押し寄せるステロイドへの不安

 薬嫌いの私は、乾癬にもステロイドを塗ることはなかった。もう、乾癬とは20年近くのお付き合いいなるが、全身に及んでいるといっても過言ではない。幸い痒みがないのが救いである。

 多発性骨髄腫の治療で、ステロイド投与が始まって10カ月が過ぎた。当初は、40ml程度を点滴投与していたものと思われる。この大量投与で乾癬は本当にきれいに消えてしまった。薬効の恐ろしさを感じた。

 しかし、徐々にステロイドの量を減らしてきている。現在では、点滴で4週間に1回6ml。飲用で3~4日に1.5ml。つまり、1月に15ml程度になる計算だ。相当、減ってきたと感じる。しかし、それにつれて、乾癬は復活している。ほぼ全身に復活しているため、今年の夏も長袖を着て過ごさざるを得ないと思っている。

 ステロイドによる副作用は、血糖値の増加や、皮膚が薄くなるなどが感じられる。薬効が切れるころには、発熱や頭痛を感じていたが、この頃はそこまで感じなくなっていた。

 しかし、今回は第4週がゴールデンウィークにかかり、抗がん剤の休止期間が2週間と長くなっているせいか、やや頭痛がしている。ステロイドがどのような作用をしているのかの詳細は分からないが、症状が緩和するどころか、服用によって悪化しているようにさえ思える。こうなると、むしろ、ステロイドが悪さをしているのではないか、と不安さえ覚えてくる。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。