12 分配法則

$${a, b, c}$$を変数とする。

$${a×b}$$に$${a}$$ずつのまとまりをいくつかくわえると、けることができる$${a}$$ずつのまとまりのがそのぶんえるので、下記かき等式つ。

$${(a×b)+(a×c) = a×(b+c)}$$

このことを、左分配法則ひだりぶんぱいほうそく(left distributive law)という。

さらに、$${b}$$に$${b−c}$$を代入する。

$${(a×(b−c))+(a×c) = a×((b−c)+c)}$$

$${(b−c)+c = b}$$なので、下記の等式が成り立つ。

$${(a×(b−c))+(a×c) = a×b}$$

減法は加法の逆演算なので、下記の等式が成り立つ。

$${(a×b)−(a×c) = a×(b−c)}$$


$${a+b}$$を$${c}$$ばいすると、$${a}$$ずつのまとまりの数と$${b}$$ずつのまとまりの数が$${c}$$になるので、下記の等式が成り立つ。

$${(a+b)×c = (a×c)+(b×c)}$$

このことを、右分配法則みぎぶんぱいほうそく(right distributive law)という。

さらに、$${a}$$に$${a−b}$$を代入する。

$${((a−b)+b)×c = ((a−b)×c)+(b×c)}$$

$${(a−b)+b = a}$$なので、下記の等式が成り立つ。

$${a×c = ((a−b)×c)+(b×c)}$$

減法は加法の逆演算なので、下記の等式が成り立つ。

$${(a−b)×c = (a×c)−(b×c)}$$


や右のことを分配法則ぶんぱいほうそく(distributive law)という。


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