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#3 旦那にお届けする懺悔メシ【2024/3/17】

大学から一人暮らしをしていたけれど、結婚前はほんとうに最低限しか料理をしなかった。どれくらい最低限かというと、料理を作ったらおお!となって写真に納めるくらい(偏見ですごめんなさい)。
「丁寧な生活」というものに憧れたり、食費を浮かすために職場にお弁当を持っていったりはしてたけど、あんまりちゃんとした料理をしていた記憶はない。

だから結婚してから私のレパートリーはぐんと増えた。おいしいおいしいと食べてくれる人がいることでこんなにモチベーションが湧くとは。

あと、結婚してから料理の話が楽しくなった。この私が「これおいしい!レシピ教えて〜」なんて会話をするようになるとは思わなかった。料理好きと仲良くなりたかったらレシピを聞きなさい、ってこないだ読んだ本に書いてあったな。今度使ってみよう。

幸い旦那はあんまり食にこだわりがない。いわゆる「グルメ」ではない。言わずもがな、私も。

だから、なのか、だけど、なのかは分からないけど、私の作った料理は美味しい美味しいと平らげてくれるのでこちらも特に不満はない。

だから(今度は自信を持って「だから」)日本の食材がびっくりするほど高いアメリカでも、今のところなんとか生きていけている。スーツケースに詰め込んで持って帰ってきた食材と、両親からの支援物資はだいじにだいじに食べながら。
だいじにしすぎて賞味期限を切らしてしまうので、すべて一覧にして壁に貼り付けているけど、正直あんまり意味がない。消費じゃないからね、と言い訳にしつつ、まだなお貴重にとってある食材がいくつもあるのは内緒。


「献立が決まらない」という悩みは主婦あるあるだと思う。私もそれに陥ったとき、旦那に「なに食べたい?」と聞いてみたら、「大根」とか「しめじ」とかいう返ってきて、それ以来、聞くのはやめた。

そんな彼の大好物は、たぶん「ごま油」。本人は認めてないけど、ごま油を使った料理だと反応がよい。
そんな彼のお気に入りメニューをご紹介。理由もなく旦那に冷たく当たってしまったときに反省のあまり登場しがちなので、私はこっそり「懺悔メシ」と呼ばせていただいている。

・大根サラダ

食べたいものを聞くと真っ先にあがる「大根」。煮たり焼いたりするよりも、圧倒的に生食派らしい。

大根を切ってごま油とめんつゆとポン酢で和えて、海苔とかつお節をのせる。大根一本があっという間に消えます!ほんとに!

・ケールチップス

ケールなんておしゃれなもの、日本では食べたことなかったよ。こっちでは安く手に入るのでありがたい。

ケールの葉っぱをちぎって一口大にして並べ、オイルと塩をふりかけてオーブン150度で20分〜30分じっくり。ポテチよりはよっぽどカロリー低いし、ケールは栄養満点らしいので、けっこう重宝してる。
ちなみに私はセットで焼くブロッコリーの方がすき。

・ゴーヤチャンプルー

これはアメリカに来てから作れてないなぁ。
義実家でゴーヤを育ててたので、日本にいる時はお裾分けしてもらってたくさん作った記憶。

・餃子

久しぶりに包んだら思ったより好評で嬉しかったので最近よく作ってる。タネにめちゃめちゃ水分入れるミシュラン特製メニューで肉汁たっぷり。ごま油マシマシが好きらしい。

・蕎麦

老後は蕎麦打ちを趣味にしたいらしい。これって男性あるあるの夢なの??
一度いっしょに蕎麦打ち体験に行ったけど、道のりは遠そうでしたね。

・カヌレ

砂糖たーっぷりのカヌレ。アメリカではカヌレなんて手に入らないので、自分で焼くようになりました。形はいまだかつて成功したことないけど、味はだいじょうぶみたい。
一度作るとカロリー爆弾が12個爆誕してしまうので、誰かにお裾分けできる時にしか作らないようにしてます。食べる時の罪悪感を考えると、カヌレこそが1リアル懺悔メシかも。

しばらくはこのメニューが登場せずにすみますように。どうか平穏に過ごしたい。

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