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深夜のほろ酔いコンテンツで最高の晩酌を

午後19時すぎ。

仕事を終え、PCを閉じてご飯の支度をする。
ご飯を並び終えて冷蔵庫からおもむろに取り出すビール。
この一口目を喉に注いだ瞬間、今日頑張ってよかったと報われる感覚が至高なのだ。

この記事では、
晩酌大好き編集部員が、そんな至福のひと時の気分を盛り上げてくれる“ほろ酔いコンテンツ”をご紹介させて頂こうと思う。


ほろ酔いコンテンツ1 「獣になれない私たち」

2018年に放送されていた、新垣結衣さん・松田龍平さん主演の日本テレビ系ドラマ、「獣になれない私たち」。

このドラマ、この年のビールの売り上げを引き上げたんじゃないかというくらい、見ていて「ビールを飲まずにはいられない」ドラマだった。
(この記事を書くにあたって久しぶりに見たが、2〜3話見たあたりでやっぱり我慢できなくなって友人に「ビール飲みに行こう」とクラフトビール屋さんに誘ってしまったほど(笑))

「晩酌気分」を盛り上げてくれる要素としてまず、登場人物たちが毎晩のように通うクラフトビールバー・「5tap(ファイブタップ)」の存在がある。

仕事の悩みも、人間関係の悩みもすべてを包み込んでくれるマスター、タクラマカン斎藤(松尾貴史)と、彼の注ぐクラフトビール。(毎回違うビールが繋がっていて、店名の通り5種類から選べる)
「こんな店が近所にあったらな…!」と何度思ったことだろう。

そんな「けもなれ」だが、改めて見ると設定も会話もやっぱりリアルだなと思わされた。

第4話にて。

「クラフトビールの泡っていうのは雑味が多いからね。だから泡は少なめの方がビール本来のうま味を味わえる」

(中略)

「彼氏いるのに恋したいってどういうことっすか!?」
「いろいろ…余計な雑味が含まれてる」

「獣になれない私たち」(第4話)より一部抜粋

「獣になれない」ーつまり、馬鹿になれない・素直になれない登場人物たちの感情の動き方や距離感の縮まり方にリアリティを感じるドラマなのだが、
そういう「大人だから、一辺倒にいかない」複雑さと、クラフトビールの味の苦味・酸味・甘味・旨味…色々と混じり合いの複雑さの2つが、時にリンクしているのがよかった。


とはいえ、

実際に5tapみたいなお店を求めてビアバーに行っても、あんなに静かで、かつ一人で入ってもソワソワしない落ち着いたお店は珍しい。

いつかはああいう一人でも入れる行きつけができたらいいな、そう思いながらクラフトビール缶を飲み干す日々は続く。

▼見逃し視聴はこちらから。


ほろ酔いコンテンツ2 「吉田類の酒場放浪記」


お次は、現在もBS-TBSで放送中、2003年から20年以上放送している長寿”ほろ酔いコンテンツ”、「吉田類の酒場放浪記」。

1回15分と短い番組の中で、吉田類さんが毎回酒場を訪れ実際にお店のメニューを食べたり飲んだりしていく。
比較的”赤提灯”的な古き良き呑み屋が紹介されることが多いので、日本酒や焼酎をつまみにゆったりと視聴したい。

そんな「吉田類の酒場放浪記」、大体ロケというとお店を貸し切ったり営業時間外に行われたりするのをよく見るが、この番組ではお客さんもぎっしりいる中で一緒に飲み食いするのが特徴だ。
お店の人やお客さんとのおしゃべりの様子を見ながら一緒に飲んでいると、まるで自分もお店のお客さんの一人に溶け込んだかのような気分になってくる。
(お客さんやお店の人の言葉に字幕がないのも「自分もお客さん」という気分を盛り上げてくれるのかもしれない。)

気づいたら連続して何回分も見てしまって、日本酒も進む進む!
近所の素敵なお店を知るのにも活用できるかも。

▼スカパー!で「吉田類の酒場放浪記」を視聴するならこちら


ほろ酔いコンテンツ3 「晩酌の流儀」

2022年にテレビ東京系にて放送された「晩酌の流儀」。
2023年にはシーズン2も放送されている。

「晩酌」をテーマに描かれているこのドラマを、それこそ晩酌しながら見ていたのだが、1話見て「これが究極の晩酌なのか…ッ!」と圧倒されてしまった。

まず、いきなりそれを感じたのがドラマ冒頭。

主人公・伊澤美幸(栗山千秋)の晩酌は「その日の朝」から始まっていたのだ。
漬けていたらっきょに食べごろが来たことを確認。それをつまみに食べる夜に期待しながらビアグラスを冷凍庫で冷やして出勤していた。
さすがに私は朝は家を出ることに必死で、夜の晩酌のことを考える暇はない。

定時で退社した後はサウナで整い、買い物をし、帰宅。(ここまで、コーヒー牛乳や、スーパーでの日本酒の試飲も断って、究極に喉を乾かしているのも徹底していてすごい。絶対に誘惑に負けてしまう…。)

スーパーで買ってきた食材を、「晩酌用」にアレンジする手順は料理番組さながらで、見ているこちらも喉が渇き、お腹が空いてくる。

そしてついに、ビールをグラスに注ぎぐびぐびと飲む姿には、思わず乾杯したくなってしまう。ここまでよく我慢した…美幸さん!

このドラマは、「音」も晩酌欲をそそる要素になっていると思う。
料理シーンで炒め物をする音、グラスにビールを注ぐ音、そしてビールを飲む音、まるでビールのCMみたいにとにかくどれもいい音で、イヤホンをして見るとたまらない。

ぜひ今度、「晩酌の流儀」レシピで晩酌をしてみたいと思う。
美幸さんのルーティンはこなせる自信は全くないので、あくまでレシピだけ、ということで。(笑)

ほろ酔いコンテンツ4 「恋愛戦略会議」


今夜最後は、これから放送されるほろ酔いコンテンツもご紹介。

2024年3月13日(水)から4夜連続で放送される「恋愛戦略会議」(フジテレビ系)。
タイトルだけでも既に面白そうだが、「4人の女性たちが、お互いの恋愛を成就させるべく夜な夜なクラフトビールバーに集い【戦略会議】を行う」というあらすじに(これはほろ酔えるに違いない…!)と確信している。

放送を楽しみに待ちつつ、ドラマと一緒に飲みたいクラフトビールでも探しに出ようかな。



まだまだ晩酌と共に視聴したいコンテンツがたくさんあるが、今夜はここまで。
またご紹介できる日が来たら掲載させていただければと思う。


それでは、よい夜を!


(文・タンタン)


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