字はわかりやすい。感覚はいつも曖昧ダ。

音痴やけど最近は歌詞を検索して歌詞を見て一人で部屋で歌を歌う練習をしている。

中村一義さんが大好きだ。

大石くんはもうずっと好きだ。出身地の宇和島には一度行ってみたいと思っとった。

３年ほど前に行けたけどいい場所やった。景色を今も思い出す。自転車を借りて、小さい島に行った。

おもしろい出来事があった。また行きたい。切符をなくして特急あしずりに乗って高知を目指した。

愛媛いいよなー。松山城、ポンジュースの出る蛇口があった。

香川もいいよなー。瀬戸大橋から見える瀬戸内の島々は本当に綺麗。

瀬戸内の海は優しい。水色とピンクの空の色に溶けれたらいいのに。

徳島の阿波踊りも思い出すし高知の市内で一人でカツオのたたき食べたこと、友達と土佐清水に行ったこと。

また旅がしたくなる。

でももうなんか終わり。

寝よう寝よう。

2021.09.29 22:53