11 除法
除法は、積を「いくつずつのまとまりに分けたか」と「いくつのまとまりに分けたか」のどちらに戻すかで分類することができる。
「分ける前の数」と「いくつのまとまりに分けたか」で「いくつずつのまとまりに分けたか」を表すような演算を等分除(quotative division)という。
等分除によって変わった後の数を商(quotient)といい、$${÷}$$←この演算子を使って書き表す。
商を書き表すには、「分ける前の数」と「いくつのまとまりに分けたか」を表す数字が要る。
前者を$${÷}$$の左に、後者を$${÷}$$の右に書く。
一方、 「分ける前の数」と「いくつずつのまとまりに分けたか」で「いくつのまとまりに分けたか」を表すような演算を包含除(partitive division)という。
包含除によって変わった後の数を割合(ratio)といい、$${\dfrac{ }{ }}$$←この演算子を使って書き表す。
割合を書き表すには、「分ける前の数」と「いくつずつのまとまりに分けたか」を表す数字が要る。
前者を$${\dfrac{ }{ }}$$の上に、後者を$${\dfrac{ }{ }}$$の下に書く。
また、$${\dfrac{ }{ }}$$の代わりに$${/}$$←この演算子を使って割合を書き表すこともできる。
そのときは、上の数字を$${/}$$の左に、下の数字を$${/}$$の右に書く。
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