セキュリティエンジニアのガン討伐 4話 周りの応援バフ・声掛けって難しいね

表題のバフはマジである。

「バフ」は一時的な能力向上だったり効果向上だったりを指すが、
本当にそうなった。

家族の応援・親しい人たちの応援・職場の応援エトセトラ
どんな形の応援でも、とても嬉しかった。

「どう声かけていいかわからなかった」
「心配してたんだ」
そう言ってくれるだけでも、ほっとした。
心配かけるのは本望ではないのだが、忘れられなかったと思えるのはそれだけでも励みになった(私だけかもしれないが)

やはり、病気になった人への声掛けは難しいと思う。
心配している側も心配される側も経験した今だから、ちょっと言えるかもしれないことをメモする。
私が思ったことなので、万人が当てはまるわけではないと思うのでそれはご了承いただきたい。

・体調は秒で変わるわけではないからかなりの頻度で聞かれると気が滅入る
 誤解してほしくないが、私の経験したケースでいうと、これはある。
 心配はとてもうれしい、が辛くなる面もあるというのもケースとしてあったなと思ったので記載する。
 心配している側だと、いつどうなってるかわからないのと、次のアクション考えるため聞いてしまう。だが心配される側だと、しんどいときはず~~っとしんどいし、まぁ普通のときは普通なのだ。そして過剰に聞かれる(と過敏に思ってしまう)と自分はそういう人なんだと思うとさらに気が滅入ってしまう。心配されるのはありがたいと思っている分、いっぱいいっぱいになってしまうことがあった。これで一回喧嘩した、申し訳ないと思っている。なんなら私は心配している側で同じことしてめちゃくちゃ怒られたことがある。2時間に1回聞かれてもそんなに体調は変わらない(こともある)。
 そういうときは、自分から症状をよくしゃべるようにした。今こういう症状でてる!!と主張することで、いつくらいがピークになりそうか想定できるようにしてもらった。これはコミュニケーション方法として私はよかったと思う。

・体調の心配は迷惑ではない。ただ伝え方は難しい。
 わがまま言いやがってと思うかもしれない。心配されるとしんどいといいながらかまってほしいんかよと思うかもしれない。
 すまないそれは、頻度の問題である。
 ダイエット中に2時間に1回「やせた?」って聞かれるくらいにちょっともういいよ、、ってなるのを想像してもらえたらよいかなと思う。
 話を戻そう。
 体調の心配は確かに第一声難しいと思う。どこでどのタイミングで病気の話聞くかにもよるだろう。病気の内容と今自分の環境とかで声かけづらいということもあるだろう。
 私のケースで話すと、環境とか抜きにして、個人対個人として話をしてくれる人はとても嬉しかった。周りが配慮の塊魂の人ばかりだったのもあるが、私個人として心配してくれた。
 実は「若いのに」や「もう◎◎できないのかわいそう」みたいに言われることがあるかもしれないと思うと、とても怖かった。それをされると、周りと比較して評価して私を値踏みされるような気がしていたのだ。
 私の周りはそうではなかった。まぁ一部は近いのがいたが、その人はさようならする良い機会となったと思うことにしている。私だから心配している、頑張ってるね、乗り越えて遊びに行こう、いろんな声掛けをしてくれた。
 体調の心配をするときは、その人を見て声をかけてあげてほしい。蔑まれてると受け取られるのは悲しいため、優しい言葉で包んで渡してあげてほしい。

・体調の心配の話するの難しい場合は、普段の連絡でもいい
 長文でわがままいいやがってと思うかもしれない。それはごめんなさい。
 ごちゃごちゃいいやがってどうすればいいんだよってなるあなたへ。
 普段の連絡をしてください。
 なんでだよってなるかもしれないが、それだけでもうれしいのだ。
 病気を打ち明けてから途端に遊びに誘ってくれなくなった人もいる。
 Twitterで病気の話をしても一切触れない人もいる。
 責めることはない。きっと話にくいのかもしれないし、私をどうでもよいと思っているのかもしれない。
 ただそういう中で、オンラインオフライン問わず遊んでくれた人たちはとてもありがたかった。なんでもない写真だけ送られたり、会話に混じるだけでも居場所を感じることができる。
 後から心配してたんだよ、と言われると、それはそれでありがたいが、複雑でもある。静観していた理由を聞いてみたくなる。ただ、言いにくいのもわかる。難しいね。

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