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「入浴介助に一役買ってくれそうなモノ、見つけました」

社会保険労務士の山地です。

今年は5月から早々に梅雨に入り、ここ数日は梅雨の中休みでいいお天気が続いていますね。紫外線も厳しく熱中症が心配になるくらい日中は暑いですね。

時節柄、お食事と同じくらい入浴を心待ちにしているサービス利用者の方も多いと思います。

身体介護のなかでも職員さんにとって負担の大きい入浴介助ですが、最近はその負担を軽減してくれる、画期的で便利な製品が登場しています。

株式会社 金星の「ピュアット(ウルトラファインバブル発生装置)」
https://www.kinboshi-inc.co.jp/science_finebubble.php

水と空気だけで汚れを落とす革新的な製品です。高齢者の皮膚は傷つきやすく、表皮が破れて剥がれ落ちてしまうことがあります。この製品は人の手で石鹸を使わって洗わなくても無数の小さな泡が毛穴の中まで入り込んで汚れを落とすというスグレモノ。

工事をしなくても使えるという便利さで、洗身時間がなくなるために入浴時間が1人4分短縮できるという効率化の点でもGood!ですね。

ただ、問題なのは価格ですね。平成30年12月に販売された時点で、税抜き1,200,000円もしていました。(^_^;)

このような高価な福祉機器を導入しようとする時に利用を検討したいのが、人材確保等支援助成金のメニューのひとつ、介護福祉機器助成コースですね。

これは、
労働者の身体的負担を軽減するために、新たな介護福祉機器の導入等を通じて従業員の離職率の低下に取り組む介護事業主に対して助成されるものです。

対象になる福祉機器は、
1.移動・昇降用リフト
2.装着型移乗介助機器
3.体位変換支援機器
4.特殊浴槽

その他、「身体的負担軽減の効果が特に高いと考えられるもの」です。

この製品はウルトラファインバブルを発生させる「装置」ですから、特殊浴槽ではありません。その他の「身体的負担軽減の効果が特に高いと考えられるもの」に該当するのかどうかは微妙で確認しないとわかりません。


これまでは機器の導入費用の25%(上限150万円)が助成される「機器導入助成」というのがありましたが、令和3年3月末日で廃止されてしまいました。(-_-;)

もうひとつの介護福祉機器の導入費用の20%(上限150万円)が助成される「目標達成助成」があります。これは離職率を低下させるための目標値を決めて達成すれば助成されるのですが、ちょっとハードルが高いかもしれません。

なかなか悩ましいのですが、この製品にちょっと似ていて入浴介助に一役買ってくれそうなモノを最近、テレビを見ていて発見しました。

それがコレ、株式会社LIXILの泡シャワー「KINUAMI U ( 絹浴み [結] )」です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000015099.html

手では泡立てることができないほど密度の濃い泡で、簡単にやさしく身体を洗えるそうです。

こちらのお値段は税込76,780円です。上記の「ピュアット」と比べるとリーズナブルですね。このくらいなら設備投資可能かもしれませんね。

在宅介護しているご家庭では福祉用具の利用は介護保険でレンタルや購入されていると思います。年間10万円までの利用ですが、この泡シャワーは現在のところは対象外です。

まだ市場に出てきて日が浅い製品ですから、時間の経過とともに利用者のニーズに合わせていつか対象になってくれるといいですね。

今日は助成金を絡めた製品紹介になってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。(*^_^*)


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