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入社面接で「大学生活でライブ200本」を驚かれた私が今、ライブハウスイベントを立ち上げた話

みなさんは就職活動の面接で何を語ったか覚えていますか。

スカパー!には、スキなエンタメへの熱い思いをもって就職活動に挑んだ社員が数多く存在します。

今回の「 #これを語って入社しました 」では、中学生の時にロックバンドに魅了され、大学時代には200本のライブを見に行ったという入社3年目社員・Sさんのエピソードを紹介します!



ロックバンドとの出会い


幼い頃から音楽が大好きだった私。

歌うことが大好きで、子どもの頃、「将来の夢は歌手!」と言っていたこともあったくらい。(特段歌が上手いとかいうわけでは全然ありません)車の中で流れていた両親の音楽の趣味も影響して、J-POPばかり聴いていたように記憶しています。

そんな私がバンドの音楽にこんなにも魅了されるようになったのは、忘れもしない中学1年生の給食の時間がきっかけでした。

私の通っていた中学では給食の時間にお昼の放送があり、色々なテーマに沿って毎回1曲音楽が流れるコーナーがありました。そのコーナーで、ある日「先生のリクエスト曲」というテーマで流れたのがRADWIMPSの「君と羊と青」。当時、まだスマホを持ち始める少し前で、新しい音楽を知る場所はテレビが中心。テレビで観るのはアイドルやJ-POPアーティストがほとんどで、バンドの音楽をほとんど知らなかった私は、給食の時間に流れた「君と羊と青」に衝撃を受けたのでした。

世の中にはこんな音楽もあるのか…!と、バンドの名前と曲のタイトルを頭の中で何度も反芻して、家に帰ってからYouTubeでひたすらRADWIMPSの音楽を調べました。そこからはもうずぶずぶ沼にハマっていき、あっというまにRADWIMPSのオタクになりました。

当時はまだ音楽のサブスクリプションサービスが普及しておらず、CDを購入もしくはレンタルするか、YouTubeで検索するかが主に音楽を聴く手段でした。元々オタク気質な私は、可能な限りの手段を使ってRADWIMPSの音楽を深掘りしていましたが、その中で芋づる式にたくさんのロックバンドと出会い魅了されていきました。

音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されるそう。ちょうど趣味嗜好が形成される年齢で出会ったロックバンドの音楽が、今の音楽の好みはもちろん、人生にも大きく影響することとなります。


ライブに魅了される


前述の通り、私の原点はRADWIMPS。

ひたすら曲を聴き漁ったら、ライブに行きたい!と考えるのは自然な流れですよね。地方出身の私にとってライブに行くのはちょっとだけハードルが高く、やっとRADWIMPSのライブに行けたのは高校生になってからでした。

アイドルのライブには行ったことがありましたが、バンドのライブは初めて。ステージで演奏される生の音楽の良さはもちろんのこと、お客さんの熱量にとても驚いたことを鮮明に覚えています。この会場にいる全員が同じ音楽を好きで、その同じ音楽を同じ瞬間に聴いて、拳をあげて、自由に歌って踊る。そんなバンドのライブ空間が大好きになりました。そして、私もいつかこんな空間を作りたいと、漠然とではありますが考えるようになり、大学受験でもそんなことを頭の片隅におきながら学部選びをしました。

そして大学入学とともに上京し、ライブがより身近になり、それまでよりもっと色々なライブに足を運ぶようになった頃。大学の友人に「このライブ行けなくなっちゃったから代わりに行ってくれない?」とチケットを譲ってもらいました。

ハルカミライというバンドの「天国と地獄ツアー」初日、渋谷クラブクアトロ(2019年2月7日(木))。

ハルカミライのライブをご存知の方は分かるかと思いますが、気づいたら自分の頭の上に人がいるようなライブで、なんならメンバーさえも自分の頭の上にいます。

それまで割とメジャーなバンドのライブを中心に行っており、会場もZepp規模がそれまで行ったことのあった中で一番小さいくらいだった私は、そのとんでもない状況に強く衝撃を受けました。RADWIMPSの「君と羊と青」を初めて聴いた以来くらいの衝撃だったかもしれません。

人の熱量がこんなに高い場所を私は今までに見たことがない。

そう思うくらい、バンドとお客さんの熱量がぶつかり合って、会場内に充満した熱量をライブハウスがさらに上げている感覚で、はじめはちょっと引くレベルだったのですが、ライブが終わる頃にはもうハルカミライとライブハウスの虜になっていました。 

それからは暇さえあればインディーズバンドの音楽を漁り、ライブハウスに行き、大学4年間で約200本のライブに足を運びました。

スカパーJSATに入社


大学生活でたくさんのライブに足を運ぶ中で、高校生の頃の漠然とした「音楽に携わりたい」「ライブを作りたい」という私の想いはより鮮明なものになり、就活もそんな想いを背景に、「多くの人の感情を動かす仕事がしたい」という軸を持って、エンタメ業界を志望していました。

スカパーJSATのグループミッションは私の想いにぴったりで、様々な“Space”で人の感情を動かし、「好き」を「大好き」にすることを目指すこの会社で私も働きたい!と思い、入社を決めました。

