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鶏のことならなんでもわかる男の話(1)

当社の創業者は、鶏のことならなんでもわかる男です。

鶏に対する愛情、鶏に対するこだわりはかなり強いです。
日本一鶏に対して真面目な男であると言えます。

そんな創業者の話を何回かに分けてお伝えしていきます。

当社の創業者は高校を卒業したのち、
東京にある大手鶏肉販売会社に就職しました。

この時から、鶏一筋の人生が始まりました。

入社直後は、配送業務を担っていましたが、
鶏の解体業務を覚えたい気持ちが日に日に高まりました。

配送業務の先輩たちは、配送ルートを一日かけて回っていました。
創業者は、解体の仕事をなんとか覚えたい一心で、
そのルートを午前中で終わらせてしまいました。

午後からは、解体業務を手伝うことで解体の仕事を学びました。

しかし、そういう行動をしていると、どうしても社内で目立ってしまいます。

ある日、創業者は先輩から呼び出されてこう言われました。

「おい、お前、俺たちより多く給料もらっているだろ。あまり余計なことをするなよ。」

そんなことを言われ、創業者はあまりに悔しく、自分の給与明細を先輩に投げつけ、必死に抗議しました。

その後も、寝る間を惜しんで仕事に取り組みました。

周りは、「一生懸命頑張っても 給料は変わらないのに」と陰口を叩きました。

しかし、そんなことも気にせずに、目の前の仕事に一所懸命取り組んだのです。

それくらい創業者は鶏に関する仕事に魅了されていたのです。


次回へ続く。



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