(裏方)保育士徒然闘病日記 最終話

話としては終わりになるんだけど、どうしてもあの「障害なんて隠れ蓑だ」って言われた事は一切合切許してはいないですし、高齢の先生に向かって「じゃあ辞めれば？」って言ったことも許してはいないです。
言えば
「こういう事を許す様では何も改善されないし、障害を持っている人達や高齢者の人達に失礼なのでは？」
私は思う、こんな発言は撤回するべきであり、本当の福祉職なんかじゃない。今回5話程度で書いた『(裏方)保育士徒然闘病日記』は全て本当の事です、小さい田舎町で起きた、そしてこの5年間で全部本当にあった発達障害者の保育士や保育補助の先生の話です。
こんなこと言う必要も無いかもしれないけど、8年前の入学オリエンテーションの時、貴方はこう言ってましたよね？
「福祉職は腐ってる、お前らがその業界を変えるんだ」って
どの口が言っているのでしょうか？上の人も福祉職に就いているなら貴方達も外面良くても中身が腐っていては意味を成さない、需要と供給すら何も生まない。
私の親は「あの人は仏様の様な人だ」それは違う、貴方はちゃんと見たこともないことをさも見たかの様に知らない事を黙認しているのと同じですよ。
「人は人、自分は自分、仏様と神様は別物。」
そんな事言っているのを聞いたら貴方が思い上がるだけだ。
そんなの端からただの虚しいだけの発言ですよ。
果物で例えるならば「切ってみなければ腐っているのかすら分からない、言ってしまえば福祉職なんてシュレディンガーの猫の様な状態」なのですよ。
福祉職に就く人達誰でも言えることだと思うんです。18歳を迎えて福祉関係の仕事に就こうとしている学生さん、これから保育士の資格を取るか迷っている親御さんだったり、福祉系大学に行こうとしている人達にだって言えます。
福祉職は基本外面良くしている。法人理念とかあまり気にしない方がいい、それは後でもどうにでもなる。この業界人手足りないから喉から手が出る程人が欲しい、こんな上層部の人達がいるのを想像してみて、貴方に病気や障害が仮に見つかりました。わかった途端、

「じゃあ辞めれば、障害なんて隠れ蓑」

そう言われたら居たくないじゃない。今の発言は普通じゃない、社会に出たら自分の合う仕事をとことん探して欲しい、この発言が他の業種の人達に見つかった時なんて言われるか分かる？

「それ、パワーハラスメントだよ」

って言われる。
他の業種の人達そう言うよ、福祉職全般叩く訳でもないから言うけど、こんなところ新入社員とか、新人さんにみせられる？でも仕事に就く人達は覚悟した方がいい、洗脳されることがほとんどと半分利用者さんに対しての暴力、福祉職っていうのは子どもが1人で生きていくのにはそれなりの大人の教えが無いと出来ない仕事、自分で何かやることが苦手な障がい者や障がい児に手を差し伸べられる人が望ましい。それは自分にだってそうだし、同じ様に出来ないなら出来ないなりに言う、ストレス溜まって虐待する人だっている。この子は変だから、言うこと聞かないからって言う大人の暴力と精神的暴力は同じ、誰が傷跡残すの？

「外面良くして中身の腐った施設に預けてしまった親御さんは何も悪くない、子どもや障がいのある利用者さんを傷跡残した大人達が悪い」

中身の成熟していない人はこの仕事ははっきり言って向いていない、誰だって成長出来ていない所あるよ、上から目線で言った40も50も年取った大人達だって子どものままの人もいる。そう言ってる人って大体なんて言ってるか知ってる？

「自分達が若い頃の世代はそうだった」

そう言ってる人沢山いるよ、自分もまだ未熟だし、なんならまだまだ子ども。じゃあお前が出来ることなんだよって言われたら？

「子ども達と沢山遊んでいっぱい笑わすこと」

それだけ。
こんなにギャーギャー煩い事四の五の言いたかないけど福祉職って精神論でどうにも出来ないし、場合に拠っては警察沙汰、なんて事もある。施設によっては隠蔽している可能性は有るだろうけど、人が足りなくなるのは誰の責任ですか？

「成績も良くて、若い人？いやいや、そんなんじゃこの業界終わりますよ。もうほぼカツカツの状態なのに無理言って後から困るの上層部の人達ですよ」

わかったか？保育士とかさ若い人がいい、年寄りはいる意味無いってほざいたのどちら様ですか？

保育士の人達は育てる。その人の成績が悪かろうが良かろうが新人は何も知らないのだから腐った部分見せないでやってみせろよ、そんなパワハラ気質な業種なんだから炎上もするし、同じ職員も差別される側になるんだよ。

ゴタゴタ言ってごめんなさい、そして来年の春から保育士は退職する。外面良くても中身腐った業界にいて病気とか障害持っていて差別されるくらいなら働く希望すら見いだせない。居ても意味無い、でも腐っても保育士だったなら子どものお手本になるよ、それが本当の大人のやり方なのでは？裏で頑張って働いて、信頼して預けている親御さんだっている、それなのに子どもの事知らんぷりしたりゴミ箱の中に入れる人達は保育士なんて言えたもんじゃない。お子さんとか高齢者に障害があって施設に入れてる人だっている、その人達が声を上げたくてもあげられない。職員が見て見ぬふりしてる人沢山いる。普通じゃない、平等？ふざけたこと抜かすなよ、その職員はその人達の声潰してんのと一緒。
私はこんな腐ってるならやらないし、政治家とか福祉職は私が変えますなんて言っている人達はその人達を利用しているだけ、現実福祉なんてくさってる。でも配慮して働かせて頂いたことには感謝してます。

以上全部本当の小さい田舎町で起きた障害のある保育士の小さい声だけどもう辞める福祉職、腐った世界にさよなら。

(裏方)保育士徒然闘病日記 5話目 [完]