面接では、自己紹介で「大学4年間で約200本ライブに行きました!」と言って驚かれたことを今でも覚えています。

「類は音を呼ぶ」を立ち上げ


ここまで私がバンドとライブハウスにハマった話をつらつらとお話してきましたが、ここからが本題といっても過言ではありません。

夢だったエンタメ業界で働くことが叶い、その次に持った想いは、やっぱり「ロックバンドとライブハウスの魅力をもっとたくさんの人に伝えたい」ということでした。

非常に多くのロックバンドが存在する中、SNSやサブスクでバズったら売れるという、バンドの本来の良さが伝わらない形の売れ方が定番化している昨今。そんな今だからこそ、「ライブハウス発の人気バンドを生み出すチャンスをスカパー! で創出したい」という想いから、今回「類は音を呼ぶ」というイベント企画を立ち上げました。

「類は音を呼ぶ」という企画タイトルには、「同じ音楽を好きな人、志や音楽性が似通ったバンドが寄り集まる場所にしたい」という想いを込めています。

私自身、自分の好きなバンドが出演するライブに行った際、対バン相手の知らなかったバンドを、ライブを見て好きになることがよくあります。そのきっかけには対バンの空気感も大きく影響していて、バンドの元々の関係性はもちろん、お互いがお互いのライブに影響を受けてより良いライブが生まれたり、時には対バン相手の曲をワンフレーズカバーするなんてこともあったり。
ワンマンだけじゃ見れないバンドの姿を見れること、その日その対バンでしか生まれないライブの空気感があること。
それが対バンの醍醐味だと思っています。特に、2MANで、バンドがお客さんだけではなくお互いのバンドに向き合ってライブをする時に、よりこの醍醐味が発揮されると感じています。だからこそ、似た志や音楽性を持ったバンド同士が対バンすることで、どちらか一方のバンドを見に来たとしても、気付いたら対バン相手のバンドも好きになっていた、そんなライブが作れたらいいなと思っています。

また、ライブハウスに足を運ぶ中で、私にはたくさんの友達ができました。それは間違いなく音楽の力があってこそ。同じライブを見て、感想を言い合って。同じものを好きな人同士が同じ瞬間を共有できるって最高なことだと思いませんか?もちろん、友達になれと言いたいわけではなく、隣の人と言葉を交わさなくても、胸に秘めている想いが同じだったら素敵だと思うんです。

なにより、音楽を心の底から愛する人たちが集まる空間は、最高以外の何物でもありません。

そんな空間を作りたいと思っています。

Vol.1は6月12日(水)、渋谷 Spotify O-Crestにて開催します!

出演バンドはkoboreとTHE BOYS&GIRLS。
それぞれのバンドカラーは持ちつつ、キャッチーで爽やかなメロディー、まっすぐでありながらも繊細さのある歌詞という似たものを持つ2バンド。ライブを観た人からは、それぞれ「koboreに救われた」「ボイガルに救われた」という声が多く、感情に訴え元気をくれるライブにも似た部分があると私自身感じています。似た部分があり、ファン層も被っているものの、実はこれまでに2MANという形でライブをおこなったことはなく、「類は音を呼ぶ」のイベントコンセプトにぴったり当てはまるこの2バンドに記念すべき初回を飾ってもらいたいと思い、お声がけさせていただきました。


ロックバンドと、たくさんのお客さんと、ライブハウスの空気。色々な要素と偶然が重なり合って、その日その瞬間にしか出会えない音楽があります。

サブスクやSNSでは出会えない音楽がライブハウスにはあります。

私自身がライブハウスとロックバンドに出会ったあの瞬間を、もっと多くの人に味わってほしい。

「類は音を呼ぶ」は、そんな瞬間をたくさん創り出すライブにします!

チケットは一般販売中!ライブハウスとロックバンドを愛する人はもちろん、まだライブハウスに行ったことがないという人も!まさに“類は音を呼ぶ”そんな日になりますように。会場でお待ちしております!

<類は音を呼ぶ produced by スカパー! Vol.1> 
開催日時:2024年6月12日(水) 18:30開場 / 19:00開演
開催場所:渋谷 Spotify O-Crest(渋谷区道玄坂2-14-8 5F)
出演アーティスト:kobore、THE BOYS&GIRLS
チケット代金:前売 ¥3,600 / 当日 ¥4,000
チケット販売URL:https://eplus.jp/ruihaotowoyobu/
公式X:https://twitter.com/RUIOTO_official
主催:スカパーJSAT株式会社



RADWIMPSの1曲をきっかけに、そこから音楽自体の良さだけでなく、ライブハウスで感じられる熱気や対バンで生まれる好きなバンドとの新しい出会い、そしてライブをきっかけにできた仲間を大切にしているSさん。

そんなSさんが企画した今回の”類音”。
きっと、「ライブハウスってやっぱり最高!」ーーそう思えるイベントになるのではないでしょうか。


▽これまでの「#これを語って入社しました」シリーズはこちら


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