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どんなにTEDトークを見ても答えは結局自分の中にしかない

1年前にFacebookをやめ、半年前にTwitterのアカウントを削除した。毎日頭の中が常に情報でいっぱいになっていて、休まる時がなかったから。

外からの情報を減らし、自分の内面と対峙する時間を増やすと、自分が本当に欲しいもの、衝動を自分の内側ではなく外側に求めていたのに気づいた。私はいつも「まだ知らないこと」「今ここにないもの」「行ったことのない場所」ばかりを見ていた。

今思えば、私は情報依存症だったのだと思う。"何か有益な情報を見逃してはいけない""自分の求めているものがもしかしたらそこにあるかもしれない"という強迫観念に狩られて常に新しい情報を求めていた。

しかし、いくら有益な情報を得ても、私自身の答えは結局自分の中にしかない。

どんなに素晴らしいTEDトークでも、インスピレーションは受けても、自分自身への答えはそこにはない。

私は情報を得て行動をしていた”気になっていた”だけ。

もちろん行動は大事だけれど、この場合の情報を得るという行為は英語で言う”proscranation”(ぐずぐずと引き延ばすこと)であり、私は肝心の「自分の本心と向きあう」ことから目を背けるために情報を探し続けていただけだった。

自分が本当に求めているものに、自分自身が気づいていたならば、情報は有益なものとしてきちんと利用できると思う。けれど自分の内面との対峙なしにそのツール(情報)をうまく使いこなすにはできない。

人に会うこと、情報を得ること、旅に出ること等、もちろん外に向かっての行動は大事。

でもそれと同じくらい、自分の内面と対話することもこれからは重視していきたい。

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