14 乗法の結合法則
$${a,b,c}$$を変数とする。
積$${a×b}$$を$${c}$$倍すると、分けることができる$${a}$$ずつのまとまりの数も$${c}$$倍になるので、下記の等式が成り立つ。
$${(a×b)×c = a×(b×c)}$$
このことを、乗法の結合法則(associative law)という。
「分けることができるまとまりの数」というのはつまり割合のことであり、積は「分ける前の数」のことなので、
割合$${\dfrac{a}{b}}$$を$${c}$$倍すると、分ける前の数も$${c}$$倍になるので、下記の等式が成り立つ。
$${\dfrac{a}{b}×c = \dfrac{a×c}{b}}$$
積を$${c}$$倍すると割合も$${c}$$倍になるが、このとき、「いくつずつに分けたか」、つまり商は変わっていない。
なので、下記の等式も成り立つ。
$${a÷b = (a×c)÷(b×c)}$$
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